EUが推進する研究開発

北欧投資銀、EUから1億1,400万ユーロの信用枠獲得

●約20億ユーロの政府・民間投資が実行に移される見込み ●バルト海に面した北欧やバルト三国、ポーランドが対象 欧州委員会は12日、欧州連合(EU)の中期投資計画「インベストEU」の枠組みに基づき、北欧投資銀行(NIB)の

欧州電子業界が品質向上で提携、東欧3カ国も参加

独インフィニオンの主導で、電子部品・システムの品質向上を図るプロジェクト「インテリジェント・リライアビリティ4.0(iRel40)」が動きだしている。欧州製品の競争力維持に向けて、部品レベルから高性能・長寿命の製品づくり

欧州バッテリー開発プロジェクト、リマックも助成対象に

欧州連合(EU)の欧州委員会は1月26日、加盟12カ国が電気自動車(EV)向け電池などのバッテリー開発プロジェクトに最大29億ユーロ(約3,600億円)の補助金を交付する計画を承認したと発表した。公的支援を通じてプロジェ

ポーランド新興企業、欧州ハイパーループプロジェクトに参加

ポーランドの新興企業ネヴォモ(Nevomo、旧ハイパーポーランド)が、欧州の磁気浮上式鉄道導入に向けたプロジェクト「ハイパーネックス」に参加する。同社の特徴は、米国発のハイパーループに着想を得ながらも、まずは在来線のイン

VW、自動運転トラックの正確な位置特定に成功

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は1月30日、自動運転トラックの走行試験で、安全な自動運転の要となる正確な自車位置特定技術の開発に成功したと発表した。

トラックの自動運転実証プロジェクト「プロパート(ProPART)」で開発されたシステムを活用したもので、自動運転車と路上センサーの双方から位置情報を取得し、「センチメートル単位」で位置を特定する。

「プロパート」プロジェクトには欧州4カ国の7企業・機関が参加しており、欧州衛星測位システム「ガリレオ」及びガリレオと連携するセンサーの信号を組み合わせて、トラックの安全かつ効率的な車線変更を可能とするシステムの開発を目指してきた。

仏ルノーが次世代充電技術の実証試験、32の企業・機関が協力

走行しながら充電できる非接触式充電(CDC)や様々な充電サービスについて、欧州各地で実証試験を実施する。

第1段階ではまず、一般の利用者のニーズと要望を分析した上で、今年4月から充電技術と電力インフラとの統合を評価する。

第2段階では22年上期からプロジェクトの最後まで、欧州各地で7つの実証試験を実施する。

テスラが電池補助金を独政府に申請か EU加盟国の補助金第二弾を経済省が中心に計画

所轄官庁の連邦経済省は、補助金を申請した企業の名を公表することはできないとしながらも、欧州域外の企業であっても補助金を支給できることを明らかにした。

欧州連合(EU)の欧州委員会は12月、電池の研究・開発、技術革新に向けた欧州企業のプロジェクトにドイツなど加盟7カ国が最大で総額32億ユーロを助成する計画を承認した。

独経済省はIPCEIの電池向け補助金の第二弾を計画しており、すでに昨年11月、事前通知を欧州委に提出した。

エストニア国営輸送、ラトビア企業とLNG燃料の機関車開発で協力

エストニアの国営輸送会社オペレイル(Operail)がラトビアのエンジニアリング会社ディガス(DiGas)と液化天然ガス(LNG)燃料の貨物鉄道車両の開発で協力する。

オペレイルが改装するのは米ゼネラルエレクトリック(GE)製のディーゼル機関車「C36」で、容量1万7,000リットルの燃料タンクをディーゼル油用とLNG用に分割したうえで新しい駆動システムを装備する。

オペレイルのトオムサル社長は「LNGタンクとシステムを後付けする方法なら、車両をイチから製造するより安価に収まる」との見方を示した。

ポーランド石油大手ロトス、水素燃料ステーションを整備

ポーランド2位の石油企業であるロトスが同国初の水素燃料ステーションを整備する。総額1,000万ユーロを投じ、来年末までにグダニスクとワルシャワの2カ所に充填機を合わせて50基備える供給所を設置する。欧州連合(EU)が域内

