農林水産

輸入物価が再上昇、7月上げ幅は7.5%に

ドイツ連邦統計局が26日発表した2011年7月の輸入物価指数は前年同月比の上げ幅が7.5%となり、前月の同6.5%を1ポイント上回った。上昇は2月以来で5カ月ぶり。石油価格の高騰に押され全体が強く押し上げられた格好。ただ […]

独自の基準で自然派製品、価格に敏感な健康志向派にターゲット

人工香料・着色料を使わない食料品などを市場投入するメーカーが増えている。オーガニック認証製品を購入するほどの金銭的なゆとりはないものの、体により安全な製品を求める消費者が増えていることが背景にある。「より健康に良い」製品

生産者物価指数、4カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した2011年7月の生産者物価指数(2005年=100)は前年同月比5.8%増の116.8となり、金融・経済危機前の08年7月に記録した過去最高を4カ月連続で上回った。エネルギー価格が全体を強

農家補助金は年30万ユーロが上限、CAP改革で欧州委が提案へ

欧州委員会は現在、EU共通農業政策(CAP)の抜本的な見直しを進めているが、改革の一環として農家に対する補助金支給額に年間30万ユーロの上限を設ける方針を固めたもようだ。EU関係者の話として複数のメディアが報じた。欧州委

ロシア、アジアなどへの穀物輸出を拡大

ロシアは先月、昨年の記録的な干ばつを受けて実施していた穀物の輸出制限措置を解除した。2日付けのブルームバーグは、同国が低価格を武器に東南アジアや中東・アフリカへの輸出拡大を図っていると伝えている。 \ モスクワに本拠を置

住友商事、ルーマニア農業資材販売会社を買収

住友商事は22日、ルーマニア最大手の農業資材販売会社アルチェド(ブカレスト)を買収すると発表した。アルチェドの発行済み株式の90%を数カ月中に同社から取得する。売買額は明らかにされていないが、複数の報道によると数十億円規

6月生産者物価5.6%上昇、上げ幅は2カ月連続で緩む

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年6月の生産者物価指数は前年同月を5.6%上回った。上げ幅は依然大きいものの、2カ月連続で縮小。直近のピークである4月(同6.4%)からは0.8ポイント低下した。前月比の変動率は+

ヤギ乳チーズの受容度上がる、乳糖の少なさなどが評価

フランスやイタリアなどで人気があるにもかかわらず、ドイツではこれまでほとんど見向きもされなかったヤギ乳のチーズが市民権を獲得しつつある。牛乳に比べ◇コレステロールが少ない◇下痢などを引き起こすラクトース(乳糖)も少ない―

共通漁業政策改革案に仏など反発、漁獲枠の取引制度が焦点に

欧州委員会が今月半ばに打ち出したEU共通漁業政策(CFP)の改革案をめぐり、加盟国間の意見対立が表面化している。各国が個々の漁業者に漁獲枠を割り当て、国内で取引できるシステムを導入することなどを盛り込んだ改革案に対し、1

バイオ燃料の認証スキームを承認

欧州委員会は19日、EU域内で使用されるバイオ燃料の持続可能性を証明する「自主的スキーム」を承認したと発表した。今回承認されたのは、「ISCC」「Bonsucro EU」「RTRS EU RED」「RSB EU RED」

6月卸売物価8.5%上昇、上げ幅は縮小続く

ドイツ連邦統計局が13日発表した2011年6月の卸売物価指数は前年同月比+8.5%となった。上げ幅は依然大きいものの、ピーク時の3月(同+10.9%)からは3カ月連続で縮小。前月比では0.6%減となり、8か月ぶりに低下し

鉱山の共同開発、露副首相がドイツに提案

ロシアのヴィクトル・ズブコフ第1副首相は19日ハノーバーで、「ロシアにはハイテク製品などで重要な金属が大量に埋蔵されている」と述べ、ドイツ企業と共同で鉱山を開発することを提案した。希土類の生産をほぼ独占する中国が現在、輸

Deutsche Lufthansa AG―バイオ燃料のフライト試験開始―

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は10日、バイオ燃料を搭載した旅客機のフライト試験を15日から実施すると発表した。期間は6カ月で、商業フライトを利用して行う同燃料の実用試験では世界最長という。バイオ燃料が

Lonza Group AG―米殺生物剤メーカー買収へ―

スイスの特殊化学大手Lonza(バーゼル)は11日、米化学大手のArch Chemicalsに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。殺生物剤事業の規模を主力の医薬品受託生産に匹敵するレベルに引き上げる考えで、買

