電力・エネルギー

電気自動車普及の戦略発表、充電システムを早期統一へ

欧州委員会は4月28日、EU内でのエコカー開発・普及に向けた戦略を発表した。電気自動車が主流となることを見越し、その普及を積極的に推進する方針で、充電システムの規格を早期に統一することなどを目指す。 \ エコカーには電気 […]

ノルスクハイドロ、ヴァーレのアルミ事業買収

ノルウェーのエネルギー・金属大手ノルスクハイドロは2日、ブラジル資源大手ヴァーレのアルミニウム事業を買収することで合意したと発表した。買収総額は49億ドルで、同社にとって過去最大規模の海外での買収となる。年内の買収手続き

独エーオン、米電力・ガス事業を売却

独エネルギー大手のエーオンは4月28日、米国法人の電力・ガス事業を米同業PLLに76億ドルで売却することで合意したと発表した。エーオンは債務圧縮に向け年内に計100億ユーロの事業を売却する方針で、うち60億ユーロをすでに

独太陽電池大手のチェコ子会社、09年度は増収減益

独太陽電池大手ショットソーラーのチェコ子会社ショットソーラーCRはこのほど、2009年9月期の通期売上高が94億8,900万コルナと、前の年度から62.5%増加したと発表した。純利益は2,275万コルナで、前年度から2億

独風力発電設備業界、大幅な業績拡大を見込む

ドイツの風力発電設備業界は今後数年、大幅な業績拡大を見込んでいる。独風力発電連盟(BWE)によると、風力発電市場は経済危機の09年も順調に成長を続け、世界全体の新規設置能力は前年比42%増の3万8,343メガワット(MW

双日、極東の熱電併給化プロジェクトに協力

双日は26日、ロシア極東で同国政府系企業の極東燃料・エネルギーコンプレックス発展戦略研究センターが進める熱電併給(コジェネレーション)化プロジェクトに協力することで合意したと明らかにした。極東では約5,000カ所で老朽化

独製造業、資源効率で改善の余地大

ドイツのメーカーの大部分は資源とエネルギーの利用で無駄が多い――。ドイツ技術者協会(VDI)が昨年6月に設立した資源・効率・温暖化防止センター(ZRE)のヨハネス・ラックマン社長は『ヴェルト』紙に対しこのように発言。効率

ポーランド政府、日系民間企業に排出権売却

ポーランド環境省は22日、京都議定書が定める温暖化ガス排出権(AAU)を日系の民間企業に売却したと発表した。取引金額は1,300万ユーロ。同国は3月初めにも日系企業に2,800万ユーロ相当のAAUを売却したが、今回の取引

フィンランドが原発2基新設へ

フィンランド政府は21日の閣議で原子力発電所2基の新設計画を了承した。ロシアへのエネルギー依存度を弱めるほか、旧式の石炭発電所を停止して二酸化炭素(CO2)の排出削減も進める意向だ。建設計画は今後、議会の承認を経て成立す

三洋ハンガリー、太陽電池パネル生産倍増に向け設備搬入

ハンガリー北部のドログ工場で太陽電池パネルの生産をほぼ倍増させる計画を進めている三洋電機の現地子会社は20日、新生産施設への設備搬入を開始したと明らかにした。新施設では第1ラインを今年9月末、第2ラインを12月までに稼動

Eon AG―伊送電網の売却取り止め―

電力大手の独Eonがイタリアに持つ送電網の売却方針を撤回したことが21日、分かった。広報担当者はメディアに対し「(同送電網の)売却はオプションの1つにすぎなかった。今後はこれを推し進めない」との立場を明らかにした。Eon

イベルドローラ、ルーマニアに世界最大の陸上風力発電所

スペイン電力大手のイベルドローラは19日、ルーマニアで世界最大となる陸上風力発電所を建設する計画について、当局の承認を得たと発表した。総発電能力は1万世帯の電力消費量に匹敵する1,500メガワット(MW)に達し、これまで

生産者物価の低下幅がさらに縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した2010年3月の生産者物価指数は前年同月比マイナス1.5%となり、09年3月から13カ月連続で下落した。エネルギー価格が5.5%下がり、全体を押し下げた格好で、エネルギーを除いた変動率はプ

独Evonik、ポーランドで炭鉱メタン発電所を買収

化学系複合企業の独Evonikは13日、エネルギー部門(Evonik New Energies)のポーランド子会社SFG Energiaが同国シレジア地方にある炭鉱メタンガス発電所を買収したと発表した。同発電所の発電能力

