ドイツ経済ニュース

サムスンSDI―マグナの電池パック事業買収―

サムスンの電池子会社サムスンSDIは2月23日、自動車部品大手マグナ・インターナショナルの墺子会社マグナ・シュタイヤーから車載電池パック事業を買収すると発表した。電気自動車やハイブリッド車の需要拡大を見据え、車両用電池事 […]

フォルクスワーゲン―売上・営業益記録更新―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が2月27日発表した2014年12月期決算の営業利益は前期比8.8%増の126億9,700万ユーロとなり、過去最高を記録した。規模の効果と製品コストの引き下げが奏

ハイデルベルガー―サービス事業強化に向け買収―

印刷機械大手の独ハイデルベルガー・ドルックマシーネン(ハイデルベルク)は3日、提携先の消耗品・サービス販売事業者プリンティング・システムズ・グループ(PSG)を米投資会社CoBeキャピタルから買収すると発表した。印刷機械

ソノバ―独同業ハンザトンを買収―

補聴器世界最大手のソノバ(スイス)は2日、独同業ハンザトン・アクスティクを完全買収すると発表した。製品の種類を拡充するとともにドイツ市場での存在感を高めることが狙い。取引金額は明らかにしていない。取引の成立には独禁当局の

BASF―増益確保、石油安追い風に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が2月27日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBIT、調整前)は73億5,700万ユーロとなり、前期を4.0%上回った。石油価格の大幅下落が追い風となった格好で、

メルク―売上・営業益記録更新―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が3日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別費計上前)は前期比4.1%増の33億8,770万ユーロとなり、過去最高を記録した。電気製品向け化学材料メーカー

エボニック―14年も減益に、第4四半期は増益に転換―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)が3日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前期比6%減の18億6,700万ユーロに縮小し、前期に引き続き減益となった。主力製品の価格下落が直撃。最終利

フレゼニウス―買収に意欲―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は2月25日の決算発表で新規買収に意欲を示した。特に点滴治療薬・医療用栄養剤子会社のフレゼニウス・カービで中小規模の買収を行う考え。米競合ホスピーラの買収方針を製薬大手の

アリアンツ―増益確保―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が2月26日発表した2014年12月期決算の営業利益は前期比3.3%増の104億200万ユーロに拡大した。生命・医療保険部門が好調で全体が強く押し上げられた格好。売上高は10.4%増の

シクスト

レンタカー大手の独シクストは2月24日、リース子会社シクスト・リーシングの新規株式公開(IPO)を検討していると発表した。主力のレンタカー事業の資金力に影響を与えることなくリース事業を拡大することが狙い。シクストは同子会

バイエル

製薬・化学大手の独バイエルが2月26日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は前期比4.9%増の88億1,200万ユーロとなり、過去最高を記録した。比較的新しい特許薬5種類の販売が好調で

エアバス

欧州航空宇宙大手のエアバス・グループが2月27日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は前期比15%増の40億6,600万ユーロとなり、過去最高を記録した。民間機部門が好調で、軍需・宇宙部門

ザルツギター

鉄鋼大手の独ザルツギターが2月27日発表した2014年12月期の税引き前損失は1,520万ユーロとなり、前期の4億8,280万ユーロから大幅に縮小した。コスト削減が奏功した格好で、最終損失も4億9,000万ユーロから3,

ダイムラー

自動車大手の独ダイムラーは中期的に自動運転車を量産する見通しだ。自動運転車の開発を統括するラルフ・ヘルトヴィッヒ氏が『ヴェルト』紙に明らかにしたもので、高速道路を完全に自律走行できる乗用車を2020年から量産するとの見方

独自動車部品業界、雇用規模が縮小見通し

独自動車部品業界の雇用規模は2019年までに現在の29万人から12%(3万5,000人)縮小する可能性がある。値下げと生産のグローバル化を求める完成車メーカーの圧力がこれまで以上に高まっているためだ。ボストン・コンサルテ

乗用車新車登録3カ月連続で増加、2月は+6.6%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2015年2月の乗用車新車登録台数は前年同月比6.6%増の22万3,254台となり、3カ月連続で拡大した。独メーカーが強い社用車が全体の66.9%を占めてけん引。独自動車工業会(V

駐車場検索システム、シーメンスが路上試験へ

電機大手の独シーメンスは2月25日、自社開発した駐車場検索システムの路上試験を行うと発表した。年内にベルリンとドバイでそれぞれ開始。ドライバーが路上の駐車スペースを速やかに見つけられるようにする。 ドイツでは駐車スペース

