ドイツ電気電子産業界の動き

ダイムラーとBMWがEV分野で提携、ワイヤレス充電共同開発へ

ダイムラーとBMWは8日、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車向け非接触(ワイヤレス)充電システムの分野で提携した。電磁誘導方式のワイヤレス充電技術を共同開発し、規格や仕様を共通化する。数年内の市販化を目指す。 […]

電機業界受注高、5月は今年最高の12.1%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の5月の新規受注高は前年同月比12.1%増となり、今年に入って最高の伸びを記録した。国内が19.5%増と大きく伸びてけん引。国外はユーロ圏がやや振るわなかったもののユー

洋上風力発電パークで技術トラブル、3カ月以上稼働できず

度重なる計画の変更や遅延の末、昨年8月末にようやく完成した洋上ウィンドパーク「バード・オフショア1(Bard Offshre 1)」が、ここ3カ月以上、運転できない状態となっている。技術的なトラブルが原因であるものの、障

ヴァイトミュラー―同業R.シュタール買収を断念―

独中堅電子機器メーカーのヴァイトミュラー(デトモルト)は4日、同業R.シュタールへの株式公開買い付け(TOB)で確保した議決権付き株式が19%にとどまったと発表した。同50%以上の確保をTOBの成立条件としており、買収計

07年以前のPCにも著作権料課金=最高裁、日米4社の敗訴確定

2008年の著作権法(UrhG)改正以前に製造・販売されたパソコン(PC)とプリンターが著作権料の課金対象になるかどうかをめぐる係争で、通常裁判の最高裁である連邦司法裁判所(BGH)は3日、両機器とも課金対象になるとの判

アルストム独子会社にカルテル制裁金、熱交換器分野で

ドイツ連邦カルテル庁は4日、仏アルストムの独子会社アルストム・パワー・エナジー・リカバリーに対しカルテル制裁金189万ユーロを課すと発表した。発電所の再生式熱交換器向けサービスで同業のバルケ・デュルと違法な取り決めを行い

ダイアログ・セミコンダクター―墺社と合併協議―

半導体製造の独ダイアログ・セミコンダクターは6月26日、墺AMSとの合併に向けて協議している事実を明らかにした。英『ファイナンシャル・タイムズ(FT)』紙の報道を追認したもので、対等合併を目指している。交渉は初期段階にあ

独・墺の半導体メーカーが合併協議

独半導体メーカーのダイアログ・セミコンダクターは26日、オーストリア同業AMSと合併協議を行っていることを明らかにした。対等合併する方向で交渉を進めているが、協議は初期段階にあり、実現するかどうかは定かでないとしている。

タブレット販売台数、今年は900万台の大台に

独情報通信業界連盟(Bitkom)は18日、ドイツ国内のタブレットPC販売台数が今年は920万台となり、前年比で約15%増加するとの見通しを発表した。900万台を超えるのは初めて。増加率は昨年の52%を大きく下回るものの

メガネ型情報端末、ドイツ人の3割が関心

ドイツ人の31%がメガネ型情報端末の利用に関心があることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託を受けて市場調査会社ARISが実施した消費者アンケート調査で分かった。「必ず利用する」との回答も13%に上っている。AR

アルストムのエネルギー部門はGEの手に

仏重電大手アルストムのエネルギー部門をめぐる買収合戦は米ゼネラル・エレクトリック(GE)に軍配が上がった。フランス政府とアルストム経営陣がともにGEによる買収を支持したためで、GEは製造事業の再強化戦略を前進させるととも

WMF AG―上場廃止に向けTOB―

投資大手のKKRは19日、傘下の独キッチン用品メーカーWMF(ガイスリンゲン)の上場廃止計画を発表した。株式公開買い付け(TOB)を行ったうえで、第2位株主のFibaと共同で持ち株会社を設立。Fibaと合わせて90%以上

Media-Saturn

流通大手Metroの家電量販子会社Media-Saturnが、店頭販売価格が一日に何度も変動する販売方式を採用する。同方式を導入するAmazonなどのネット通販に対抗する狙いで、まずはオランダの店舗で試験的に実施する。ピ

太陽電池の新設能力、1-5月期は45%減少

独ソーラー業界団体BSW Solarが連邦ネットワーク庁の未公開データをもとに19日発表したところによると、今年1~5月にドイツ国内で新設された太陽電池の発電能力は約818メガワットにとどまり、前年同期を45%下回った。

シーメンスが三菱重工と連携、アルストム買収計画を共同化

電機大手の独シーメンスと三菱重工業は16日、仏同業アルストムのエネルギー部門に対する共同買収計画を発表した。米競合ゼネラル・エレクトリック(GE)のアルストム買収計画に対抗する提案。シーメンスは当初、買収の意向を単独で表

