フィンランド議会選で反EU政党躍進、ポルトガル金融支援に暗雲
フィンランドで4月17日に実施された議会選挙で、反EUを打ち出す右派政党「真のフィンランド人」が第3党に躍進し、連立政権入りが濃厚な情勢となっている。同党は財政危機に陥っているポルトガルに対するEUの緊急金融支援に反対し […]
フィンランドで4月17日に実施された議会選挙で、反EUを打ち出す右派政党「真のフィンランド人」が第3党に躍進し、連立政権入りが濃厚な情勢となっている。同党は財政危機に陥っているポルトガルに対するEUの緊急金融支援に反対し […]
欧州委員会は4月20日、2012年EU予算の原案を発表した。予算総額は前年比4.9%増の1,327億ユーロ(支払いベース)で、伸び率は前年の2.9%を大きく上回る。予算案成立には加盟国と欧州議会の承認が必要となるが、各国
EU統計局ユーロスタットが4月26日発表した最新財政統計によると、2010年のユーロ圏17カ国の赤字は国内総生産(GDP)比6%となり、赤字幅は前年の6.3%から縮小したものの、EUの財政規律で上限となっている3%を大き
財政危機に直面するギリシャ政府は15日、追加の財政再建策を発表した。国有資産の売却などによる歳入増加と歳出削減により、財政赤字を2015年までに230億ユーロ減らし、国内総生産(GDP)比1%まで圧縮する計画だ。 \ ギ
アイスランドで10日、金融危機で経営破たんした大手銀行に口座を持っていた英国とオランダの預金者に公的資金で預金を払い戻す法案の是非をめぐる国民投票が実施され、反対多数で法案が否決された。同法案が国民投票で否決されるのは2
EU統計局ユーロスタットが15日発表したユーロ圏の3月の消費者物価統計によると、ユーロ圏の消費者物価指数上昇率(インフレ率)は前年同期比2.7%となり、前月の2.4%から0.3ポイント上昇した。速報値の2.6%から0.1
国際通貨基金(IMF)は11日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2011年の予想成長率を1.6%とし、前回予測(1月)の1.5%から0.1ポイント上方修正した。ギリシャ、ポルトガルなどで信用不安がくすぶってお
EUは12日に開いた外相理事会で、リビアに対する追加制裁措置を決めた。カダフィ政権の資金源になっているとされるエネルギー関連企業26社を制裁対象に加え、域内の資産を凍結する。すでにリビア国営石油会社(NOC)と関連会社の
欧州委員会は14日、リトアニアとスロバキアに対し外国人による農地取得を禁止する法律の適用を3年間延長することを認めたと発表した。西欧諸国と比べて安い農地が外国人投資家による投機の標的となる状況が続いていると判断し、両国の
財政危機に陥っているポルトガル政府は6日、EUによる緊急金融支援を欧州委員会に要請した。財政再建が議会の否決で行き詰まったことで国債発行による資金調達が困難になり、支援要請を迫られた。これを受けてEUは8日に開いた財務相
欧州中央銀行(ECB)は7日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を従来の年1.0%から0.25ポイント引き上げ、1.25%とすることを決めた。ECBの利上げは2008年7月
欧州委員会は4日、東日本大震災の支援策として、1,000万ユーロ(約12億円)の追加拠出を決めたと発表した。避難所で暮らす被災者のための食料、水、毛布などの購入に充てる。すでにEUは日本に500万ユーロの支援を行っており
欧州議会は7日に開いた本会議で、EUにマケドニアとの加盟交渉を「即座に」開始するよう求める決議を賛成多数で採択した。 \ マケドニアは2005年に加盟候補国認定を受けながらも、加盟交渉開始で足踏みしている。国名をめぐって
欧州委員会が3月30日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は107.3となり、前月の107.9から0.6ポイント低下した。同指数は1月から2カ月連続で上昇し、前月には2007年8月以来の高水準に達し
欧州委員会が1日公表したEU27カ国の人口統計リポートによると、域内では引き続き出生率が改善傾向にあるものの、65歳以上の人口が毎年約200万人のペースで増えており、このまま高齢化が進めば2060年には年金受給者1人を就
アイルランド中央銀行は3月31日、国内主要4銀行を対象として独自に実施したストレステスト(健全性審査)の結果、4行に追加で総額240億ユーロの資本注入が必要になったと発表した。アイルランドは金融危機で大きな打撃を受けた金