Puma AG―エコパッケージ発表―

スポーツ用品世界3位のPuma(ヘアツォーゲンアウラハ)は13日、環境への負荷を低減する新パッケージ「Clever Little Bag」を発表した。再生紙の内箱と再生プラスチック製の外袋からなり、外袋に持ち手がついてい

西イベルドローラ、世界最大の陸上風力発電所を建設へ

スペインの電力大手イベルドローラは19日、ルーマニアで世界最大となる陸上風力発電所を建設する計画について、当局の承認を得たと発表した。総発電能力は1万世帯の電力需要を満たす1,500メガワット(MW)に達し、これまで欧州

RWE AG―国内初の超伝導送電網を計画―

ドイツ初の超伝導送電網をエネルギー大手のRWE(エッセン)が敷設する方向だ。19日付の経済紙『フィナンシャルタイムズ(ドイツ語版、FTD)』によると、同社は全長2キロメートルのテスト送電網の敷設に関して年内にも最終決定を

石油大手ペトロム、風力発電に参入

ルーマニアの石油最大手ペトロムはこのほど、風力発電市場に参入すると発表した。同国南東部ドブロジャ地方で最大の風力発電デベロッパーMonsson Alma Companyから買収した風力発電プロジェクトWind Power

Gildemeister AG―二次電池メーカーを買収―

工作機械大手の独Gildemeister(ビーレフェルト)はこのほど、再生可能エネルギー子会社a+f GmbH(ヴュルツブルク)がレドックス・フロー電池メーカーの墺Cellstrom GmbHの資本50.001%を独Yo

GE、カルーガでガスタービン生産か

米ゼネラル・エレクトリックの電力設備子会社GEエナジーが、カルーガでガスタービンの生産を計画している。同社のロシア支社長パホモフ氏がこのほど、現地経済紙『ベドモスチ』に明らかにした。同支社長によると、今年下期にも正式に決

二酸化炭素をエネルギーに 人工光合成プロジェクト進む

二酸化炭素(CO2)と太陽光から液体燃料を生産する人工光合成の技術開発を目指す産学協同プロジェクト「Solar2Fuel」がドイツで進められている。同プロジェクトは連邦教育研究省(BMBF)が支援する「有機電子工学フォー

ドイツの再可エネ投資、10年で2倍以上に

ドイツにおける再生可能エネルギーへの年間投資額は今後10年で2倍以上に拡大し、2020年には280億ユーロを超える見通しだ。再生可能エネルギー全国連盟(BEE)の依頼で調査を実施したスイスのPrognosはこのような結論

スウェーデン電力大手への調査打ち切り、取引促進策を評価

欧州委員会は14日、スウェーデンの大手電力会社スベンスカ・クラフトナット(SvK)に対する競争法上の調査を打ち切ると発表した。SvKが提示した近隣諸国との電力取引促進に向けた改善策について検討した結果、一連の措置によって

SFC Smart Fuel Cell AG―電気自動車分野などに参入―

メタノール系燃料電池メーカーの独SFC Smart Fuel Cell(ブルンタール・ノルト)が事業分野を大幅に拡大する。電力網がない環境下でのエネルギー供給に関するトータルソリューション企業へと脱皮する考え。これに伴い

エストニア、電力市場を一部自由化

エストニア政府は1日付けで、電力市場の35%を自由化した。周辺国の電力大手を参入させ、電力インフラの近代化を図るのが狙いで、2013年には完全自由化を予定している。ただ、エストニアの電力価格はこれまで欧州連合(EU)内で

ドイツの周辺国が揚水発電投資を強化

オーストリアやスイス、ノルウェーが揚水発電向けの投資を強化している。隣国のドイツで電力不足が生じた際に売電することが目的だ。『ハンデルスブラット』紙が3月31日付で報じた。 \ ドイツ政府は総発電能力に占める再生可能エネ

ガスプロム子会社、シンガポールに事務所開設

天然ガス世界最大手のガスプロムの英子会社で、コモディティや排出権の取引を手がけるガスプロム・マーケティング・アンド・トレーディング(GM&T)は3月29日、シンガポールに事務所を開設したと発表した。急速な経済成

Evonik Industries AG―上場前倒し視野に、Cognis買収にも関心―

化学系複合企業のEvonik(エッセン)は25日の決算発表会で2012年以降に予定する株式公開(IPO)を前倒しする可能性を明らかにした。株式市場の環境が急速に改善しているため、これを追い風に利用したい考え。同社のクラウ

GE

米General Electric(GE)は25日、欧州の洋上風力発電事業を拡充するため、2020年までに3億4,000万ユーロを投資すると発表した。1億1,000万ユーロを投じて英国に洋上風力発電用タービンの工場を建設