ロシア政府、穀物禁輸措置を解除

ロシア政府は今年の良好な作柄見通しを受けて、昨年8月1日に導入した穀物禁輸措置を先月末日で解除した。しかし、同措置の影響で市場の不信感は高まっており、シェア奪回にはしばらく時間がかかりそうだ。投資家もロシア農事産業への資

5月小売売上が前月比で減少、大腸菌問題響く

ドイツ連邦統計局が6月30日発表した2011年5月の小売売上高は前年同月を名目で4.0%上回り、物価を加味した実質でも2.2%増加した。比較対象の2010年5月に比べ営業日数が3日も多かったことが大きく、季節要因と営業日

輸入物価の上げ幅縮小続く、5月は前年同月比8.1%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した2011年5月の輸入物価指数は前年同月を8.1%上回った。上げ幅はこれまでに引き続き大きいものの、2010年12月の同12.0%をピークに縮小傾向が続いており、前月比の輸入物価は-0.6%

EU産野菜の対ロ輸出、再開で合意

EU域内で腸管出血性大腸菌O104の感染が拡大した影響でロシアが今月2日から実施している域内産の生鮮野菜の禁輸措置について、同国は22日、同土地を近く解除することでEUと合意した。 \ 合意によると、EU産野菜のロシア向

K+S AG―園芸用品子会社を売却―

肥料大手の独K+S(カッセル)は20日、園芸用品子会社COMPOを投資会社Tritonに譲渡すると発表した。売却金額は債務も含めて2億500万ユーロで、K+Sは2011年4-6月期に帳簿上の損失およそ9,000万ユーロを

大腸菌被害の野菜農家、EUが2億ユーロ補償

欧州連合(EU)の欧州委員会は14日、腸管出血性大腸菌O104の感染拡大の影響で損失を被ったEU域内の野菜農家に対し、2億1,000万ユーロの補償を行うことを正式決定した。 \ 補償対象となるのは5月26日以降に自主回収

大腸菌被害の野菜農家、EUが2億ユーロ補償

欧州委員会は14日、腸管出血性大腸菌O104の感染拡大の影響で損失を被ったEU域内の野菜農家に対し、2億1,000万ユーロの補償を行うことを正式決定した。 \ 補償対象となるのは5月26日以降に自主回収や出荷停止の措置が

大腸菌の感染源を発芽野菜と特定、新規感染者の減少続く

毒性の強い腸管出血性大腸菌O104の流行は大きな峠を一つ越えたもようだ。連邦保健省傘下のロベルト・コッホ研究所(RKI)と連邦リスク評価庁(BfR)、連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は10日、感染源はニーダーザクセン

感染源は発芽野菜の可能性=大腸菌問題

北ドイツを中心に毒性の強い腸管出血性大腸菌O104:H4の感染が流行している問題で、ニーダーザクセン州のゲルト・リンデマン農業相は5日午後、モヤシなどの発芽野菜(スプラウト)が感染源になっているとの見方を示した。感染者の

「持続可能なパーム油」に向け独でフォーラム始動

持続可能なパーム油の生産・流通を目指す「持続可能パーム油フォーラム」がこのほど、ドイツで産声を上げた。立ち上げたのは流通大手REWE、化学大手Henkel、蘭食品・日用品大手Unilever、世界自然保護基金(WWF)、

4月小売売上が実質3.6%増に

ドイツ連邦統計局が5月31日に発表した2011年4月の国内小売売上高は前年同月を名目で5.1%上回り、物価変動を加味した実質でも3.6%増加した。景気回復のほか、イースター商戦の効果で水準が大きく押し上げられた格好。季節

輸入物価上昇率、4月は9.4%に低下

ドイツ連邦統計局が5月26日発表した2011年4月の輸入物価指数は前年同月比で9.4%上昇した。上げ幅は依然として大きいものの、6カ月ぶりに1ケタ台に低下している。エネルギーを除いたコアの上昇率は6.2%。前月比の輸入物

廃PETボトルの相場急騰で加工業者が悲鳴

原油高による樹脂価格高騰のあおりを受けて、欧州で使用済みPETボトル(廃PET)の需給がひっ迫している。産業市場調査会社Schlegel und Partnerによると、欧州の廃PET取引価格は過去1年で5倍に上昇。大型

スペイン産キュウリから菌検出も感染源は別

毒性の強い腸管出血性大腸菌の感染者がドイツ国内で急増している問題は感染源が現在も特定されていない。ハンブルク衛生・環境研究所は5月26日、スペイン産のキュウリから菌を検出したものの、患者から検出されたO104とは別のタイ

穀物禁輸を解除、7月から

プーチン首相は5月28日、穀物の禁輸措置を6月末で撤廃する方針を明らかにした。秋の収穫高が拡大するとの見通しに基づいたもので、従来予定していた9月末より3カ月早い解禁となる。ただ、今年は米国や欧州が不作となる見通しで、ロ

