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2013/10/30

企業情報

Lufthansa AG―IT事業を部分合弁化―

この記事の要約

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)がIT事業の一部を合弁事業に切り替える考えだ。電算・コールセンター向けのインフラサービス業務を単独で継続するには事業規模が小さく競争力を保てないためで、コスト削減プログラム […]

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)がIT事業の一部を合弁事業に切り替える考えだ。電算・コールセンター向けのインフラサービス業務を単独で継続するには事業規模が小さく競争力を保てないためで、コスト削減プログラム「Score」の一環として実施する。IT子会社Lufthansa Systems AGの広報担当者への問い合わせをもとに25日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。

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合弁化に向けて今後、関心を示す企業と交渉を行う。同合弁にはLufthansa Systemsの従業員(計4,300人)のおよそ3分の1に当たる1,300人が移籍予定で、そのうち1,000人をドイツのケルスターバッハ(フランクフルト近郊)とフレンスブルク(独北部)拠点が占める。国外ではロンドン、ダラス、シンガポール、ブダペスト、ブエノスアイレスの5拠点が対象となる。Lufthansaは合弁化により、1,000万ユーロのケタ台のコストを圧縮する計画だ。

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Lufthansa Systemsはグループ外の企業にもサービスを提供している。昨年の売上高は6億900万ユーロで、約2,000万ユーロの利益を計上した。

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