2011/3/2

ロシア

独VW、ロシアGAZと合弁生産で基本合意

この記事の要約

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)とロシア商用車大手のGAZは2月24日、GAZのニジニ・ノヴゴロド工場でVWとシュコダの車両を合弁生産することで基本合意した。VWはロシアでの生産台数を引き上げ、急速に拡大する同国の自動 […]

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)とロシア商用車大手のGAZは2月24日、GAZのニジニ・ノヴゴロド工場でVWとシュコダの車両を合弁生産することで基本合意した。VWはロシアでの生産台数を引き上げ、急速に拡大する同国の自動車販売市場で地位を固める方針。カルーガにある自社工場でも増産を計画している。

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両社の共同声明によると、ボルガ川流域にあるニジニ・ノヴゴロド工場で年間10万台以上を生産する。VW「ジェッタ」やシュコダ「オクタビア」、「イエティ」などを生産する計画で、これに伴い、同工場の生産能力を拡張する。両社は年内に最終合意し、正式な提携契約に調印する予定だ。

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また、VWは現在「ポロ・セダン」だけを生産しているカルーガ工場で、他のモデルの生産も開始する。

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ロシア政府は、外国の自動車メーカーに対し同国で年30万台以上を生産することを部品の関税減額措置の適用条件としている。同措置の申請期限は2月末であったため、米フォードも2月半ばにロシア2位のソレルスとの提携を決定。伊フィアットもロシアでの現地生産強化を決めた。(東欧経済ニュース2011年2月23日号「独VW、ロシアGAZと合弁生産」を参照)

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