ユーロ圏の1-3月期GDPは横ばい、景気後退入り回避
EU統計局ユーロスタットが15日発表したユーロ圏の2012年1-3月期の域内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期から横ばいとなり、0.3%のマイナス成長だった前期から、やや改善した。0.2% […]
EU統計局ユーロスタットが15日発表したユーロ圏の2012年1-3月期の域内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期から横ばいとなり、0.3%のマイナス成長だった前期から、やや改善した。0.2% […]
大手格付け会社の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、スペインの最大手銀行を含む16金融機関の長期格付けを一斉に引き下げた。国内経済の低迷、不良債権の増大を理由としている。 \ スペインの金融機関は2008年
EU統計局ユーロスタットが16日発表した4月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比2.6%で、前月の2.7%から0.1ポイント縮小した。(表参照) \ インフレ率の低下は、前年同
ギリシャで総選挙後の連立協議が行き詰まっており、6月の再選挙実施が確実となってきた。これによって政治の空白が生じ、財政再建が宙に浮くことになり、債務危機が深まるのは避けられない情勢だ。 \ 6日に実施された議会(定数30
財政危機に直面するユーロ参加国に緊急金融支援を行う「欧州金融安定基金(EFSF)」は9日、ギリシャに対する42億ユーロの融資を10日に実行すると発表した。同融資は総額約1,300億ユーロに上る対ギリシャ第2次支援の一部。
スペイン政府は10日、大手銀行バンキアを一部国有化すると発表した。経営不振の深刻化を受けたもので、すでに注入していた44億6,500万ユーロの公的資金を証券化する形で株式の45%を握り、事実上国有化する。さらに11日には
欧州委員会は11日発表した春季経済予測で、ユーロ圏の2012年の域内総生産(GDP)予想伸び率をマイナス0.3%とし、昨年秋季(11月)のプラス0.5%から大幅に下方修正した。13年については、重債務国が財政再建計画を予
EUとイラクは11日、政治・経済・環境など幅広い分野での協力強化をうたった連携・協力協定に調印した。EUは貿易とエネルギーやサービス分野への投資促進、テロ対策、民主主義の原則と人権の推進、温暖化対策、教育の充実、公衆衛生
国際労働機関(ILO)は4月29日に発表した世界の労働市場に関する年次報告書で、信用不安に揺れる欧州が進める財政緊縮路線が雇用の回復に悪影響を及ぼし、優秀な人材の不足に拍車をかけていると警鐘を鳴らした。 \ 報告書は、ユ
EU統計局ユーロスタットが4月30発表した2011年10-12月期のユーロ圏の家計貯蓄率(可処分所得のうち貯蓄に回す率、季節調整済み)は13.7%となり、前期の13.5%から0.2ポイント上昇した。可処分所得は減っている
EUと中国は3日、エネルギー分野における連携強化と市場開放の推進を目的とした戦略的パートナーシップの構築に関する合意文書に署名した。EUは再生可能エネルギーや省エネ技術の研究開発および商用化など、幅広い分野で中国を支援す
職権乱用罪で禁錮刑判決を受けて服役中のウクライナのティモシェンコ前首相(51)が、看守から暴力を受けたと訴えている問題で、ヤヌコビッチ政権への非難を強める欧州各国の首脳らが同国で開かれる行事への参加を見合わせる事態となっ
EUは3日、政情不安が続く西アフリカのギニアビサウの軍幹部ら6人に対し、資産凍結とEU渡航禁止の制裁を科すことを決定した。対象者には、今年4月に同国で発生したクーデターの首謀者とみられるアントニオ・インジャイ陸軍参謀長が
フランスで6日実施された大統領選の決選投票で、最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が現職のサルコジ大統領を下して当選した。これにより同国は財政再建から成長雇用重視へと方向転換する。また、ギリシャで同日
欧州中央銀行(ECB)は3日にバルセロナで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を過去最低水準である現行の年1%に据え置くことを決めた。金利据え置きは5カ月連続。 \ ECBは信用不安で揺れる
EUのファンロンパイ大統領(欧州理事会常任議長)は4日、成長・雇用戦略を協議する非公式臨時首脳会議を月末または来月初めに開催する意向を表明した。 \ EUではギリシャに端を発したユーロ圏の債務危機を受けて各国が財政再建を
