次世代発電所向け新素材、独日3社が共同開発
独鉄鋼最大手ティッセンクルップの素材開発子会社VDMは、提携先の独エネルギー大手エーオン、日立パワーヨーロッパと共同で次世代発電所向けの新素材を開発した。次世代発電所は蒸気の温度を従来の600度から700度に引き上げて発 […]
独鉄鋼最大手ティッセンクルップの素材開発子会社VDMは、提携先の独エネルギー大手エーオン、日立パワーヨーロッパと共同で次世代発電所向けの新素材を開発した。次世代発電所は蒸気の温度を従来の600度から700度に引き上げて発 […]
フラウンホーファー太陽エネルギー研究所(ISE)の物理学者フランク・ディムロート氏は昨年1月、3層構造の多接合型太陽電池で変換効率41.4%を実現した。従来のシリコン太陽電池の変換効率は20%に満たない。同氏はこの功績を
化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が5日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比93.3%増の4億2,200万ユーロに拡大した。景気回復のほか、3,000人規模の人員整理を
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が4月29日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は前年同期比177.4%増の10億2,900万ユーロと大幅に拡大した。世界のほぼすべての地域で需要が回復
工業ガス大手のLindeが4日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は2億1,300万ユーロで、前年同期から66.4%増加した。コスト削減策のほか、世界的な景気の回復が大きい。売上高は7.4%増の28億
香料・フレーバー大手の独Symriseが4日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は4,040万ユーロとなり、前年同期比で93%増加した。需要が大幅に回復、売上高と営業利益(EBITDAベース)もそれぞ
ドイツの高級車メーカーが炭素繊維の活用に本腰を入れ出した。ダイムラーは4月28日、東レと炭素繊維複合材料(CFRP)を共同開発する契約を締結。BMWも4月上旬、炭素製品大手の独SGLグループと合弁会社を設立し、米国に炭素
フラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム研究所(IWES)などの産学研究チームが、メタンガスをエコ電力の貯蔵手段として利用する技術を開発した。再生可能電力によるエネルギーで二酸化炭素(CO2)からメタン(CH
特許薬業界団体の研究開発型製薬工業会(VFA)は4月27日、加盟45社の2009年売上高が前年比3.6%増の380億ユーロに拡大したと発表した。輸出が5.5%増と好調でけん引、売上全体に占める輸出の割合は1ポイント増の5
2010年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は6億9,300万ユーロで、前年同期から63%増加。農業化学部門が苦戦したが、プラスチック部門が製造業からの需要増大で販売を大きく増やしたことが反映された。売上高は5.3%増
2010年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は1億9,140万ユーロとなり、前年同期(5,670万ユーロ)の3倍以上に拡大。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の売り上げが急増し、収益を押し上げた。売上高は12.9%
独化学業界の労使は21日の合意で、賃上げの見送りを決めた。経済危機で企業業績が悪化しているためで、ベースアップよりも雇用の維持を優先させた格好だ。協定期間は11カ月。開始時期は地区により異なる。 \ 一時金は原則として支
治療用抗体を開発する独Morphosys(マルティンスリート)が27日発表した2010年1-3月期決算の営業利益は470万ユーロとなり、前年同期の420万ユーロから12%増加した。研究開発費を提携先の大手製薬メーカーから
ドイツでバイオテクノロジー企業の設立ブームが起きてから10年あまりが経過したにもかかわらず、期待されたていたような大きな成果はあまり出ていない。新薬認可にこぎつけるなど成功を収めた企業はごくわずかで、医薬品の研究開発を手
独商品テスト機関のStiftung Warentest(SW)は22日、薬局の相談サービスに関する調査結果を発表した。それによると、調査対象となった店頭薬局とオンライン薬局の計50軒のうち、5段階評価で2番目に高い「優」
