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2012/7/18

経済産業情報

独広告市場、上期は2%拡大

この記事の要約

市場調査大手ニールセンが12日発表した2012年上半期の独広告市場規模は124億ユーロとなり、前年同期比で2%増加した。好景気のほか、サッカー欧州選手権に伴い企業の広告活動が活発化したことが大きい。\ 広告投資額が最も大 […]

市場調査大手ニールセンが12日発表した2012年上半期の独広告市場規模は124億ユーロとなり、前年同期比で2%増加した。好景気のほか、サッカー欧州選手権に伴い企業の広告活動が活発化したことが大きい。

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広告投資額が最も大きい業界は自動車で、前年同期比11%増の838億ユーロに達した。増加額が最も大きかったのはホンダ。テレビを中心に新型「シビック」の広告を展開したことで、額が増えたという。

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小売業界の広告投資額は21%減の7億7,100万ユーロへと大きく落ち込んだ。大手のMedia-Saturn(家電販売)、Aldi(ディスカウントスーパー)、Edeka(スーパー)が支出を抑制したことが響いた格好。

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スマートフォンの分野では米アップルが2,470万ユーロでダントツの1位となった。2位はサムスン(1,420万ユーロ)、3位はノキア(900万ユーロ)だった。

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広告媒体別では、インターネット(17.6%増)とラジオ(5.1%増)、テレビ(4.4%増)が増加。専門誌(1.8%減)、一般誌(3.5%減)、新聞(4.9%減)、屋外(3.5%減)、映画(11.7%減)は後退した。

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