薄型テレビは平均5.6年で買い替え

テレビと大型白物家電で新製品の利用期間が短くなっていることが、連邦環境庁(UBA)の1日付けの発表で明らかになった。 UBAは家電の寿命をメーカーが意図的に短くしているとの議論があるにもかかわらず、そうした主張を裏付ける

西欧電気製品市場、第4四半期は3.5%拡大

市場調査大手GfKが2月27日発表した2014年第4四半期(10~12月)の西欧電気製品市場規模は604億9,900万ユーロとなり、前年同期比で3.5%拡大した。通信機器が好調で全体が強く押し上げられた格好だ。ベルギー、

機械業界受注2カ月連続増加、1月は+3%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2015年1月の新規受注高は前年同月比3%増となり、2カ月連続で拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)からの大型受注が多く国外受注が4%増加。全体が強く押し上げられた。国内

独化学業界売上、今年は減少見通し

独化学工業会(VCI)は2月25日、2015年の業界売上高(製薬を含む)が前年比0.5%減の1,922億ユーロに縮小するとの予測を発表した。最重要市場のユーロ圏で景気の回復が続き、石油・ユーロ安も追い風になるものの、経済

サイバー攻撃の被害、独企業の30%で発生

過去2年間にサイバー攻撃の被害を受けたドイツ企業は全体の30%に上る――。独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託を受けて調査会社アリスが従業員数20人以上の企業458社を対象に実施したアンケート調査で明らかにしたもので

独建設業売上、昨年は4.3%増に

ドイツ連邦統計局が2月25日発表した建設業界の2014年の売上高(従業員数20人以上の企業が対象)は659億3,700万ユーロとなり、前年比で4.3%増加した。独建設業全国連盟(HDB)によると、上半期が12.8%増と好

エネルギー大手RWEが採掘子会社Dea売却を強行

エネルギー大手の独RWEは2日、石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをロシア系投資会社レターワンに売却する手続きをすべて終了したと発表した。同取引に対しては英国政府が反対の意向を示していたが、これを無視する形で売却を強

懲戒解雇時の有給休暇の取り扱いで最高裁判決

被用者の不適切な行動を理由に即時解雇を行う場合、雇用主は通常、解雇予告期間(解雇通告日から発効日までの期間)を設けた通常解雇もあわせて通告する。即時解雇は通常解雇よりもハードルが高く、裁判で認められない可能性が通常解雇よ

生保剰余金でルール改正へ、被保険者への配当拡大

ドイツ連邦財務省は17日、生命保険の乗用金に関する政令案(保険料返還準備金政令案)を発表した。州代表との合意に基づく内容で、被保険者への配当が拡大する見通しだ。同案は連邦政府と州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)の

金属業界でベア合意、4月に3.4%引き上げ

独バーデン・ヴュルテンベルク州の金属業界(自動車・電機・機械など)の労使は24日、新しい労使協定の内容で合意した。賃金を4月から3.4%引き上げることが柱。協定期間は1月から来年3月末までの15カ月間で、今年1~3月につ

独企業景況感4カ月連続で改善

Ifo経済研究所が23日発表した2015年2月のドイツ企業景況感指数(100=2005年)は106.8となり、前月の106.7を0.1ポイントながら上回った。同指数の改善は4カ月連続。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は

生産者物価18カ月連続で低下、1月-2.2%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年1月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の同1.7%から拡大した。前年同月を下回るのは18カ月連続。エネルギーが6.3%低下し、全体を強く押し下げた格好で、

3年連続で財政黒字に、対GDP比0.6%に拡大

ドイツ連邦統計局は24日、連邦(国)、州、市町村、社会保険機関を合わせたドイツ全体の財政収支が昨年180億ユーロの黒字になったと発表した。黒字は3年連続。財政健全化の取り組みと堅調な経済がプラス要因となり、連邦から社会保

ロバート・ボッシュ―IoT用ソフト会社買収―

自動車部品大手の独ロバート・ボッシュ(シュツットガルト)は16日、IT子会社ボッシュ・ソフトウエア・イノベーションズが通信用ソフトウエアを開発する独プロシスト(ProSyst)を買収することで合意したと発表した。IoT(

マーレ―デルファイの熱システム部門買収―

自動車部品大手の独マーレ(シュツットガルト)は19日、米競合デルファイ・オートモティブの熱システム部門を買収すると発表した。自社の当該事業を強化する狙いで、デルファイの同部門が中国で展開する合弁会社の取得も目指す。取引金

