ボルグ氏の欧州委員就任、欧州議会が承認
欧州議会は21日の本会議で、マルタのトニオ・ボルグ元外相が欧州委員会の保健・消費者保護担当委員に就任することを賛成多数で承認した。ボルグ氏は加盟国による承認を経て、欧州委員に正式就任する。 \ 今回の人事は、前任者である […]
欧州議会は21日の本会議で、マルタのトニオ・ボルグ元外相が欧州委員会の保健・消費者保護担当委員に就任することを賛成多数で承認した。ボルグ氏は加盟国による承認を経て、欧州委員に正式就任する。 \ 今回の人事は、前任者である […]
ドイツの上院に当たる連邦参議院は23日、ドイツ政府が昨年スイスと締結した租税協定を否決した。これにより当初予定していた来年1月1日付の発効は事実上不可能となった格好だ。政府は今後、下院(連邦議会)と上院の両院協議会を招集
ポーランドのトゥスク首相は21日、2020年までにエネルギー部門に1,000億ズロチ(約240億ユーロ)を投じる計画を打ち出した。拡大する電力需要への対応と環境への取り組みを両立させるため、国内初となる原子力発電所の建設
EU27カ国は22、23日に開いた特別首脳会議で、EUの次期中期予算(対象期間:2014~20年)について討議したが、英、独など減額を求める国々と増額派との溝が埋まらず、合意に至らなかった。調整役のファンロンパイEU大統
ユーロ圏は20日に開いた臨時財務相会合で、債務危機に直面するギリシャへの融資再開について協議したが、同国の累積債務削減の方法をめぐるユーロ圏と国際通貨基金(IMF)との対立などで合意に至らなかった。26日に会合を開き、再
EU統計局ユーロスタットが15日発表したユーロ圏の2012年7-9月期の域内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比0.1%減となった。マイナス成長は2期連続で、ついに景気後退局面に入った。(
ユーロ圏は12日に開いた財務相会合で、ギリシャに義務付けられている財政再建の達成期限について、同国政府の要請を受け入れて2年延長することで合意した。一方、最大の焦点となっている同国への次回融資実施に関しては承認を見送り、
EU加盟国と欧州議会は、2013年EU予算の編成について13日に再協議する予定だったが、欧州議会側のボイコットにより実施されなかった。これにより年内の予算案成立は困難な状況となり、越年の公算が大きくなってきた。さらにEU
EU統計局ユーロスタットが15日発表した10月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比2.5%となり、前月から0.1ポイント縮小した。(表参照) \ インフレ率の鈍化は、原油高が一
欧州委員会は7日発表した秋季経済予測で、ユーロ圏の2012年の域内総生産(GDP)予想伸び率をマイナス0.4%とし、春季予測(5月)の同0.3%から0.1ポイント下方修正した。13年は0.1%のプラス成長になると見込んで
欧州中央銀行(ECB)は8日、単一通貨ユーロの新紙幣を2013年から順次発行すると発表した。ユーロ現金の流通が開始された2002年から10年が経過し、紙幣の偽造防止技術が大きく向上したことから、新たな偽造防止策を講じた新
2013年EU予算案の編成が難航している。予算増額の可否をめぐって対立するEU加盟国と欧州議会は、双方の代表からなる調停委員会を通じた協議を9日に開始したが、前提となる12年の補正予算の段階で決裂し、13年予算については
ギリシャ議会は8日、EUと国際通貨基金(IMF)による追加金融支援の条件となっている135億ユーロ規模の財政緊縮策実施に向けた法案を僅差で可決した。これにより315億ユーロに上る次回融資を受けることができる見通しで、デフ
欧州委員会は7日、EU内における観光産業の振興を目的とした共通査証(ビザ)政策に関する提言をまとめた。第3国からEU諸国への渡航を容易にして観光客を誘致し、経済成長と雇用創出につなげるのが狙いで、ビザ発給手続きの簡素化な
欧州委員会が10月30日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は84.5となり、前月の85.2から0.7ポイント低下した。景況感の悪化は8カ月連続で、2009年8月以来の低水準まで落ち込んだ。 \ E
トルコのエルドアン首相は10月30日、同国のEU加盟が2023年までに認められない場合、「EUはトルコを失う」と述べ、加盟交渉がさらに長期化すればEU加盟の放棄も辞さない構えを示した。 \ トルコとEUは2005年に加盟
