コーヒーブレイク

ユダヤ人慰霊碑を建立~ウクライナ

ウクライナ西部の5町村で先ごろ、ナチス・ドイツに殺害されたユダヤ人住民の慰霊碑の除幕式が行われた。米国ユダヤ人協会(AJC)など外国の組織と地元の組織でつくる「記憶を守る会」が設置したもので、一般のウクライナの戦争犠牲者 […]

寒すぎで設計やり直し~ロシア

ロシア政府がモスクワ郊外に建設を予定する国会議事堂センターの設計コンペがやり直されることになった。政府が設置した議事堂建設委員会は、上院が選んだ設計案を実用性が確保されないとして却下。要項を見直したうえで秋までに募集を開

政治的無力感と牛乳~ボスニア

ボスニアの主要輸出品に含まれる牛乳。主な仕向け先はクロアチアで、年8,000万リットルを供給していた。ところが、2013年にクロアチアが欧州連合(EU)に加盟した途端、これが激減した。EUの衛生基準を満たしていることを証

金色の騎士像~トルクメニスタン

トルクメニスタンの首都アシガバートに新たな観光名所が誕生した。グルバングルイ・ベルドイムハメドフ大統領(57)の金色の騎馬像だ。2006年に他界したニヤゾフ前大統領の黄金像に負けないインパクトで、「伝統にならった」権力の

ビール大国でシードルが人気~チェコ、スロバキア

中欧地域でシードル(リンゴ酒)の人気が急上昇中だ。特に、ビールで有名なチェコやスロバキアで、苦味を嫌う新しい消費者層の強い支持を受けている。大手ビール醸造所もシードル生産に乗り出した。 小規模醸造所ユジュネー・サディのユ

死亡率が5.2%増加~ロシア

ロシアの死亡率が上昇している。連邦統計局(ロススタット)によると、今年1-3月期の死亡者数は50万7,000人で前年同期より2万3,500人増えた。人口減を勘案すると、死亡率は5.2%上昇したこととになる。 死因別にみる

ユーラシア主義とは?~ロシア

プーチン大統領が主導する「ユーラシア経済連合(EEU)」を始め、最近のロシアでよく聞かれる「ユーラシア」。これは単なる地理的概念ではなく、実は、1920年代に登場した思想「ユーラシア主義」と関連している。 1917年のロ

品質は日本産に匹敵~ブルガリアの養蚕業

ブルガリア中南部の村、ドラゴイノヴォで伝統産業の復活に燃える男がいる。プログラマーのフリスト・マノヤンさん(33)がその人。なんと、日本人にもなじみの深い「養蚕業」をよみがえらそうというのだ。 プロヴディフの東に位置する

難民受け入れ、お断り

欧州連合(EU)の中東欧加盟国の意見が珍しく一致した。地中海で密航船の転覆が相次ぎ、大量の難民が死亡している事実を受け、欧州委員会は13日、加盟国ごとに受け容れ枠を設定することを提案したが、この案に足並み揃えて反対してい

霧に包まれた子ども時代~プーチン大統領

プーチン大統領の私生活はあまり知られていない。生い立ちとなればなおさらだが、独週刊紙『ツァイト』の取材によると、グルジアにプーチンの「実の母」を名乗る女性がいるという。 その人はヴェラ・プチーナさん(89)。1926年に

対独戦勝ルートをたどるライダーたち~ロシア

欧州における第二次大戦終結から70周年を目前にして、ロシアのバイク集団「夜の狼」がベルリンに向かっている。自らを「平和の使者」とうたっているが、殴り合いの騒ぎを起こすことも珍しくない普段の動向から、本気でその意図を信じる

免許ツーリズム~チェコ

免許取り消しは日常生活に大きな支障をきたす。どこかへさっと出かけられなくなるばかりではない。場合によっては職を失うことさえある。しかし、ドイツで免許を取り直すには、合格率63%の試験を受けなければならない。策に窮したドイ