フォルクスワーゲン―タイ工場設置を当局許可―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)がタイで申請していた乗用車工場の建設計画を現地当局が承認した。タイ高官の発言として独経済誌『ヴィルツシャフトボッヘ』が21日報じ、同社が追認したもので、VW取締役

サンライズ・メディカル―投資会社が売却か―

車椅子メーカーの独サンライズ・メディカルを投資会社エキストンが売却するもようだ。消息筋の情報として18日付『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が報じたもので、すでに売却候補先の模索を投資銀行マッコーリーに委託し

クロップエネルギーズ―英工場の生産を一時停止―

独砂糖大手ジュドツッカーのバイオ燃料子会社クロップエネルギーズ(マンハイム)は18日、英国南部のウィルトンにある工場の操業を当面、見合わせると発表した。石油価格の急落を受けてバイオ燃料価格が大きく低下し、採算が取れなくな

BASF―米国にアンモニア工場設置、ヤラと共同で―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は19日、ノルウェーの窒素肥料大手ヤラ・インターナショナルと共同で米国にアンモニア工場を建設すると発表した。原料コストが低いため、同地に白羽の矢を立てた。 メキシコ湾岸のフ

エーオン―伊太陽光発電事業を売却―

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は20日、イタリアの太陽光発電事業を現地のインフラ投資会社F2iに売却すると発表した。エーオンは組織再編計画の一環で南欧事業から撤退する方針を打ち出しており、今回の取引はこれ

ネスレ―米国で人工香料・着色料の使用中止へ―

食品大手ネスレの米国法人ネスレUSAは17日、同国で販売するチョコレート・キャンディで人工香料と人口着色料を使用しない方針を明らかにした。消費者の嗜好の変化を受けた措置で、年末までに天然香料・着色料に全面移行する。味は変

デートレフ・ルーイ―米投資家バフェット氏が買収―

オートバイ用品販売チェーンを展開する独デートレフ・ルーイ・モトアラートフェアトリープ(Detlev Louis Motorrad-Vertrieb、ハンブルク)を米投資家ウォーレン・バフェット氏が買収する。 デートレフ・

ルフトハンザ―配当見送り方針―

独ルフトハンザ航空(フランクフルト)は20日、2014年12月期の配当を見送る方針を明らかにした。独商法典(HGB)ベースの損益が巨額の赤字に転落したためで、取締役会は配当断念を提案するよう監査役会に要請した。 HGBベ

アアレアル―旧ヴェストLBの不動産金融子会社買収―

独不動産金融大手のアアレアル・バンク(ヴィースバーデン)は22日、旧ヴェストLB(ノルトライン・ヴェストファーレン州立銀行)の子会社で現在はヴェストLBの資産受け皿機関、EAA(エルステ・アップヴィックルングスアンシュタ

DB

ドイツ鉄道(DB)は23日、長距離路線バス事業の強化方針を明らかにした。自社ブランド「ICブス」と子会社ベルリンリーニエンブスを統一ブランドに統合。第3四半期から運行数を大幅に増やし、来年末までに4倍へと引き上げる。特に

ZFフリードリヒスハーフェン

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンによる米同業TRW オートモーティブの買収計画を競争法に基づき審査している欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、ZF から買収計画の譲歩案の提示があったと発表した。譲歩案の内

エレクトロアウト、業務用は20年までに70万台

ドイツにおける業務用エレクトロアウト(電気自動車、レンジエクステンダー、プラグインハイブリッド車)の累積登録台数は20年までに最大70万台に達する見通しだ。配達など業務で用いるとマイカーに比べて採算ラインが低いためだ。環

独電機業界輸出高、昨年は過去最高の1,655億ユーロに

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した2014年の業界輸出高は前年比4.9%増の1,655億ユーロとなり、12年に記録した過去最高(1,599億ユーロ)を更新した。中国向けが16.1%増の149億ユーロと大きく拡大

14年独機械輸出1.7%増加、EU・米向けが好調

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が20日発表した2014年の独機械輸出高は前年比1.7%増の約1,520億ユーロに拡大した。全体の43.1%を占める欧州連合(EU)向けが7.3%増加。米国向けも7.2%増の151億ユーロと

メガソーラーの発電コスト、火力に匹敵

メガソーラーの発電コストが火力発電と同等の水準まで低下しているもようだ。フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所(ISE)の調査レポートをもとに24日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、将来的には火力発電より

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