欧州の消費者景況感が債務危機の直撃を受けている。市場調査大手GfKが17日発表した欧州12カ国の第2四半期の消費者景況感指数はドイツを除いて軒並み低水準を記録。特に財政危機に直面する南欧諸国は特に低迷が目立った。
\景気の見通しに関する指数をみると、ドイツは3.0(ゼロが長年の平均)となり唯一、プラスの水準を確保した。最低はイタリアの-6.02で、これにチェコ(-57.1)が続いた。
\所得の見通しに関する指数でもドイツが40.1でダントツの1位となり、2位のルーマニア(1.6)に大きく水をあけた。最低はイタリア(-68.0)で、ギリシャ(-48.0)とポルトガル(-33.7)とともに最下位グループを形成している。
\高額商品の購入意欲に関する指数はドイツが32.7で1位、オーストリアが22.4で2位に付けた。最下位グループはギリシャ(-45.2)、ポルトガル(-43.2)、英国(-42.3)の3カ国。
\GfKはドイツの数値が抜きんでて高い理由として、雇用情勢が安定し所得が拡大していることを挙げた。
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