2011/2/16

バルト三国

エストニアの10-12月期GDP、07年以来の伸びに

この記事の要約

エストニア統計局が11日発表した2010年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)は、前年同期から6.6%増となり、07年第2四半期以来の高い伸びを示した。GDPは4-6月期から3四半期連続でプラス成長を維持。 […]

エストニア統計局が11日発表した2010年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)は、前年同期から6.6%増となり、07年第2四半期以来の高い伸びを示した。GDPは4-6月期から3四半期連続でプラス成長を維持。10年通期では前年比3.1%増となり、08年のマイナス5.1%、09年のマイナス13.9%から大幅に回復した。

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経済成長の追い風になったのは輸出。前年比35%増の87億5,000万ユーロで過去最高となった。スウェーデンやフィンランドからの電機や機械の需要が好調で、特に製品の輸出は実質ベースで53%拡大した。スウェーデンの通信インフラ機器大手エリクソンのエストニア子会社の輸出額は同国の輸出全体の10%を占めているという(スウェーデンのカール・ビルド外相)。

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国際通貨基金(IMF)は2日、エストニアの今年のGDP成長率が3.6%になると予想。スウェーデン大手銀行のSEBは先ごろ、当初予想の4%から4.5%に上方修正した。

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