ドイツ経済ニュース

製造業受注がリーマンショック前の水準に

連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が5日発表した2014年12月のドイツ製造業受注指数(2010年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.2%増の112.9となり、リーマンショック前である08年4月 […]

製造業売上12月は0.6%増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年12月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.6%増となり、2カ月ぶりに拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)売上が4.6%増えて全体をけん引。国内

実質賃金上昇率、14年は過去最高の1.6%に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年の実質賃金指数(暫定値)は前年比1.6%増となり、統計が始まった08年以降で最大の伸びを記録した。インフレ率(消費者物価の変動率)が前年の1.5%から0.9%へと低下したことが大き

ダイムラー―14年営業利益が27%拡大―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は5日、2014年12月期決算の継続事業ベースの営業利益(EBIT)が101億4,600万ユーロとなり、前期比で27%増加したと発表した。主力の乗用車部門メルセデス・ベンツ・カ

ランクセス―ゴム分野で合弁交渉―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は9日、主力の合成ゴム事業分野で合弁化に向けた交渉を進めている事実を明らかにした。合成ゴム市場では業界の過剰生産能力と価格下落を受けて競争が激化。同社は業績改善に向けて組織再編に取り組んで

シーメンス―管理部門を中心に7800人削減へ―

電機大手の独シーメンスは6日、人員削減計画を発表した。昨年打ち出した組織再編計画「ヴィジョン2020」に伴う措置で、管理部門を中心に従業員7,800人を整理する。ロイター通信が社内情報として報じたところによると、人員削減

ABB―14年営業益11%減に―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)が5日発表した2014年12月期の営業利益(EBITDA)は54億米ドルとなり、前期比で11%減少した。受注残高が少なかったほか、送配電網、発電設備などを手がけるパワーシステム部門の不

フェストアルピーネ―対米投資を強化―

オーストリアの鉄鋼大手フェストアルピーネ(リンツ)は米国投資を拡大する意向だ。エネルギー、物流コストが欧州に比べて大幅に低いためで、特にステンレス鋼事業を強化。買収も視野に入れている。ヴォルフガング・エーダー社長が3日、

松風―独メルツの歯科材料子会社買収―

松風は6日、独製薬大手メルツの歯科材料子会社メルツ・デンタルを完全買収することで合意したと発表した。経営のグローバル化に向けた取り組みの一環。取得価格はアドバイザリー費用なども含めて1,645万4,000ユーロ(22億2

シンジェンタ―純利益が減少―

スイスの農薬大手シンジェンタ(バーゼル)が4日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBITDA)は前期比1%増の29億2,600万米ドルと小幅な伸びにとどまった。北米の異常気象と収益力の弱い事業からの撤退コストが響

フレゼニウス―輸血用品事業の部分売却を検討―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホームブルク)が輸血用品事業の部分売却を検討している。同社への取材をもとに10日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、傘下企業フェンオールの仏ラ・シャトル工場を放出す

シュターダ―エボラの迅速診断キット、3月発売へ―

医薬品大手の独シュターダ(バート・フィルベル)は9日、エボラ出血熱用の迅速診断キットを3月から販売すると発表した。同キッドは免疫迅速診断製品の開発・製造に特化した独セノバ(Senova)の製品。シュターダは1セットを3.

ドイツテレコム―オレンジとの英合弁をBTに売却―

電気通信大手のドイツテレコム(ボン)は5日、仏オレンジと折半出資で運営する英移動通信サービス合弁EEを英固定網通信大手のBTグループに売却することで合意したと発表した。取引が成立するとBTは固定網と移動通信サービスを一手

ロケット・インターネット―フードデリバリー事業強化―

出資対象をネットビジネス分野のスタートアップ企業に絞った独投資会社ロケット・インターネット(ベルリン)は6日、オンライン・フードデリバリー事業の強化方針を明らかにした。世界の市場規模が3,240億ユーロと大きく今後の成長

メトロ―ロシア通貨安が打撃―

流通大手の独メトロ(デュッセルドルフ)が10日発表した2014年10-12月期(第1四半期)の営業利益(EBIT、特殊要因を除く)は10億2,400万ユーロとなり、前年同期比で4.6%減少した。ロシア通貨ルーブルの交換レ

ミュンヘン再保険―14年は減益に―

再保険世界最大手の独ミュンヘン再保険が5日発表した2014年12月期の最終利益は32億ユーロとなり、前期の33億ユーロから3%減少した。元受子会社エルゴの組織再編に伴い約4億5,000万ユーロの減損損失を計上ことが響いた