オランダで9月に実施された下院選挙で第1党を守った中道右派の自由民主党(VVD)と、第2党となった中道左派の最大野党・労働党は10月29日、連立を組むことで合意したと発表した。VVD党首であるルッテ首相が続投し、副首相に
クリントン米国務長官とEUのアシュトン外交安全保障上級代表は10月31日、バルカン諸国歴訪の一環として、コソボのヤヒヤガ大統領、サチ首相と首都プリシュティナで会談し、セルビアとの対話を進めるよう促した。クリントン長官らは
スペインの国家統計局が10月30日発表した2012年7-9月期の国内総生産(GDP)は前期比で0.3%減少し、下げ幅は前期の0.4%から縮小したものの5期連続のマイナス成長となった。 \ 前年同期比のGDPは1.6%減と
EU議長国のキプロスは10月30日、EUの次期中期予算(対象期間:2014~20年)について、欧州委員会の原案から500億ユーロを減額する妥協案を提示した。しかし、大幅な減額を求めるドイツなど主要国と、予算圧縮による補助
債務危機で景気が低迷しているユーロ圏で、雇用悪化が止まらない。EU統計局ユーロスタットが10月31日発表した9月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.6%で、前月の11.5%(速報値の11.4%から改定)から0.1ポイ
EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比2.5%となり、前月の2.6%から0.1ポイント縮小した。原油高の緩和でエネルギー価格の上昇が鈍化したことが反映された。 \
欧州議会は25日の本会議で、欧州中央銀行(ECB)の新専務理事にルクセンブルク中央銀行のメルシュ総裁を充てる人事案を否決した。ECB幹部に女性が1人もいないのにもかかわらず、女性の起用に向けた十分な努力が尽くされていない
汚職疑惑で欧州委員会の保健・消費者保護担当委員を辞任したジョン・ダッリ氏は24日、疑惑を改めて否定すると同時に、バローゾ欧州委員長から辞任を強要されたとして、同委員長を訴える意向を表明した。ダッリ氏は自発的に辞任を申し出
ユーロ圏の財務相は31日に電話協議を行い、ギリシャへの次回融資の可否を検討する。ユーロ圏財務相会合の議長であるルクセンブルクのユンケル首相兼財務相の報道官が26日明らかにした。 \ 債務危機でEUと国際通貨基金(IMF)
英政府統計局が25日発表した2012年7-9月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比1%増で、4四半期ぶりのプラス成長となった。ロンドン五輪開催の効果などで、英経済の柱であるサービス業が復調。鉱工業もプラスに転じ、GD
EU統計局ユーロスタットが24日発表した債務統計によると、ユーロ圏17カ国の2012年4-6月期の債務残高は域内総生産(GDP)比90%となり、EUの財政規律で上限に定められている60%を大幅に超過した。前期の88.2%
スペイン政府統計局が26日発表した2012年7-9月期の失業率は平均25.02%で、前期の24.6%から上昇し、1976年以来の最高水準に達した。債務危機に直面する政府は財政緊縮を進めているが、景気後退が続く中、さらに雇
EU加盟国は18、19日にブリュッセルで開いた首脳会議で、ユーロ圏17カ国の銀行監督を一元化する計画の実施スケジュールについて合意した。法的な枠組みを整備する作業を年内に終え、2013年内に運用を開始する。 \ 銀行監督
英政府は15日、2009年12月に発効したEUの新基本条約「リスボン条約」で英国に認められた司法・内務分野の共通政策に関する例外規定について、EU共通逮捕状や欧州刑事警察機構(ユーロポール)への参加を含めた130以上に上
欧州委員会は16日、汚職疑惑が持ち上がっているジョン・ダッリ委員(保健・消費者保護担当)が同日付で辞任したと発表した。欧州委員の汚職絡みでの辞任は1999年以来。 \ マルタ出身であるダッリ委員の汚職疑惑は、スナッフと呼
英国のキャメロン首相とスコットランド自治政府のサモンド首相は15日、エジンバラで会談し、スコットランド独立の是非を問う住民投票を2014年に実施することで合意した。投票の結果によっては300年以上におよぶイングランドとス
欧州委員会は15日、ドイツ、フランスなどEU6カ国が、バルカン諸国の旅行者からの渡航者に対するビザ規制の再導入を申請したことを明らかにした。難民申請の急増を受けたもので、6カ国は一時的にビザ規制を復活し、不法移民の流入を