ハンガリーでアト秒光源研究センターが開所

ハンガリー南部のセゲドで23日、アト秒領域(1アト秒=100京分の1)の短パルス応用技術を開発するための極限光科学研究開発機構アト秒光源研究センター(ELI-ALPS)が開所した。欧州連合(EU)が長期科学政策として進め

EUのR&D投資、日米と比べ低水準

EU統計局のユーロスタットがこのほど発表した最新の研究開発(R&D)投資統計によると、域内28カ国の2014年のR&D投資は総額約2,830億ユーロとなり、10年前の1,943億ユーロから急増した。た

ブルガリア、ESAの協力国協定に調印

ブルガリアはこのほど、欧州宇宙機関(ESA)と欧州協力国協定に調印した。同国の科学研究機関や中小企業がハイテク商品・サービスの開発、応用プロジェクトに積極的に参加し、雇用創出につながることを期待する。 協定調印により欧州

独クノールブレムゼ、ハンガリー子会社が新EBS開発

独ブレーキ製造大手クノールブレムゼのハンガリー子会社フェークレンドセレクはこのほど、大型商用車向けの電子制御ブレーキシステム(EBS)を開発したと発表した。従来製品から軸重の計算方法及び制御手順を刷新し、欧州連合(EU)

ガリレオ衛星2基の打ち上げ成功、年間6基を軌道に投入

欧州独自の衛星利用測位システム「ガリレオ」の衛星2基が27日、仏領ギアナのクールー宇宙基地から打ち上げられた。欧州宇宙機関(ESA)によると、衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。ガリレオをめぐっては、昨年8月

ハンガリー、欧州宇宙機関に参加

ハンガリーは先ごろ、欧州宇宙機関(ESA)に参加する協定に調印した。これによってESA加盟は22カ国に拡大する。中東欧諸国ではチェコ、ポーランド、ルーマニアに次ぐ正式加盟となる。 ハンガリーは1991年に中東欧諸国として

スロバキア、ESAの協力国協定に調印

スロバキアは16日、欧州宇宙機関(ESA)と欧州協力国協定に調印した。2010年に第1段階の協力協定に署名し、研究者が各種のプロジェクトに参加してきたが、今後は企業の参加も可能になりさらに協力関係を深めていく。 スロバキ

EU28カ国のR&D支出、13年はGDP比2%

EU統計局のユーロスタットが17日発表した2013年の研究開発(R&D)投資に関する統計によると、EU28カ国のR&D向け支出は官民合わせて2,734億6,400万ユーロだった。域内総生産(GDP)に

EUが鉄道新技術開発を強化、官民共同で9.2億ユーロ投じ

欧州委員会はこのほど、鉄道分野の新技術開発に官民共同で取り組む計画を発表した。域内鉄道事業の競争力強化が目的。2014年からの7年間で9億2,000万ユーロを投じ、研究開発(R&D)を進める。 欧州委によると、

EUも無人航空機開発に着手、防衛相理事会で合意

EU加盟国は19日の防衛相理事会で、無人航空機の開発に着手することで合意した。米国、イスラエルの牙城を崩し、軍事能力を高めるのが狙い。英、仏、独など主要国が協力し、次世代の無人航空機を開発し、2020年をめどに生産を開始

官民共同の研究投資計画を発表、7年間で220億ユーロ投資

欧州委員会は10日、官民連携による研究・イノベーション投資計画を発表した。質の高い雇用を生み出す部門のイノベーションに今後7年間で総額220億ユーロを投入、雇用と成長を促進し長引く不況から脱却する糸口を見出したい考えだ。

ESAが2回目の「ベガ」打ち上げ、地球観測衛星など3基搭載

欧州宇宙機関(ESA)は6日、小型衛星3基を搭載した新型ロケット「ベガ」を南米の仏領ギアナにあるクールー宇宙基地から打ち上げたと発表した。ベガの打ち上げは昨年2月の初飛行以来2回目。ESAの地球観測衛星など3基の衛星を順