北朝鮮で本場のピルスナー~チェコ

政府による厳しい統制で知られる北朝鮮。この国で外国人向けとはいえ、チェコのオリジナル設備で醸造されたビールが売られているというから驚きだ。 設備を輸出したのはフラデツ・クラーロヴェーを本拠とするエンジニアリング会社ZVU

国境固めの理由は「非時事的」~ポーランド

ポーランドが、ウクライナ紛争をめぐって関係の悪化するロシア国境を固めにかかっている。全長200キロメートルの国境沿いに監視塔6基を新設するほか、既存の7基についても監視システムを近代化し、最新の水準に引き上げる。欧州連合

クラフトビールが復活~チェコ

1人あたりのビール消費量でダントツ世界1位のチェコ。そのチェコでクラフトビールが勢いを取り戻しつつある。 20世紀初めには600軒を数えた小規模醸造所だが、戦後の社会主義政権によって多くが閉鎖されてしまった。体制変換後に

スーツケースの中身

ベラルーシと接するポーランドの国境の町で世にもまれな「密輸品」が発覚した。年のころ60ばかりのフランス人が所持していた「数年かけて世界旅行にでかけるかのような」大きなスーツケース。不審に思った国境検査官が開いたところ、3

外務省の外交能力~ルーマニア

ルーマニア外務省がドイツ外務省に正式に謝罪した。9日のシュタインマイヤー独外相のブカレスト訪問時に手渡された冊子が原因だ。 この冊子、両国の国交135周年を記念するもので、表紙にはそれぞれの国旗の色で塗られたルーマニアと

お母さんは黙らない~ロシア

プーチン大統領は政権を握ってからこれまでの15年間に、政府への批判を取り締まる体制を築き上げた。批判の声をあげるには脅迫、逮捕・投獄を覚悟しなければならない。最悪の場合、命を落とすこともある。最近では先月27日のネムツォ

替え歌転載で起訴~トルコ

言論の取り締まりに熱心なトルコのエルドアン大統領だが、狙いはジャーナリストに限らない。今回の犠牲者は2006年のミス・トルコで、工業デザイナーのメルヴェ・ビュユクサラシュさん(26、写真)。昨年8月に、画像共有アプリ「イ

EUへの亡命希望者が急増~コソボ

コソボが一方的にセルビアからの独立を宣言してから今月17日で7年が過ぎた。しかし、人口180万人のこの小国から国外に活路を見出そうという人が後を絶たない。貧困・失業という経済的理由に加え、汚職がまん延して将来の希望が持て

ラッキーカラーは白~トルクメニスタン

トルクメニスタンのグルバングリ・ベルディムハメドフ大統領の「白」好きが嵩(こう)じて、同国では白くない自動車が事実上、禁止となったようだ。英BBC放送などがウィーンに拠点を置く反体制派サイトの情報として報じたところによる

「彼女」は誰だ~ロシア

それはロシア経済紙『RBCデイリー』の1月28日付報道から始まった。モスクワ版シリコンバレーを作ろうという14億ユーロ相当の巨大開発計画のコンセプト策定を、無名の28歳の女性が率いる非政府団体が担当するという。この28歳

アウシュビッツ解放から70年~ポーランド

現ポーランド領クラクフ郊外にあるナチス・ドイツのアウシュビッツ強制収容所がソ連軍に解放されてから、先月27日で70年が過ぎた。そんな中、あるドイツ人作家の未完成小説がひそかに注目を集めている。 これを著したのは、1944

ウォッカ指南~ロシア

ロシア人の蒸留酒好きは周知のことだが、はて、どう飲むのが正しいのか。 ウォッカを飲まない国の人間は、ロシア人が大量に飲めるのは「体のつくりが違う」と考えがち。しかし、ロシア人に言わせると、伝統に基づく「飲み方」があるのだ

「性的倒錯者」は免許取り上げ~ロシア

ロシアで6日から、自動車免許の取得に性的嗜好の「健全性」が問われる新しい政令が発効した。「交通事故死を人口10万人当たり10人以内に減らす」のが目的で、「性的嗜好や性的アイデンティティーに問題がある者」の運転を禁じること