Manz AG―リチウムイオン電池生産ラインを受注―

独機械大手のManz(ロイトリンゲン)は10日、リチウムイオン電池の製造ラインを受注功したと発表した。受注規模は千万ユーロのケタ台の前半で、個々の案件では同社史上最大という。 今回受注したのはスマートフォンやタブレットの

スマートフォン利用率55%に、1年で14ポイント上昇

独情報通信業界連盟(Bitkom)は11日、14歳以上のドイツ人に占めるスマートフォン利用者の割合が現時点で55%に達し、1年前の41%から14ポイント上昇したと発表した。従来型携帯機の利用率は52%でやや低下している。

Senvion SE―親会社Suzlonが株式の部分放出検討―

独風力発電設備大手Senvion(旧Repower、ハンブルク)の株式が市場に放出される可能性が出ている。経営不振が続く親会社の印Suzlonが資金調達目的で保有株の部分売却を検討しているためだ。Suzlonのキルティ・

Siemens AG―手荷物処理システム事業の売却中止―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は3日、手荷物処理・郵便小包仕分けシステム事業を米投資会社Wilbur Rossに売却する方針を撤回すると発表した。理由は明らかにしていない。メディア報道によると、交渉がまとまった

Osram Licht AG―リストラ強化、来年以降も生産能力調整へ―

照明機器大手の独Osram(ミュンヘン)が組織再編の取り組みを強化する。半導体ベースのLED電球市場が予想を上回るスピードで拡大し、従来型電球の需要が急速に落ち込んでいるためだ。同社のヴォルフガング・デーエン社長は経済誌

任天堂―欧州拠点をフランクフルトに移管―

任天堂は独アシャッフェンブルク近郊のグロースオストハイムにある欧州事業統括拠点をフランクフルトに移管する方向だ。アシャッフェンブルク郡のウルリヒ・ロイター郡長が6日明らかにしたもので、広報担当者は10日AFP通信に、物流

太陽電池製造装置業界に光、2年ぶり増収に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した国内太陽電池製造装置業界(部品を含む)の2014年第1四半期の売上高は前年同期を18%以上、上回り、2年ぶりに増加へと転じた。主力市場のアジアのほか、中東・北アフリカ(MENA

防犯・警報装置市場、昨年は4.2%拡大

独電気電子工業会(ZVEI)は4日、ドイツの防犯・警報装置市場規模が昨年約31億ユーロとなり、前年比で4.2%拡大したと発表した。30億ユーロを超えたのは初めて。工場・公共建設向けと更新需要が特に旺盛だった。最近は装置の

シーメンスが白物家電合弁から撤退か

電機大手のシーメンスは自動車部品大手のボッシュと共同で運営する白物家電の合弁会社BSHボッシュ・ウント・シーメンス・ハウスゲレーテから全面撤退する考えのようだ。シーメンスは電力、オートメーション、デジタル化を軸に経営資源

Siemens

電機大手のSiemensが計画する組織再編で全従業員(36万人)の3%に当たる1万1,600人が影響を受ける見通しだ。ケーザー社長が5月30日の投資家説明会で明らかにした。広報担当者は「人員削減は必ずしも雇用の喪失を意味

Siemens AG―従業員1万人削減か―

電機大手の独Siemensは先ごろ打ち出した組織再編計画に伴い従業員およそ1万人を削減するとの観測が浮上している。内部情報をもとに経済誌『ヴィルツシャフツボッヘ』が23日報じたもので、特に独エアランゲンの拠点が影響を受け

BASF

化学大手の独BASFはこのほど、リチウムイオン電池用陰極材料の生産を開始すると発表した。ルートヴィヒスハーフェン本社工場で生産した原料を受託製造会社IBU Tecに供給。IBU Tecが独東部のワイマールにある回転炉で陰

独電機輸出が5四半期ぶりに増加、ユーロ圏向け回復

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した2014年第1四半期(1~3月)の業界輸出高は399億ユーロとなり、前年同期比で3.7%増加した。1年前の水準を上回るのは5四半期ぶり。ユーロ圏向けが回復していることが大きい。

稼働足踏みの洋上風力パークに光、変電所来月から設置へ

送電インフラの整備の遅れが原因で未稼働状態が続く北海・シルト島沖の洋上風力発電パークSylwin1にようやく薄日が差してきた。同発電所の海底送電線・変電プラットフォーム設置を担当する電機大手のシーメンスは来月半ばにもSy

Siemens AG―洋上風力発電で大型受注、15億ユーロ強に―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は15日、オランダの洋上風力発電パーク建設プロジェクト「Gemini」向けにタービン150基を納入すると発表した。契約には15年間の保守点検サービスが含まれており、受注総額は15億

