2011/3/2

ポーランド

ソラリス、電気バス生産開始へ

この記事の要約

ポーランドのバス製造大手ソラリスは2月22日、2015年をめどに電気バスの生産を開始する計画を明らかにした。将来的には電気バスの国内トップメーカーとなることを目指す。\ 同社はまた、14年に新たな工場を建設する方向で検討 […]

ポーランドのバス製造大手ソラリスは2月22日、2015年をめどに電気バスの生産を開始する計画を明らかにした。将来的には電気バスの国内トップメーカーとなることを目指す。

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同社はまた、14年に新たな工場を建設する方向で検討を進めている。立地など詳細は未定だが、新工場では電気バス向けの軽量車体の生産を行う予定で、投資額は少なくとも1,000万ズロチに上る見通しだ。

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ソラリスはバスのほかトロリーバスやトラムの生産も手がけている。今年はバスを1,300台、トラムを20台生産し、売上高は15億ズロチを見込んでいる。

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ソラリスはポーランドのバス生産の56%を占める。同社の製品は6割が国外向けで、欧州23カ国のほかドバイ、フランス海外県レユニオンに出荷されている。

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■10年売上は10%増で過去最高に

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ソラリスが2月24日発表した10年売上高は前年比10.5%増の3億2,500ユーロとなり、これまでの記録を更新。販売台数も1,120台で過去最高となった。うち6割以上を占める713台が輸出され、残りの407台が国内で販売された。これにより、国内シェアはオムニバス市場で27.3%から36.6%に、市バス市場で53.1%から55.6%に上昇した。

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また、10年の主要輸出先であるスウェーデンとドイツでは、それぞれ224台、190台を販売。両国のバス市場におけるソラリスのシェアはスウェーデンで同国3位の15.6%、ドイツで同4.3%となり、国外メーカーとしては最大手となった。ドイツで販売したバスはすべて市バスで、市バス市場のシェアは9.3%に上る。

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ソラリスは10年に404人を新規雇用。昨年末の従業員数は1,966人に増大した。

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