医師が足りない~中東欧の人材流出

中東欧地域で医師や看護師の数が不足している。自国の待遇に不満を抱き、より条件の良いドイツなどに移ってしまうからだ。『南ドイツ新聞』によればチェコ、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニアといった国々の医

スロバキアではクマも眠れず

スロバキアで野生のヒグマが冬眠できないでいる。例年以上に暖かい日が続いたためで、「3分の1のヒグマが眠れていない」(同国森林生態研究所のミロスラフ・サニガ氏)という。降雪もまばらで、降雨時には雨水がヒグマの巣穴に流れ込む

ウォッカ、ポーランドで博物館に

蒸留酒として有名なウォッカ。ロシアのイメージが強いお酒だが、ヨーロッパで最初に製造したのはポーランドだという。「ウォッカ」の記載が文献に登場するのも同国の15世紀初めの公文書。ただし当時は消毒薬とされていたらしい。 そん

まずは仕事、それから結婚~ロシア

ロシア人の結婚年齢が上昇している。専門家は、ソ連崩壊後、学歴・出世の重視、女性の社会進出などで価値観が変わったためと説明する。欧米の1970年代と同様、若者はまず勉強し、安定した収入のめどが立ってから結婚しようと考えるよ

ロシアの脅威とソーセージ=リトアニア

リトアニアで人気のハム・ソーセージブランド「ソ連’s」が改名を迫られることになった。ウクライナ紛争を機に、冷戦時代のロシアの脅威が再び現実のものと感じられるようになり、美味しいものに「悪者」である「ソ連」の名前はそぐわな

体罰禁止に反対~ロシア

ロシア正教会が「体罰禁止」に反対している。極右の自由民主党による関連法案の提出を受け、「親の教育権を制限する理由はない」とコメントした。 ロシア正教会の家族委員会は、「相応の体罰」が子どもに悪い影響を与えたことを証明する

アメリカ大陸はイスラム教徒が発見

トルコのエルドアン大統領といえば最近大豪邸に引っ越して話題を呼んだばかりだが、今度は世界史を書き換えようとしているようだ。 「アメリカ大陸はコロンブスよりも前にイスラム教徒が発見していた」――宴席の戯言ではない。れっきと

カミングアウトで記念碑撤去~ロシア

米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が10月末に同性愛者であることを公にしたことで、サンクト・ペテルブルグの大学構内にあった「スティーブ・ジョブズ記念碑」が撤去される事態になった。設置元の持ち株会社ZEFS

ユダヤ人の「生」を展示~ポーランド

ワルシャワで先月25日開館したユダヤ歴史博物館が注目を集めている。ナチスドイツによる虐殺(ホロコースト)の印象にさえぎられて、なかなか知られてこなかったユダヤ人の生き様を伝えることが展示の目的の一つとなっているためだ。

大統領の引越し~トルコ

トルコのエルドアン大統領が29日、新しい官邸に引っ越す。1923年の共和国建国を記念する「共和国の日」に当たり、政府関係者などを招いてお披露目会も開くもようだ。 「アク・サライ(『白い宮殿』の意)」と呼ばれるこの官邸、面

英国のシンドラー

「英国のシンドラー」と呼ばれる英国人ニコラス・ウィントンさん(105)が、チェコ最高位の勲章である「白獅子」賞の授与式に出席することが決まった。第2次世界大戦前にチェコのユダヤ人の子どもたちを英国へ移住させた「チェコ版キ

医療観光の地位固める~ハンガリー

ハンガリーが「医療観光地」としての地位を固めている。ドイツ人やスイス人向けに同国への歯科治療ツアーを手配しているファーストメッド・サービス社の調査として、ハンガリー観光局がこのほど発表した。 ハンガリーで治療を受けること

イタリアン・マフィアの闇造幣所発見~ルーマニア

ハンガリー国境に近いルーマニア北西部のオラデアで、ルーマニア警察当局が大量の偽造ユーロ札を押収した。その「価値」は1,400万ユーロ。イタリア・ナポリのマフィアが裏で糸を引いていたという。 警察はまず闇造幣所を見つけ出し

