環境

再生エネ発電比率20%超える

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は29日、2011年上半期の再生可能エネルギー発電量(暫定値)が573億キロワット時(kWh)となり、前年同期の504億kWhから13.7%増加したと発表した。太陽光発電が急増し全体 […]

独自の基準で自然派製品、価格に敏感な健康志向派にターゲット

人工香料・着色料を使わない食料品などを市場投入するメーカーが増えている。オーガニック認証製品を購入するほどの金銭的なゆとりはないものの、体により安全な製品を求める消費者が増えていることが背景にある。「より健康に良い」製品

EUがWTOにパネル設置要請、カナダの再可エネ発電向け補助めぐり

欧州委員会はこのほど、カナダ・オンタリオ州の再生可能エネルギー政策を不当として世界貿易機関(WTO)に提訴している問題で、紛争処理小委員会(パネル)の設置を要請した。同州は再生可能エネルギーの発電事業者に対する支援策とし

「HFC-23」排出量、EUデータの2倍=スイス研究所

西欧諸国では強力な温室効果ガス「HFC-23」の排出レベルが、各国政府から提出されたデータを基に欧州委員会がまとめた統計値のおよそ2倍に上る可能性が出てきた。米国地球物理学連合(AGU)発行の学術誌「ジオフィジカル・リサ

MAN、ブラジルでエコ都市バスを公開

独商用車大手のMANはこのほど、ブラジルのリオデジャネイロでディーゼルと天然ガスを切り替えて走行できる環境配慮型のデュアル燃料システムを搭載する都市バスの試験車両を公開した。 \ 同試験車両は、サッカーワールドカップ(2

独エンタープライズ、ハイブリッド車をレンタル

米レンタカー大手エンタープライズ・レンタカーの独法人は、ハイブリッド車のレンタルサービスを開始した。導入したのはトヨタの「オーリスハイブリッド」で、ベルリンで試験的に15台を提供する。顧客の評判が良ければ、レンタルする地

英モーガンモーター、EV開発へ

スポーツカーメーカーの英モーガンモーター・カンパニーは、モータースポ-ツ関連エンジアリング企業の英ザイテックと共同で、電気自動車(EV)を開発するプロジェクト「モーガン+E」に開始した。17日付けの英自動車専門誌『オート

Eberspaecher―米でトラック用暖房生産へ―

自動車部品大手の独Eberspaecherはエンジンを止めた状態でも利用できるトラック用暖房(アイドリングストップヒーター)の生産拠点を2013年までに米国に設置する。仮眠目的でエンジンをつけて暖房を利用することが同国で

VW

自動車大手の独Volkswagen(VW)が一人乗り(ワンシーター)の電気自動車(EV)を開発している。通勤用などとしての需要を狙ったモデルで、同社が今春に発表したプラグイン・ハイブリッドのコンセプトカー「XL1」よりも

BayWa

農機商社の独BayWaは23日、風力発電パークの開発を手がける墺Ecowindの資本90%を460万ユーロで取得し買収すると発表した。将来性の高い風力発電事業を強化する狙い。Ecowindは中東欧を中心に事業を展開してい

環境に優しい自動車トップはトヨタ、独メーカー惨敗

ドイツ交通クラブ(VCD)が16日発表した2011/12年版「環境に優しい自動車リスト」で、トヨタ自動車・レクサスブランドのハイブリッド車「CT 200h」が総合1位を獲得した。同社は「プリウス」や「オーリス」などが上位

独ソーラー業界、厳しい時代に

ドイツの太陽光発電業界が苦境に立たされている。17日までに中間決算を発表したソーラー関連大手11社のうち増収増益を達成したのはSAG Solarstromのみで、SMA Solar Technologyなど4社は減益、Q

EU内の風力発電、20年に3倍超に=業界団体予測

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど公表した最新リポートで、EU27カ国における風力発電の総発電量は2010年の182テラワット時(TWh)から2020年には3倍以上の581TWhに達し、域内の電力需要に占める風

新車の環境性能を色別で表示、12月施行へ

ドイツ政府は3日、「乗用車エネルギー消費量表示政令(Pkw-EnVKV)」の改正案を承認した。二酸化炭素(CO2)排出量に車重を加味して作成する環境性能評価を消費者に分かりやすく色別で表示することを義務化するのが最大の柱

