2011/3/2

ハンガリー

マジャールスズキ、ロシアと北アフリカで拡販目指す

この記事の要約

スズキのハンガリー子会社マジャールスズキは、ロシアと北アフリカでの販売拡大を目指している。2月21日付けの現地英字紙『ブダペストビジネスジャーナル』(電子版)が竹内寿志社長の発言を引用して伝えた。\ マジャールスズキは昨 […]

スズキのハンガリー子会社マジャールスズキは、ロシアと北アフリカでの販売拡大を目指している。2月21日付けの現地英字紙『ブダペストビジネスジャーナル』(電子版)が竹内寿志社長の発言を引用して伝えた。

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マジャールスズキは昨年、ロシアで小型SUV「グランドビターラ(日本名:エスクード)」などを7,000台販売した。今後は「SX4」や「スイフト」などのコンパクトモデルの投入を強化し、2012年までに販売台数を3万台に伸ばしたい考えだ。同社の最大の輸出先はドイツだが、竹内社長は、「ロシアでの販売は今年、ドイツと肩を並べる水準に拡大し、来年にはドイツを抜いて最大の輸出先となる可能性がある」と述べた。

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同社はまた、北アフリカで小型車需要が成長すると見込んでおり、チュニジア、モロッコ、エジプトの3カ国で年間1万台の販売を目標としている。ただ、チュニジアとエジプトは政情不安から進出が難しいため、当面はモロッコ市場の開拓に力を入れる。

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マジャールスズキの昨年の生産台数は17万台と、前年から横ばいだった。国別輸出台数はドイツが1万8,000台で最も多く、英国が1万4,000台、イタリアとフランスがそれぞれ1万3,000台だった。今年も昨年並みの生産を予定しているが、経済状況が予想より改善した場合には、生産目標を上方修正する可能性もあるとしている。

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