シーメンス、洋上風力発電で大型受注

独電機大手のシーメンスは15日、オランダの洋上風力発電パーク建設プロジェクト「ジェミニ」向けにタービン150基を納入すると発表した。契約には15年間の保守点検サービスが含まれており、受注総額は15億ユーロを超える。 ジェ

Siemens AG―組織再編、電力・デジタル化などを軸に―

電機大手の独Siemensは6日、組織再編計画を発表した。これまでの4部門(セクター)16事業(ディビジョン)体制を廃止。電力、オートメーション、デジタル化を軸に事業を整理し、新年度が始まる10月1日から9事業体制に切り

三菱重工業―Siemensと製鉄機械分野で合弁―

三菱重工業は7日、電機大手のSiemensと共同で製鉄機械の合弁会社を設立すると発表した。製品ラインアップを拡充するとともにグローバル展開を加速。市場環境が厳しさを増すなかで競争力を強化する意向だ。 当局の承認を経て20

渡り鳥が方向感覚喪失、エレクトロスモッグで

電子機器から発生する電磁波ノイズ(エレクトロスモッグ)が渡り鳥の方向感覚を狂わせることが、独オルデンブルク大学のヘンリク・モーリットセン教授を中心とする研究チームが実施した調査で明らかになった。これまで「生物学的プロセス

Wincor Nixdorf AG―ユーロ高響く、上期3%減収に―

キャッシュディスペンサー、POSシステムを手がける独Wincor Nixdorf(パーダーボーン)が5日発表した2014年3月中間期決算の売上高は12億3,000万ユーロとなり、前年同期比で3%減少した。新興諸国通貨の通

Solarworld AG―業績改善―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)が6日発表した2014年1-3月期(第1四半期)暫定決算の営業損益(EBITベース)は1億2,740万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(3,230万ユーロ)から大幅に改善した

Wacker Chemie

多結晶シリコン大手の独Wacker Chemieが5日発表した2014年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は6,420万ユーロとなり、前年同期の510万ユーロから12.6倍に拡大した。太陽電池・半導体産業からの需要回

スマホ利用、中高生の8割以上

独情報通信業界連盟(Bitkom)が4月28日発表した児童・生徒のインターネット・携帯電話利用に関する実態調査によると、スマートフォンを「少なくとも時々利用している」と回答した8~9歳の児童は25%だった。利用(保有)率

CE製品買い替え時期、65歳以上の6割が「壊れたら」

65歳以上の高齢者の60%はテレビや携帯電話などのコンシューマーエレクトロニクス(CE)製品が壊れるまで買い替えないことが、独情報通信業界連盟(Bitkom)がこのほど実施した消費者アンケート調査で分かった。14~29歳

シーメンスが北京汽車と合弁、EV用モーター生産で

独電機大手のシーメンスは20日、中国の自動車大手・北京汽車と共同で電気自動車(EV)、ハイブリッド車用モーターの合弁生産会社を設立することで合意したと発表した。シーメンスは自動車部品事業から2007年に撤退しており、今回

Enercon GmbH―再可エネ法成立後に投資凍結を解除―

独風力発電タービン大手のEnercon(アオリヒ)は再生可能エネルギー法(EEG)改正案の成立後、これまで凍結してきた1億1,000万ユーロ規模の国内投資を解除する意向だ。ハンスディター・ケットヴィヒ社長の発言として『フ

Weidmueller Interface GmbH & Co. KG―同業R. StahlにTOB―

製造業向けに幅広い電子機器を提供する独Weidmueller(デトモルト)は10日、同業R. Stahlに対し株式公開買い付け(TOB)を実施する意向を表明した。R. Stahlの筆頭株主である創業家に買収交渉を打診した

Sick AG―発電所向けセンサーを中国で受注―

センサー製造の独Sick(ヴァルトキルヒ)は8日の決算発表で、中国の石炭発電所およそ600カ所向けに脱硝装置用のセンサーを受注したことを明らかにした。同国では公害が深刻化しており、環境関連向けの需要拡大が期待されている。

WMF AG―支店・物流拠点80カ所以上を閉鎖へ―

キッチン用品メーカーのWMF(ガイスリンゲン)は14日の決算発表で、組織再編計画を発表した。今後予定する国外事業の強化の前に組織の無駄を省き、収益力を強化する考え。計50以上の支店と同30以上の物流拠点を閉鎖し、従業員6

Manz

独機械メーカーManzはこのほど、米Kemetのイタリア子会社kemet Electronics Italyから機械製造事業を取得すると発表した。リチウムイオン電池製造装置分野のノウハウを強化する狙い。買収金額は公表しな

超伝導ケーブルの実証実験、RWEが実施へ

電力大手の独RWEが超伝導ケーブルの実証実験を実施する。広報担当者の発言として10日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、第2四半期中に開始する予定だ。 本社所在地エッセンの中心部に約1キロメートルのケーブルを敷設。

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