投資会社の米Goldman Sachsと英Permiraが売りに出している独特殊化学子会社Cognis(モンハイム)に複数の競合企業が関心を示しているもようだ。メディア報道では、独BASFと英Croda、米Lubrizo
二酸化炭素(CO2)と太陽光から液体燃料を生産する人工光合成の技術開発を目指す産学協同プロジェクト「Solar2Fuel」がドイツで進められている。同プロジェクトは連邦教育研究省(BMBF)が支援する「有機電子工学フォー
独製薬大手のベーリンガーインゲルハイムは14日、60%を出資するエスエス製薬に対する株式公開買い付け(TOB)で、持ち株比率を93.83%まで増やしたと発表した。これによりTOBが成立し、残る株式も取得してエスエス製薬を
三菱化学が独同業BASFとの提携に意欲を示している。同社の小林喜光社長はフランクフルトで開催中の照明見本市Light + Buildingで『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に対し、「太陽光発電モジュール
連邦統計局が6日発表したドイツの2008年の医療費は前年比3.9%増の2,632億ユーロとなり、国内総生産(GDP)に占める割合は10.5%に達した。09年はGDPが5%縮小したため、同割合は11%を突破したとみられる。
カールスルーエ工科大学(KIT)と英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、3次元の物体を見えなくするメタマテリアルの開発に成功した。ナノスケールの3次元フォトニック結晶(ウッドパイル型フォトニック結晶)に特殊な
独与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と自由民主党(FDP)が特許薬の価格引き下げ案で合意した。レスラー連邦保健相(FDP)が26日明らかにしたもので、与党はこれにより医療費の膨張を抑制する意向だ。 \ 特許
化学系複合企業のEvonik(エッセン)は25日の決算発表会で2012年以降に予定する株式公開(IPO)を前倒しする可能性を明らかにした。株式市場の環境が急速に改善しているため、これを追い風に利用したい考え。同社のクラウ
化学大手のAltana(ヴェーゼル)は22日、塗料メーカーの独Aquaprint(オイテン)を買収すると発表した。包装材向けの塗料・インク事業を強化することが狙い。取引価格は公表していない。 \ Aquaprintはイン
BASFのコーティング剤子会社BASF Coatings(ミュンスター)はこのほど、韓国北西部の安山市に車両用塗料の開発センターを開設することで地元・京畿道政府と合意したと発表した。環境に優しい水性塗料と塗装工程の簡素化
Beiersdorfの粘着テープ子会社Tesa(ハンブルク)が25日発表した2009年12月通期決算の最終利益は1,920万ユーロで、前年から64.0%減少した。主要顧客産業である自動車、電機からの需要が大きく減少したほ
医薬品卸売・小売大手の独Celesio(シュツットガルト)が23日発表した2009年12月通期決算の税引き後損益は200万ユーロの黒字だった。1,900万ユーロの赤字となった前年からは好転したものの、薬局事業で計2億7,
後発医薬品大手Stadaのレッツラフ社長は30日、適正な価格であれば他社による買収提案を受け入れるとの立場を明らかにした。競合のRatiopharmは先ごろ、世界最大手のTevaに買収されることが決まっており、Stada
炭素製品大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)が18日発表した2009年12月通期決算の最終損益は6,030万ユーロの赤字となり、前期の黒字(1億9,050万ユーロ)から大幅に悪化した。鉄鋼市場の急速な冷え込み
富豪メルクレ家の資産管理会社VEMは18日、傘下の後発医薬品会社Ratiopharmの競売入札で、同業界の世界最大手メーカーであるイスラエルのTevaが落札したと発表した。取引金額は36億2,500万ユーロ。メルクレ家は
製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は23日、がん治療ワクチン「Stimuvax」の臨床試験をすべて中断すると発表した。多発性骨髄腫(MM)を対象とした第2相段階の臨床試験で患者の1人が脳炎を発症したためで、原因が
化学大手のLanxessが17日発表した2009年第4四半期(10~12月)決算の最終損益は1,400万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(3,200万ユーロ)から改善した。中国、インド事業が大幅に好転したほか、欧米の寒波で