EU統計局ユーロスタットが2日発表した3月のユーロ圏の失業率(速報値・季節調整済み)は前月を0.1ポイント上回る10.9%となり、ユーロ導入後の最高記録を更新した。(表参照) \ EU27カ国ベースの失業率は前月と同水準
大手格付け会社の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、「選択的債務不履行(SD)」としていたギリシャ国債の長期信用格付けを「トリプルC」に引き上げたと発表した。債務削減が完了したことを受けたもので、
EU統計局ユーロスタットが4月30日発表したユーロ圏の同月の消費者物価指数上昇率(インフレ率、速報値)は前年同月比2.6%となり、前月の2.7%から0.1ポイント低下した。ただ、依然として欧州中央銀行(ECB)が上限目標
EU統計局ユーロスタットが23日発表した財政統計によると、ユーロ圏17カ国の2011年の財政赤字は域内総生産(GDP)比4.1%となり、前年の6.2%から大幅に改善した。ギリシャなど重債務国で財政再建が進んだことが反映さ
大手格付け会社の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、スペイン国債の長期信用格付けを「シングルA」から2段階引き下げ、投資適格級ぎりぎりの「トリプルBプラス」にしたと発表した。景気低迷などによって
欧州委員会は25日、2013年EU予算の原案を発表した。歳出(支払いベース)は前年比6.8%増の総額1,379億ユーロ。加盟国が緊縮政策を進める中、インフレ率を上回る予算増額に早くも批判が集中しており、予算審議は難航しそ
欧州委員会が26日発表した4月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は92.8となり、前月の94.5から1.7ポイント低下した。景況感の悪化は2カ月連続で、昨年12月以来の低水準まで後退した。 \ ESI はEU
EUは23日の外相理事会で、ミャンマーに対する経済制裁の一部停止を正式に決定した。武器禁輸などを除き、これまで企業800社、個人500人あまりを対象に実施してきた資産凍結などを、一年間の期限付きで停止する。 \ 今回の措
EU外相理事会は23日、市民への弾圧を続けるシリア政府に対する制裁強化を決定した。ぜいたく品のほか、市民への攻撃に使われる可能性がある電子機器などを、輸出禁止の対象品目に加える。 \ シリアでは今月16日から、国連の停戦
英政府統計局が25日発表した2012年1-3月期の実質国内総生産(GDP)成長率(速報値)は前期比0.2%減で、0.3%減だった前期に続いてマイナス成長となった。これにより英国は景気後退入り(2期連続のマイナス成長)が確
オランダのルッテ内閣が総辞職に追い込まれた。政府予算案をめぐる連立政権内での協議が決裂したため。これを受けてベアトリックス女王は25日、ルッテ首相に対して議会を解散し、9月12日に総選挙を実施するよう要請した。 \ ルッ
仏大統領選の第1回投票で首位となった最大野党・社会党のフランソワ・オランド候補が、5月6日に実施される決選投票でも優位に立っている。仏世論調査機関TNSソフレスが26日発表した最新調査によると、右派・国民運動連合の現職サ
欧州委員会は25日、EUと国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請しているハンガリーとの協議を再開する方針を明らかにした。ハンガリー側が中央銀行の独立性を確保するため現行法の見直しを行うと確約したことで、支援に向けた条件が
欧州委員会は18日、雇用促進に向けた具体策を提示した。EUの失業率が過去最悪の水準に上昇し景気の先行きに不透明感が漂う中、需要サイドからの雇用創出に焦点を当て、雇用減税や起業支援の強化により雇用を促すよう加盟国に求めてい
イタリア政府は18日、目標としていた2013年の財政均衡達成を断念すると発表した。景気後退により財政再建が困難となっているためで、目標達成時期を1年先送りし、14年とする。 \ 債務危機に直面するイタリアのモンティ政権は
主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は20日、ユーロ圏の信用不安問題への対応力を強化するため、国際通貨基金(IMF)の資金基盤を拡大することで合意して閉幕した。日本など十数カ国・地域が総額4,300億ドル
EU統計局ユーロスタットが17日発表した3月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は前年同月比2.7%で、前月と同水準だった。速報値では2.6%となっていたが、0.1ポイント上方修正された。(表参照)