ベラルーシ産パルメザンチーズ~ロシア

ロシア政府が8月に実施した欧州連合(EU)産食品の禁輸措置で、ロシアのレストランに大きな衝撃が走っている。新たな調達先の模索、メニュー変更に加え、材料費の上昇が悩みの種だ。特に、質を売り物にしている高級レストランで問題は

奴隷乞食の苦難~ルーマニア

同郷の障害者に物乞いすることを強制していたルーマニア人2人がウィーンで実刑判決を受けた。少なくとも5年にわたり、毎日休まず乞食をさせ、抵抗すると暴行などを加えたという。 実刑判決を受けたのは37歳のルーマニア人の男性、内

弔いも政治次第~ベラルーシ

ベラルーシの首都ミンスクから南東12キロに位置するマリィ・トロステネツには、第二次世界大戦中にナチス・ドイツの強制収容所があった。少なくとも6万人が虐殺され、「ベラルーシのアウシュヴィッツ」と呼ぶ人もいる地だ。しかし、そ

結婚したくてもできない理由―クロアチア

クロアチア人カップルのイヴォさんとマルコさんはネットサイトで知り合った日にザグレブで「初デート」し、数カ月後に一緒に暮らし始めた。「恋人と一緒に住むのは初めて」だったというイヴォさんは、まもなく二人の関係を「正式」なもの

ドイツ人残留孤児と難民の子どもたち

第二次世界大戦の末期、旧ドイツ帝国に属していた東プロイセン、ポマーン地方から多くの難民が西へと避難した。凍てつく寒さと食糧不足、迫り来るソ連軍の攻撃――その道は険しく、多大な犠牲を強いた。 当時のエピソードの一つが「ヴォ

愛国クライマーが「犯行声明」~ロシア

モスクワ中心地にあるソ連様式の高層ビルのてっぺんに何者かがウクライナ国旗を掲げた事件で、「ムスタング・ウォンテッド」を名乗るウクライナ人フリークライマーが21日、ネットを通じて自らが「犯人」であることを認めた。警察当局が

外国人狙いのぼったくりにご注意~チェコ

チェコの首都プラハ。モルダウ川の両岸に広がる美しい町並みに魅せられ、多くの人が訪れる大観光都市だ。しかし、休憩に入ったカフェで代金を払う段になると、その浮かれ気分にも水を差されるかもしれない。 チェコ市場監視局(COI)

ルーマニア人はドイツが好き

ルーマニアの世論調査機関INSCOPが7月初めに実施した調査によると、「ルーマニア人の好きな外国」ランキングでドイツが見事1位に輝いた。 好きな国に「ドイツ」を挙げた人は回答者の84.3%。これに英国(83.5%)、スペ

地の果てのクレーター~ロシア

シベリア北西部のヤマル半島とタイミル半島で見つかった巨大な穴が話題を呼んでいる。 今月中旬にたまたま通りかかったヘリコプターの乗員が「世界の果て」を意味するヤマル半島で直径80メートルのクレーター状の穴を発見した。この報

禁煙歓迎~ロシア

ロシアで導入された禁煙法を基本的に支持する人が、国民の77%を占めていることが、世論調査機関レヴァダ・センターの調べでわかった。たばこを吸わない人ではこの比率は88%に達する。また、喫煙者でも59%とほぼ3分の2に上る。

ビール広告規制を緩和~ロシア

ロシアでビール広告規制が緩められる。サッカー世界選手権(W杯)が開かれる2018年までの時限措置で、スポンサー獲得が狙い。ビールメーカーはこの措置を一様に歓迎している。 ロシアでは04年以降、アルコール飲料の広告規制を強

KGBの極秘文書公開

ソ連諜報機関KGBの元幹部ヴァシリー・ミトロヒン氏が1992年に英国へ引き渡した極秘文書が7日、英ケンブリッジ大学の文書館で公開された。数千ページにわたる膨大な一次史料で、KGBの諜報活動を知る貴重な手がかりとして注目を

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