高速バス自由化法案が閣議了承

連邦政府は3日、連邦旅客輸送法(PBefG)改正案を閣議了承した。高速(長距離)路線バスの運行規制を大幅に緩和して自由競争を促すほか、自家用車の代わりに公共バスを利用する市民を増やし環境保護を強化する狙い。2012年の施

Siemens AG―スマートグリッド分野で米Boeingと戦略提携―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は8日、スマートグリッド分野で航空機大手の米Boeingと戦略提携すると発表した。まずは米国防省から大型受注の獲得を目指す。将来的には米国の他の官庁や民生分野にも事業を広げたい考え

RWE AG―上期大幅減益に―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)が9日発表した2011年6月中間期決算の営業利益(EBITDA)は前年同期比24.8%減の46億2,200万ユーロと大きく後退した。ドイツの原発廃止前倒しが最大の減益要因で、EBITD

Siemens

電機大手の独Siemensは4日、再生可能エネルギー事業を10月1日付で風力とソーラー・水力の2部門に分割すると発表した。風力発電タービン事業が好調な一方で、ソーラー発電事業が低迷していることに対応。分離により各事業が市

洋上風力発電の保守・運営拠点、RWEなどが北海に設置

独電力大手のRWEとエーオン、および風力発電事業者のWindMWは5日、北海のヘルゴラント島に洋上風力発電の保守・運営拠点を設置すると発表した。来年末までに完成させ、業務を開始する予定だ。 \ 同拠点は敷地面積が約1万平

小型風力発電への関心、ドイツでも高まる

家庭やビルの屋上などに設置できる定格出力数キロワット(kW)~数十kWの小型風力発電装置に対する関心がドイツでも高まってきた。英国などに比べ普及規模はまだ小さいものの、フラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム

遮音壁を発電所に、パイロットプロジェクト実施へ

ブランデンブルク州交通省(MIL)はこのほど、太陽光発電パネルと一体になった遮音壁を建設するパイロットプロジェクトを実施すると発表した。アウトバーンA10号線の8車線化工事の一環として建設する。12年末までに具体的な計画

水圧破砕による天然ガス採掘に環境相「待った」

シェールガス(非在来型の天然ガスの1種)の採掘で主流となっている水圧破砕法(フラッキング)について、ノルベルト・レットゲン連邦環境相(キリスト教民主同盟=CDU=)は環境汚染リスクに関する詳細な調査を実施する方針だ。地方

Siemens AG―風力発電設備の製造効率向上へ―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が風力発電設備の製造効率引き上げに取り組んでいる。作業工程の無駄を洗い出すとともに、これまで手仕事に頼ってきた作業を機械化。品質の高さを維持したまま製造時間の短縮とコスト圧縮を図る。

独風力発電市場回復、上期タービン新設が20%拡大

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は7月27日、今年上半期(1~6月)の風力発電タービンの国内新設発電能力が前年同期比約20%増の793メガワット(MW)に拡大したと発表した。昨年は金融危機の影響で大幅に落ち込んだが、2

炭素繊維製造設備を独4社が共同販売

ドイツの機械メーカー4社が炭素繊維製造のフル生産ラインを共同で販売している。1日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、すでに中国企業との取引が成立したという。 \ 販売提携するのはTruetzschler

RWEがスマートグリッド実証試験へ

エネルギー大手RWE(エッセン)は7月27日、ルール地方のミュールハイム市でスマートグリッドの実証試験を実施すると発表した。「E-DeMa」と名付けられた同プロジェクトでは、インターネットを通して電力市場価格情報をリアル

塩素メーカーが効率改善でコスト増に対応

電力価格の高騰や環境保護に対する関心の高まりを背景に、欧州の塩素メーカーが製造拠点の近代化を進めている。独バイエルはデュッセルドルフ近郊のクレーフェルト工場に高効率・低公害の新プラントを設置、蘭アクゾノーベルも1億4,0

ドイツの平均気温が過去130年で1.13度上昇

ドイツ気象局(DWD、日本の気象庁に当たる)は7月26日、ドイツの気候変化に関する最新レポートを発表した。それによると、ドイツの年間平均気温は1881年からの130年で1.13度上昇、上げ幅は同じ時期の世界平均(0.7度