欧州委員会は16日、途上国に暮らすおよそ5億人が2030年までに持続可能なエネルギーを利用できるようにするための支援策を発表した。向こう2年間に5,000万ユーロを投じて「EU技術支援機関」を立ち上げ、EUが持つエネルギ
EUは19日に開いた外相理事会で、ミャンマーに対する経済制裁を、武器禁輸などを除いて一部停止することで合意した。23日に正式に決定する見通しだ。 \ 今回の措置は、ミャンマー政府による民主化推進の取り組みを受けて決定した
フランスで22日実施された大統領選の第1回投票で、最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記が首位となり、2位の右派・国民運動連合のサルコジ大統領とともに決選投票に進むことが決まった。フランスの現職大統領が再選を目
ギリシャのパパデモス首相は11日、総選挙を5月6日に実施すると発表した。総選挙は2009年10月以来で、債務危機による信用不安が深刻化してから初めて。信用不安解消に向けた財政再建の行方を左右するだけに、大きな注目を集めそ
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は4日の定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1%に据え置くことを決めた。金利据え置きは4カ月連続。一方、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、非常時の金融政
銀行資本規制をめぐる協議が難航している問題で、EUは事態の打開を図るため5月2日に財務相会合を開く。EU外交筋がこのほど明らかにした。 \ EUの銀行資本規制をめぐっては、リスクをカバーするために域内の銀行が保有する資本
ユーロ圏の雇用悪化が止まらない。EU統計局ユーロスタットが2日発表した2月の失業率(速報値・季節調整済み)は10.8%となり、前月から0.1ポイント悪化。前月に続いてユーロ導入後の最高記録を更新した。(表参照) \ 失業
ポルトガル議会は13日、EUの財政規律強化に向けた新条約の批准を賛成多数で承認した。条約に加わる25カ国で批准したのは同国が初めて。 \ 財政新条約は債務危機の再発防止が目的。従来の安定成長協定よりも厳しく各国の財政赤字
EUとウクライナは3月30日、自由貿易協定(FTA)を含む連携協定に仮調印した。ウクライナのEU加盟に向け、双方は昨年末までの協定締結を目指していたが、ティモシェンコ前首相が職権乱用罪で有罪判決を受けたことで、EU側が同
EUのアシュトン外相(外交安全保障上級代表)は3月29日、日本で1年8カ月ぶりに死刑が執行されたことに対して、遺憾の意を表明するとともに、日本政府に対し死刑執行を停止するよう改めて求めた。 \ アシュトン氏は声明で、死刑
EU統計局ユーロスタットが3月30日発表したユーロ圏の同月の消費者物価指数上昇率(インフレ率、速報値)は前年同月比2.6%となり、前月の2.7%から低下した。ただ、下げ幅は予想を下回った。 \ ユーロ圏では景気悪化で物価
欧州委員会が3月29日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は94.4となり、前月の94.5から小幅ながら低下した。景況感の悪化は3カ月ぶり。 \ ESI はEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消
ユーロ圏17カ国は3月30日に開いた財務相会合で、債務危機に陥った国に対する支援能力を8,000億ユーロに拡大することで合意した。ただ、すでに3,000億ユーロはギリシャなどへの融資が決まっていることから、新たに活用でき
アイルランド政府は3月27日、EUの財政規律強化に向けた新条約批准の是非を問う国民投票を5月31日に実施すると発表した。 \ 英国、チェコを除くEU25カ国が3月2日に調印した新条約は、債務危機の再発防止が目的で、従来の
欧州委員会は3月26日、EUとコソボの「安定化・連合協定(SAA)」締結交渉開始に向けた手続きに着手すると発表した。SAAはEU加盟の前段階となる協定。これによりコソボはEU加盟に一歩近づいたことになる。 \ コソボは2
財政悪化に陥っているスペイン政府は3月30日、厳しい財政緊縮策を盛り込んだ2012年予算案を閣議承認した。行政費削減、増税などにより財政赤字を273億ユーロ削減する。 \ 予算案では、公務員の昇給凍結などにより中央省庁の
ハンガリーの新憲法や基本法などに盛り込まれた中央銀行や司法制度の改革はEU法に抵触するおそれがあるとして、欧州委員会が同国に対する違反手続きを進めている問題で、ハンガリー政府は3月27日、司法制度に関連した法律の修正案を