2011/2/16

ロシア

ロシア個人貯蓄、今年も活発

この記事の要約

ロシアの個人貯蓄が今年も引き続き活発な観測だ。預金保険局の予測によると、預金残高の伸び率は2010年の31.2%を下回るものの、26~28%に達する見通し。今年後半には新規資金流入の勢いがやや衰えるが、通年で2兆6,00 […]

ロシアの個人貯蓄が今年も引き続き活発な観測だ。預金保険局の予測によると、預金残高の伸び率は2010年の31.2%を下回るものの、26~28%に達する見通し。今年後半には新規資金流入の勢いがやや衰えるが、通年で2兆6,000億~2兆8,000億ルーブル増加し、年末時点の預金残高は12兆4,000億~12兆6,000億ルーブルに上ると見られる。現地通信社インタファクスが伝えた。

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10年の預金残高は9兆8,200億ルーブルで、前年より2兆3,300億ルーブル増えた。増加率31.2%のうち、7.1ポイントが預金利息分と推定される。ロシア国民は昨年、年間を通じて貯蓄意欲が旺盛で、例えば1-11月の資金流入額は一日平均52億ルーブルと、09年の32億ルーブルを大きく上回った。

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12月単月の預金増加分は2010年通年の増加分の4分の1に相当するが、これは預金口座の利息計算などが年末に集中するため。12月に支払われた利息等は合計4,300億ルーブルで、預金利率が低下したため2009年の5,200億ルーブルに比べて少なかった。(1RUB=2.86JPY)

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