独Bayer(レバークーゼン)は9日、化学部門のBayer MaterialScienceが民生家電向け電気活性ポリマーの開発を手がける米Artificial Muscle Inc.(AMI)を買収したと発表した。自社の
Bayerの製薬部門Bayer Schering Pharma(ベルリン)がアジア・太平洋事業を強化する。市場が世界で最も早いスピードで成長しているためで、特に進出が遅れているインドでは買収や提携などあらゆる可能性を模索
マックス・プランク・コロイド界面研究所(MPIKG、ポツダム)を中心とする独米研究チームが、ある種の二枚貝が海底の基質に自らを固定するために用いる足糸(byssus)の分子レベルの構造を解明することに成功した。アミノ酸と
2006年に製薬会社シエーリングの買収合戦を繰り広げたバイエル(レバークーゼン)とメルク(ダルムシュタット)。両社の製薬事業には共通点が多く、現在に至っても「ライバル関係」が続いているようだ。経済紙『ハンデルスブラット』
ミュンヘン大学ナノサイエンスセンター(CeNS)のディーター・ブラウン教授を中心とする研究チームは、標的タンパク質と特異的に結合する核酸分子(アプタマー)の候補物質を簡単にスクリーニングできる技術を開発した。熱泳動(サー
欧州連合(EU)の欧州委員会は2日、独BASFが開発した遺伝子組み換え(GM)ポテト「アムフローラ」の商業栽培を承認した。同社がEUに最初の栽培申請を出したのは13年前。GM作物に対する批判が環境保護団体や一部の加盟国で
工業ガス大手のLindeが4日発表した2009年通期決算の営業利益は23億8,500万ユーロで、前年から6.7%減少した。プラント事業の利益が21.3%減の2億1,300万ユーロに落ち込んだことが影響。最終利益は15.9
独化学工業会(VCI)が4日発表した2009年第4四半期(10~12月)の業界生産高は前期比で5.3%増加した。景気回復を反映したもので、世界の全地域で需要が拡大。設備稼働率は平均的水準(83~85%)をなお下回るものの
化学大手のEvonik(エッセン)は1日、風力、太陽光などの再生可能エネルギーで発電された電力を蓄える世界最大のリチウム・セラミック二次電池を開発すると発表した。発電量が風力や天候に左右される再可エネ電力の弱点を巨大バッ
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は2月28日、バイオサイエンス分野の製品・サービスを提供する米Milliporeを買収すると発表した。ライフサイエンス産業向けの事業を強化することで液晶への依存度の高い化学
化学・製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が2月26日発表した2009年12月通期決算の最終利益は13億5,900万ユーロで、前年から20.9%減少した。景気の変動を受けやすい化学部門の不振が影響。売上高と営業利益(
独総合医療大手のFreseniusグループ(バート・ホンブルク)が2月24日発表した2009年連結決算は売上高が前年比13%増(為替調整済み)の142億ユーロ、最終利益も同14%増の5億1,400万ユーロと好調だった。2
化学品の卸売と輸送を手がける独Brenntag(ミュールハイム・アン・デア・ルール)は2月25日、株式公開(IPO)計画を発表した。新株を約5億ユーロ発行。市場調達資金を他社買収や債務の圧縮に充て、競争力を強化する意向だ
ドイツの塗料業界は今年、緩やかな成長を見込んでいる。業界団体によると、ここ1年半ほど不振が続いた製造業からの需要が好転し、生産量は前年比1%増の246万トン、売上高も1.3%増の61億ユーロに増加する見通しだ。09年の生
2009年12月通期決算の純利益は14億1,000万ユーロで、前年から51.6%減少。不況による需要低迷で売上高が19%減の507億ユーロに落ち込んだ。ただ、10-12月期はコスト削減効果で4億5,500万ユーロの純利益
化学・製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)が23日発表した2009年12月通期決算の営業利益は前年比42.6%減の6億4,890万ユーロと大幅に後退した。経済危機のほか、医薬品事業の特別費などが大きなマイナス要因と
投資会社傘下の特殊化学大手Cognis(モンハイム)は業績が今後、年々拡大していくと見込んでいる。同社のアントニオ・トリウス社長は15日付『南ドイツ新聞』掲載のインタビュー記事で「リストラは終了した」と述べ、事業の先行き
製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)は10日、60%を出資するエスエス製薬を完全子会社化すると発表した。株式公開買い付け(TOB)を実施し、残り株を取得する。エスエス製薬は