ガリレオが位置情報検出に成功、実用化に向け前進

欧州宇宙機関(ESA)は12日、オランダのノールトウェイクにあるESAのコントロールセンターで同日朝、欧州独自の衛星利用測位システム「ガリレオ」の衛星4基から発信された電波信号を受信・解析して経度・緯度・高度を割り出すこ

14年までの域内企業R&D投資、年4%増の見通し

EU域内の企業のR&D投資は、今年から2014年までの3年間、平均で前年比4%の増加となる見通しだ。欧州委員会が22日、域内企業の研究開発(R&D)投資に関する調査の結果として公表した。 \ R&#0

ガリレオ計画で新たに3件の契約、14年の運用開始が軌道に

欧州委員会は2日、欧州独自の衛星利用測位システム「ガリレオ」計画について、新たに衛星の製造と打ち上げに関する計3件の契約を結んだと発表した。EUは昨年10月に最初の打ち上げを行い、2014年の運用開始を目指している。同プ

欧州投資銀、日産のEV事業に2.2億ユーロ融資

EUの政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は9日、日産自動車が英国のサンダーランド工場で電気自動車(EV)の「リーフ」とEV用リチウムイオン電池を生産する事業に総額2億2,000万ユーロを融資することを正式決定したと

欧州投資銀、日産のEV事業に2.2億ユーロ融資

欧州連合(EU)の政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は9日、日産自動車が英国のサンダーランド工場で電気自動車(EV)の「リーフ」とEV用リチウムイオン電池を生産する事業に総額2億2,000万ユーロを融資することを正

ガリレオ計画が本格始動、実用衛星打ち上げ成功

EUは21日、欧州独自の衛星利用測位システム「ガリレオ」の実用衛星2基を仏領ギアナのクールー宇宙基地から打ち上げた。来年以降、年4回のペースで打ち上げを進めて2013年末までに16基の衛星を軌道に乗せ、14年の運用開始を

ATMなどの利便性向上、EU予算で実証試験実施へ

欧州委員会は8月30日、ATM(現金自動預払機)や自動券売機をはじめとするセルフサービス端末のアクセシビリティ向上を目的とするEUのプロジェクト「APSIS4all」に341万ユーロを投じ、今秋からスペインとドイツで2件

航空管制通信網をシームレス化、EU開発プロジェクト進む

飛行中の航空機と地上の管制局との音声・データ通信で使用される様々な通信メディアを相互に接続し、シームレスな通信ネットワークの構築を目指す欧州連合(EU)の研究プロジェクト「SANDRA」が進められている。限られた周波数を

第7次R&D支援計画、プロジェクト公募開始

欧州委員会のゲーガン=クイン委員(研究・イノベーション・科学担当)は19日、EUの研究開発(R&D)支援制度である第7次枠組み計画(FP7)に基づくプロジェクトの公募を開始すると発表した。今回の予算規模は前回よ

太陽風を宇宙船の推進力に、EUプロジェクト始動

フィンランド気象研究所を中心とする国際研究チームはこのほど、太陽から吹き出す電離した粒子の風(太陽風)を受けて進む宇宙船の開発プロジェクト「電子太陽風帆(E-sail)」に着手した。秒速400~800キロメートル(km/

日本と初の共同プロジェクト、次世代太陽電池を開発

EUは5月31日、日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で次世代太陽電池の技術開発を行うと発表した。世界最高水準となるセル変換効率45%以上の集光型太陽電池の開発を目的に、日本とEU5カ国が2014年

ガリレオ計画が本格始動、10月に初の実用衛星打ち上げへ

欧州委員会は23日、EU独自の衛星利用測位システム「ガリレオ」計画について、10月20日に最初の実用衛星2基を打ち上げると発表した。その後、順次打ち上げを進めて2013年末までに衛星18基を軌道に乗せ、14年の運用開始を

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