ウクライナ、穀物輸出税を導入

ウクライナは穀物の輸出制限措置を6月末で終了する代わりに、7月1日から穀物の輸出に課税する。議会が5月19日、輸入税導入に伴う税法改正を可決した。穀物輸出税は、小麦が9%で最低税額は1トンあたり17ユーロ。とうもろこしが

生産者物価が高止まり、4月は6.4%上昇

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年4月の生産者物価指数は前年同月比で6.4%上昇した。上げ幅は前月の同6.2%からやや緩和したものの、エネルギー高騰を背景に依然として大きい。前月比の同物価変動率は+1.0%だった

欧州復興開発銀、米ジョンディアのロシア事業を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は20日、農機・建機大手の米ジョンディアがロシアで計画するリース会社の設立事業を支援すると発表した。支援の第1弾として47億ルーブル(1億6,800万ドル)を融資する。融資期間は5年間。 \

卸売物価4月も高水準に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2011年4月の卸売物価指数は前年同月比で9.2%上昇した。上げ幅は3カ月ぶりに1ケタ台に下がったものの、依然として高い水準が続いている。前月比の変動率はプラス0.2%だった。 \ 前年同

Puma AG―事業の環境負荷をコストとして「見える化」―

スポーツ用品大手の独Puma(ヘアツォーゲンアウラハ)は16日、事業活動に伴って生じる環境負荷を事業経費として仮計上する環境バランスシートを発表した。環境負荷コストを貸借対照表に計上することが将来的に義務化されると予想。

EUとリベリアが違法伐採対策で協定、木材取引の規制を強化

EUとリベリアは6日、違法伐採された木材および関連製品のEU向け輸出を禁止する自主的2カ国間協定(VPA)に調印した。これにより、西アフリカに現存する熱帯雨林の多くが集中するリベリアには2014年以降、家具やバイオ燃料用

木材取引の規制強化、インドネシアと暫定協定

EUとインドネシアは4日、違法伐採された木材、関連製品の域内への輸入禁止を目的とした自主的2カ国間協定(VPA)の暫定協定に合意した。今年10月に正式調印の予定だ。2013年3月以降、域内では承認済みの製品のみが輸入を許

3月輸入物価11.3%上昇、5カ月連続で10%超に

ドイツ連邦統計局が4月28日発表した2011年3月の輸入物価指数は前年同月を11.3%上回り、上げ幅は5カ月連続で10%を超えた。これまで同様、エネルギーが最大の押し上げ要因で、石油を除いたコアの上昇率は7.7%だった。

3月小売売上が実質3.5%減少

ドイツ連邦統計局が7州のデータをもとに4月29日発表した2011年3月の小売売上高(自動車販売店を除く、速報値)は前年同月を名目で2.0%下回った。インフレの加速や日本の原発事故を背景とする消費者景況感の冷え込みが反映さ

外国人の農地取得制限、中東欧4カ国が延長

欧州連合(EU)の欧州委員会は14日、リトアニアとスロバキアに対し外国人による農地取得を禁止する法律の適用を3年間延長することを認めたと発表した。西欧諸国と比べて安い農地が外国人投資家による投機の標的となる状況が続いてい

「日本の食品から放射能検出されず」=独当局

ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は13日、日本から輸入された食品・飼料の放射線量はこれまでのところ平常の水準にとどまっているとの調査結果を明らかにした。調査は空輸された製品が対象。福島原発の事故発生後に船舶で送

3月卸売物価10.9%上昇、30年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が13日発表した2011年3月の卸売物価指数は前年同月比で10.9%上昇し、1981年10月以来およそ30年ぶりの大きな上げ幅となった。石炭・褐炭・石油製品が20.2%上がったほか、穀物・種苗・飼料とコー

海運貨物取扱量、昨年は5%増に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2010年の海運貨物取扱量は2億7,600万トンで、前年から5.0%増加した。景気回復が反映された格好。ただ、経済危機前の08年に比べるとなお14%下回っている。 \ 輸入貨物が前年比7.

外国人の農地取得制限、中東欧4カ国が延長

欧州委員会は14日、リトアニアとスロバキアに対し外国人による農地取得を禁止する法律の適用を3年間延長することを認めたと発表した。西欧諸国と比べて安い農地が外国人投資家による投機の標的となる状況が続いていると判断し、両国の

違法漁業撲滅に向け管理強化、違反者には制裁措置も適用

欧州委員会は12日、違法漁業の撲滅に向けて漁業管理を強化する新制度を導入すると発表した。EU全体で漁獲から小売店までの追跡可能性を徹底するとともに、度重なる違反者に対してはライセンス剥奪などの制裁を発動する。これにより漁

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