EU統計局ユーロスタットが16日発表した9月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は前年同月比2.6%となり、前月と同水準だった。速報値では2.7%となっていたが、下方修正された。ただ、依然として欧州中
欧州議会の主要6会派は11日、ルクセンブルク中央銀行のメルシュ総裁の欧州中央銀行(ECB)理事就任を拒否する方針を決めた。同氏の就任を認めた場合、総裁・副総裁と理事4人で構成する理事会が男性のみで構成されることになり、重
ノルウェーのノーベル賞委員会は12日、2012年のノーベル平和賞をEUに授与すると発表した。EUの前身である欧州共同体(EC)などの時代を含め、「60年以上にわたり、欧州の平和と和解、民主主義と人権の向上に貢献してきた」
債務危機に直面するユーロ参加国に対するEUの新たな緊急金融支援の枠組みとなる「欧州安定メカニズム(ESM)」が8日、正式に発足した。ESMは2010年に創設された現行の危機国支援の枠組みである「欧州金融安定基金(EFSF
国際通貨基金(IMF)は10日発表した最新の「国際金融安定性報告書(GFSR)」で、国際金融システムにとって最大の懸念材料はユーロ危機であると強調し、危機が収束しなければ銀行のバランスシートが著しく毀損され、ユーロ圏の成
ユーロ圏は8日に開いた財務相会合で、財務危機に陥っているギリシャに対して、EUと国際通貨基金(IMF)による追加融資に必要な財政再建策を18日までに正式決定するよう求めることで一致した。 \ EUとIMFから金融支援を受
欧州委員会は10日発表したEU拡大に関する年次報告書で、マケドニアとの加盟交渉開始、アルバニアの加盟候補国認定、コソボとの「安定化・連合協定(SAA)」締結に向けた交渉開始を加盟国に勧告した。 \ マケドニアは2005年
大手格付け会社の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は10日、スペイン国債の長期信用格付けを「トリプルBプラス」から2段階引き下げ、投資適格級で最低水準の「トリプルBマイナス」にしたと発表した。景気後退が
欧州中央銀行(ECB)は4日にスロベニアで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.75%に据え置くことを決めた。金利据え置きは3カ月連続。一方、ドラギ総裁はスペインなど重債務国の国
EUが債務危機対策の一環として、ユーロ圏各国に財政改革への取り組みを拘束力のある契約の形で約束することを求める方向で検討を進めている。2日付の英『フィナンシャル・タイムズ』が伝えた。 \ 今月18~19日に開かれるEU首
欧州委員会は3日、欧州単一市場を深化させて経済成長を促すための12の優先行動を盛り込んだ「単一市場議定書Ⅱ(Single Market ActⅡ)」を発表した。単一欧州議定書(Single European Act)に基
債務危機に直面するギリシャ政府は1日、2013年の予算案を議会に提出した。景気低迷は続くものの、追加緊縮策によって財政赤字を改善し、プライマリーバランス(基礎的財政収支)については黒字化を見込む。 \ 予算案では、13年
債務危機でEUなどから金融支援を受けているポルトガル政府は3日、来年9月に償還期限を迎える国債約100億ユーロのうち37億6,000万ユーロ相当について、償還期限が遅い新発債との交換による借り換えに成功した。これによって
EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の8月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.4%で、前月と同水準だった。6、7月は速報値で11.3%となっていたが、ユーロ導入後の最高記録となる11.4%に改定された。(表
債務危機に直面するポルトガルのコエリョ首相は9月24日、EUと国際通貨基金(IMF)による金融支援の見返りとして実施する財政再建計画を見直す意向を表明した。労働者が負担する社会保険料の引き上げを撤回し、他の措置で税収拡大
欧州委員会は9月28日、アルバニア、ギリシャ、イタリアが27日にアゼルバイジャン産天然ガスを欧州に運ぶ「アドリア海横断パイプライン(TAP)」の建設に関する覚書に調印したことを明らかにした。3カ国政府の正式合意を経て、条
EU統計局ユーロスタットが9月28日発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比2.7%となり、前月から0.1ポイント上昇した。インフレ率の上昇は2カ月連続。欧州中央銀行(ECB)が上限目標値とする2%を大幅