EU統計局ユーロスタットが3月31日発表したユーロ圏の同月の消費者物価指数上昇率(インフレ率、速報値)は前年同月比2.6%となり、前月の2.4%から0.2ポイント上昇した。これによりインフレ率は欧州中央銀行(ECB)が上
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は3月29日、財政危機に直面するポルトガル、ギリシャの長期国債の格付けを引き下げた。ポルトガルは1段階引き下げられ、投資適格ぎりぎりの「トリプルBマイナス」に
EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の2月の失業率(速報値・季節調整済み)は9.9%となり、前月の10%から0.1ポイント改善した。失業率が10%を下回るのは2009年12月以来。ドイツなどで景気回復により雇用
EU27カ国は24、25日にブリュッセルで開いた首脳会議で、ユーロ圏の包括的な信用不安対策について合意した。財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う総額4,400億ユーロの「欧州金融安定基金(EFSF)」の融資枠
EUは24、25日に開いた首脳会議で、域内14カ国にある原子力発電所143基すべてについて、年内に安全性を点検する検査(ストレステスト)を実施することで合意した。福島第一原発での事故を受けたもので、地震や洪水、停電、テロ
財政危機に直面するポルトガルの議会は23日、政府がまとめた財政再建に向けた追加削減策を否決した。これを受けてソクラテス首相は同日に辞意を表明。解散・総選挙を経て新政権が樹立するまで政治空白が生じることで、財政再建の混迷が
EUは24日、金融危機で大きな打撃を受けたルーマニアに12億ユーロの融資を実行したと発表した。同融資はEUが2009年2月、リーマンショックに伴う金融危機に見舞われたルーマニアへの支援として決めた国際通貨基金(IMF)、
EUは23日、リビアに対する追加制裁措置を決め、24日に発動した。リビア国営石油会社(NOC)の域内の資産を凍結するもので、国連安全保障理事会の決議に沿ったものだが、EUでは独自にNOCの関連会社5社も対象としている。
欧州委員会が23日発表したユーロ圏の3月の消費者景況感指数(速報値)はマイナス10.6となり、前月の同10.0から0.6ポイント低下した。前月は3カ月ぶりに改善していたが、再び悪化に転じた。 \ EU27カ国ベースの指数
EU加盟国は15日、ブリュッセルでエネルギー担当相、原子力安全当局者、原発関連企業の代表による緊急会合を開き、域内の原子力発電所の安全性を点検する「ストレステスト」を実施することで基本合意した。福島第一原子力発電所の事故
3月初めに来月の利上げを事実上予告した欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は18日、東日本大震災の影響で世界経済が減速する懸念が出ているにもかかわらず、予定通り利上げに踏み切る姿勢を示した。 \ トリシェ総裁は3月3日の
EU加盟国は15日に開いた財務相理事会で、EUの財政規律を定めた安定成長協定の改革案を発表した。規律違反国への制裁をスムーズに発動できるようにすることなどが柱。ギリシャなどの財政危機がユーロの信用を揺るがす事態に発展した
米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは15日、ポルトガルの長期国債の格付けを「A1」から2段階引き下げ、「A3」にしたと発表した。財政再建が景気見通しの悪化などにより順調に進まないと判断したため。これを受
EU統計局ユーロスタットが16日発表したユーロ圏の2月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率は速報値と同じ前年同月比2.4%となった。前月から0.1ポイント上昇し、2008年10月以来の高水準に達した。これにより
EU統計局ユーロスタットが16日発表した2010年10-12月期のユーロ圏の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.6%となり、過去最低だった前期の0.9%から大幅に拡大した。労働
ユーロ圏17カ国は11、12日にブリュッセルで開いた特別首脳会議で、信用不安に陥った国に対する金融支援の拡充策で合意した。総額4,400億ユーロの「欧州金融安定基金(EFSF)」について、融資可能額を引き上げるほか、危機
EUは11日、リビア情勢への対応を協議するための緊急首脳会議を開催、同国の最高指導者カダフィ大佐の即時退陣を要求する議長総括を採択するとともに、加盟各国が2月28日にすでに合意していたEU独自の対リビア制裁措置を同日付で