仏2社によるアレバ子会社の分割買収を承認

欧州委員会は26日、仏エンジニアリング大手アルストムと仏シュナイダー・エレクトリックが、仏原子力大手アレバの子会社で送配電用機器の製造を手がけるアレバT&Dホールディングを分割買収する計画を承認した。競争を大き

米GE、欧州の洋上風力発電事業を拡充

米ゼネラル・エレクトリック(GE)は25日、欧州の洋上風力発電事業を拡充するため、2020年までに3億4,000万ユーロを投資すると発表した。1億1,000万ユーロを投じて英国に洋上風力発電用タービンの工場を建設するほか

EnBW

独エネルギー大手のEnBWは19日、ザクセン州のエネルギー子会社Geso AGをドレスデン市の市営公益会社Techinische Werke Dresden(TWD)に2009年7月1日付で売却すると発表した。取引金額は

石炭発電所建設をめぐる裁判でエーオン敗訴

ノルトライン・ヴェストファーレン州ダッテルン市でエネルギー大手のエーオンが進めてきた大型石炭発電所の建設が中止に追い込まれた。最高裁の連邦行政裁判所は16日、建設計画の無効と上告不可を言い渡した前審(ミュンスター地方行政

国内初の原発建設地を決定

ポーランド政府は16日、国内初となる原発の建設地を同国北部のジャルノヴィエツ(Zarnowiec)に決定したと発表した。ジャルノヴィエツはグダニスクの北部、バルト海沿岸にあり、28の候補地の中から建設地に選出された。 \

PGE、09年増収増益

ポーランド電力最大手の国営Polska Grupa Energetyczna (PGE)が16日発表した2009年決算は、売上高が前年比11%増の216億2,300万ズロチ、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が37%

チェコ、三井物産に排出権を追加売却

チェコ環境省は16日、京都議定書が定める温暖化ガス排出権(AAU)を三井物産に売却することで合意したと発表した。取引量は二酸化炭素換算で250万トン。チェコは昨年9月にも同社とAAU2,000万トンを売却する契約を結んで

地域電力TGK‐2、中国電力大手と合弁設立へ

ロシア北西部の地域電力会社TGK‐2を子会社に抱える複合企業シンテズは17日、TGK‐2と中国の電力大手・華電国際電力(Huadian)が合弁会社設立で合意したと発表した。合弁会社は2013年までに設立する予定だが、両社

エネル(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は53億9,500万ユーロで、前年から1.9%増加。イタリアの電力需要が低迷したが、多額の資産売却益に支えられて増益を確保した。売上高は4.7%増の640億ユーロ。 \

マジャールテレコム、エネルギー小売事業に参入

ハンガリー通信最大手マジャールテレコムは11日、エネルギー小売事業に参入すると発表した。従来の顧客層と広範なネットワークを活かし、収益基盤を拡充するのが狙い。 \ ハンガリーでは昨年7月にエネルギー市場が完全自由化され、

クロアチア建設大手、風力発電所を計画

クロアチア建設大手Dalekovodが、国内の数カ所で風力発電所の建設を計画している。まずアドリア海に面した都市ザダル近郊のGracacに最初の発電所を建設する予定で、このほど仏大手銀行ソシエテ・ジェネラルのクロアチア子

Eon AG―09年最終益は5%減に―

独エネルギー最大手Eon(デュッセルドフル)が10日発表した2009年通期決算の最終利益は前年比5%減の53億ユーロに縮小した。産業顧客向け電力・ガス販売が減少したことや、ガス販売価格の下落が響いた。売上高は6%減の81

ルール地方で電気自動車プロジェクト開始

ドイツのルール工業地帯で10日、電気自動車の実用化に向けた産学協同プロジェクトがスタートした。仏自動車大手ルノー、エネルギー大手RWE、アーヘン工科大(RWTH)などが実施するもので、「通勤での利用」に的を絞ってインフラ

原発の稼働延長、ドイツ人の大半が理解

ドイツ人のほぼ半数が原発に反対しているものの、国内の既存原発の稼働期間を現行規定よりも延長することには大半が理解を示している。市場調査会社のTNS Emnidが独エネルギー最大手エーオンの委託で実施したアンケート調査で明

再生可能エネルギー利用比率、目標達成の見通し=欧州委

欧州委員会は11日、エネルギー消費における再生可能エネルギーの利用比率を2020年に20%にまで引き上げるとした目標について、達成が可能であるとの見通しを明らかにした。EUとしての目標は加盟国がそれぞれに定めた目標の平均

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