英でEV販売が低迷・エコカー補助金も効果薄

英政府のエコカー補助金制度「プラグインカー・グラント」を利用して2011年4-6月期に購入された電気自動車(EV)やプラグイン型ハイブリッド車(PHV)は215台と、前期(1-3月期)の465台の半分以下にとどまったこと

EnBW―上期最終赤字に、原発廃止など響く―

独電力3位のEnBW(カールスルーエ)は21日、2011年6月中間期の最終損益が約5億9,000万ユーロの赤字に転落する見通しだと発表した。原発廃止の前倒しと出資金の評価損が響く。 \ EnBWは原発を4基保有する。原発

Merck

化学大手の独Merckは25日、有機薄膜太陽電池(OPV)向け半導体素材の開発でカーボン素材開発の米Nano-C-Inc.と提携したと発表した。電力変換効率で10%以上が見込める次世代OPV材料を開発していく。 \

ドイツ鉄道が水力電力調達、RWEから年9億kWh

ドイツ鉄道(DB)は25日、エネルギー大手のRWEから水力発電由来の電力を長期調達する契約に調印したと発表した。使用電力に占めるグリーン電力の割合を増やし、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する方針。取引規模は13億ユーロ

核廃棄物の管理計画策定が義務化、加盟国が指令承認

EU加盟国は19日のエネルギー担当相理事会で、欧州委員会が2010年11月にまとめた「放射性廃棄物および使用済み核燃料の管理に関する指令」を承認した。加盟各国は今後、原子力発電所や研究施設、病院などから出る放射性廃棄物の

バイオ燃料の認証スキームを承認

欧州委員会は19日、EU域内で使用されるバイオ燃料の持続可能性を証明する「自主的スキーム」を承認したと発表した。今回承認されたのは、「ISCC」「Bonsucro EU」「RTRS EU RED」「RSB EU RED」

独デュル、VW中国合弁会社からエコ塗装設備を受注

独産業設備大手のデュルは14日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)から江蘇省・儀徴市に建設する新工場の環境配慮型塗装システム「エ

英EVデモプログラムの結果を公表

英国のウェストミッドランズ州が実施した超低炭素車デモプログラム「Coventry and Birmingham Low Emission Demonstrators(CABLED)」はこのほど、実用試験の結果を公表した。

火力発電にも助成金=政府計画

再生可能エネルギーの普及拡大に向けて設置された温暖化防止基金(Energie- und Klimafonds)の助成金を火力発電所にも支給することをドイツ政府が計画している。野党・緑の党の質問に対する連邦経済省の回答で分

自然災害の経済損失、日本の震災で急増

再保険世界最大手の独Muenchener Rueck(ミュンヘン)は12日、2011年の自然災害による経済損失は1-6月期(上半期)だけで2,650億米ドルに達し、これまでで最悪だった2005年通期(2,250億米ドル)

Daimler AG―EV用モーターでBoschと合弁―

自動車大手のDaimler(シュツットガルト)は14日、部品大手のBoschと電気自動車(EV)用モーター分野で提携すると発表した。折半出資の合弁会社EM-motive GmbHを設立し、モーターを開発、生産する。合弁化

消費者が企業に求めるもの、トップは「雇用」=E&Y調査

会計監査法人のアーンスト&ヤング(E&Y)はこのほど、ドイツの消費者を対象に実施した企業の経済・社会的役割に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、企業の役割として「雇用」を非常に重視する人が73%

独自動車メーカー、持続可能性への取り組み本格化

ドイツの自動車メーカーが、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として環境保全をはじめとするサステナビリティ(持続可能性)への取り組みに本腰を入れている。経営指針の中に持続可能性を盛り込んでいない大手メーカーは1社もなく、

ポーランドが欧州委を提訴・排出枠の無償割当めぐり

ポーランドは8日、欧州連合(EU)の排出量取引制度(ETS)の対象となっている産業施設への二酸化炭素(CO2)の排出枠の割当を不服として、欧州委員会を欧州司法裁判所(ECJ)に提訴したと発表した。 \ EU-ETSの第3

EU-ETS第3期間の排出枠、12年に1.2億トン相当を有償割当

EU加盟国は13日開いた気候変動委員会で、EU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)における総排出枠のうち、1億2,000万トン相当の排出権について、2012年に前倒しでオークションによる有償割当を

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