米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは7日、ギリシャ長期国債の格付けを従来の「Ba1」から3段階引き下げ、「B1」にしたと発表した。財政再建策の実現性を疑問視したもので、すでに「投機的水準」としていた格付
欧州会は9日の本会議で、トルコのEU加盟に向けた改革が「停滞している」として、人権保護などの分野での改革促進を求める決議を賛成多数で採択した。これに対してトルコ政府は改革の進展を主張し、猛反発している。 \ トルコはイス
コソボの地位問題解決に向けた同国とセルビアとの公式協議が8日に始まった。両政府による直接対話は、コソボが3年前にセルビアからの独立を一方的に宣言してから初めて。2日間にわたった初回の協議では具体的な成果はなかったものの、
欧州委員会は11日、日本政府の要請を受け、東日本大震災の被災地に捜索・救助チームと捜索犬を派遣すると発表した。「欧州市民保護メカニズム(European Civil Protection Mechanism=ECPM)」
欧州中央銀行(ECB)が来月にも利上げに踏み切る可能性が濃厚となってきた。ECBは3日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めたが、トリシェ総裁は理事会後
欧州委員会は1日発表した暫定経済予測で、2011年のユーロ圏の実質域内総生産(GDP)成長率を1.6%とし、前回予測(昨年11月)の1.5%から0.1ポイント上方修正した。世界経済の見通し改善に伴って輸出主導で景気回復が
EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の2月の消費者物価指数上昇率(インフレ率、速報値)は前年同月比2.4%となり、前月の2.3%から0.1ポイント上昇した。これにより欧州中央銀行(ECB)が上限目標値とする2%
EUのファンロンパイ大統領(首脳会議常任議長)は2月28日、ユーロ圏17カ国に対して、ドイツとフランスが先ごろ提案したユーロ圏各国の経済政策協調策「競争力協定」の草案を提示した。草案は未公開だが、年金受給年齢引き上げなど
EU統計局ユーロスタットは3日、2010年10-12月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。分野別では輸出が前期比1.8%増と引き続き好調で、景気回復をけん引した。また、個人消費が0.4%増となり、上げ幅が前期の
EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の1月の失業率(速報値・季節調整済み)は9.9%となり、前月の10%から0.1ポイント低下した。失業率が10%を割り込むのは昨年3月以来。ただ、なお高い水準にある。(表参照)
欧州委員会は2日、クロアチアのEU加盟に向けた最大の課題である司法改革について、同国がなお加盟基準を満たしていないとする報告書を公表した。クロアチアは6月までの加盟交渉完了を目指しているが、現時点で“合格”のお墨付きを欧
EUは2月28日、リビアが最高指導者カダフィ大佐派と反体制派との戦闘で内乱状態になっている問題で、カダフィ大佐への圧力を強めるため独自制裁を決めた。また今月11日にはリビア問題を協議するため、加盟各国の首脳が臨時会議を開
ギリシャ政府は21日、脱税対策を強化する法案を発表した。脱税の横行がEUなどから求められている財政再建の障害となっているのを受けたもので、一定額を超える脱税に禁固刑を科す。 \ 法案では所得税で7万5,000ユーロ、付加
欧州委員会が24日発表した2月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は107.8 となり、前月の106.8から1ポイント上昇した。ドイツの景況感改善にけん引され、2007年8月以来、3年半ぶりの高水準まで回復した
財政・金融危機に陥っているアイルランドで25日、下院総選挙が行われ、27日未明(日本時間27日昼)までの開票作業で与党・共和党が大幅に議席を減らす一方、最大野党の統一アイルランド党が第1党に躍進し、14年ぶりの政権交代が
欧州中央銀行(ECB)は21日、前週(14~18日)のユーロ圏国債の買い取り額が総額7億1,000万ユーロに上ったことを明らかにした。ECBは1月最終週から、ユーロ圏の信用不安が沈静化に向かっていることを受けて国債買い取
欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)は21日、EUが今年上期に実施する域内銀行の健全性審査(ストレステスト)の審査基準を3月2日に発表する予定であることを明らかにした。 \ EUは信用不安対策の一環として、