2011/2/16

チェコ・スロバキア

鉱工業生産、チェコ・スロバキアとも活発

この記事の要約

チェコの生産活動が復調している。同国統計局が7日発表した2010年鉱工業生産は前年比10.9%の大幅増。09年は前年比13.6%減と2年連続で大きく落ち込んだが、自動車産業のけん引で回復に勢いがある。\ チェコ自動車製造 […]

チェコの生産活動が復調している。同国統計局が7日発表した2010年鉱工業生産は前年比10.9%の大幅増。09年は前年比13.6%減と2年連続で大きく落ち込んだが、自動車産業のけん引で回復に勢いがある。

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チェコ自動車製造業連盟によると、2010年の生産台数は前年比9.5%増。シュコダ(フォルクスワーゲングループ)、TPCA(PSAプジョーシトロエンとトヨタの合弁事業)、現代自動車のチェコ生産拠点の合計生産台数は1,072,263台に上り、初めて100万台を突破した。また、輸出が前年比17.7%増と好調だったのには、自動車産業が大きく貢献した。現地大手銀行の経済アナリストは、09年の深刻な景気後退の要因は外需の冷え込みだったが、昨年の経済成長は外需回復がけん引したと指摘している。

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一方、スロバキアの鉱工業生産も2010年12月が前年同月比19.7%増と好調だ。内訳を見ると、工業製品が19.4%増、電力・ガス・蒸気・冷気が24.4%増。工業製品の中では、輸送機器(38.1%)、機械(36.4%)、コンピュータ・電子機器・光学機器(27%)が大きく伸びた。

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