ゼネラル・モーターズ

自動車大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)は4日、欧州部門(GME)の2014年の営業損益(EBIT、調整済み)が14億ドルの赤字となり、赤字幅が前期の8億6,900万ドルから拡大したことを明らかにした。為替差損のほか、

ポルシェ

高級車大手の独ポルシェが中国でリコール(無料の回収・修理)を実施する。中国国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)がホームページ上で明らかにしたもので、カムシャフトに不具合があるという。対象となるのは2009年4月から11

ロシュ

スイスの製薬大手ロシュは9日、がん・ゲノミクス分野の研究開発会社である独シグニチャー・ダイアグノスティクスを買収すると発表した。次世代シークエンス解析技術に基づく診断法の研究開発を強化する。取引金額は公表していない。

1月乗用車新車登録2.6%増に、日系3ブランドがけん引

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2015年1月の乗用車新車登録台数は21万1,337台で、前年同月を2.6%上回った。日系ブランドの三菱、レクサス、日産が大幅に伸びて全体をけん引した格好。ディーゼル車の割合は50

乗用車の平均価格、2.7万ユーロに上昇

昨年ドイツで販売された乗用車(新車)の平均価格(カタログ価格ベース)は2万7,189ユーロで、前年を2.3%(625ユーロ)上回った。平均価格は高馬力化や装備の電子化などを背景に長期の上昇傾向が続いており、近年はセダンな

電機業界、14年生産成長率予測を上回る

独電気・電子工業会(ZVEI)は9日、独業界の2014年の生産高が物価調整後の実質で前年比2.5%増となり、13年末に示した予想(2.0%増)をやや上回ったと発表した。業界の景気は昨年末から回復傾向にあり、今年も1.5%

ハンブルク港貨物取扱量が過去最高に

ハンブルク港湾協会が9日発表した同港の2014年の貨物取扱量は前年比4.8%増の1億4,570万トンとなり、過去最高を更新した。ウクライナ問題を受けてロシアとの取引量は減少したものの、中国、ポーランド、フィンランド、マレ

独航空会社の旅客輸送量、伸び率で欧州平均下回る

独航空産業全国連盟(BDL)は5日、国内航空会社の旅客輸送量(人キロベース=旅客数と輸送距離をかけ合わせた数値=)が昨年は2.3%の伸びにとどまったと発表した。欧州の航空会社は平均5.8%、世界は同5.9%とドイツの2倍

ドイツの核燃料税はEU法に合致=欧州司法裁法務官

欧州連合(EU)欧州司法裁判所(ECJ)の法務官は3日、ドイツの核燃料税はEU法に抵触しないとの判断を示した。法務官見解に法的拘束力はないものの、ECJは通常、同見解に沿った判決を下すことから、ドイツの原発事業者がすでに

マットレスの再販行為でメッツェラーに制裁

ドイツ連邦カルテル庁は6日、マットレスメーカーが小売価格を不当に指定していた問題で、調査の終了したメッツェラーに対し制裁金338万ユーロの支払いを命じると発表した。同様の行為は競合メーカー3社も行っており、そのうちベルギ

自動発券機にインクカートリッジ搭載、防犯対策で

ドイツ鉄道(DB)は10日、自動発券機の防犯対策を発表した。発券機の内部にインクカートリッジを設置するというもので、これにより犯罪グループによる発券機荒らしを防止する考えだ。 DBへの取材をもとに『南ドイツ新聞』が報じた

ベルリンではしか流行

ロベルトコッホ研究所は5日、ベルリンで麻疹(はしか)が流行していることを明らかにした。隣接するブランデンブルク州でも発生しており、感染経験がない、あるいはワクチンを接種していない人は注意が必要だ。出張などでベルリンに行く

独インフレ率もマイナスに、1月消費者物価0.3%低下

ドイツ連邦統計局が1月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.3%減となった。1年前の水準を下回るのはリーマンショックに端を発する金融・経済危機が深刻だった2009年9月以来で、5年4カ月ぶり。ユーロ

輸入物価2年連続で低下、14年は-2.2%に

ドイツ連邦統計局が1月28日発表した2014年の輸入物価指数は前年比2.2%減となり、2年連続で低下した。エネルギーが最大の押し下げ要因で、原油と石油製品を除いたベースでは下げ幅が1.5%だった。 エネルギー価格は平均1

消費者景況感13年来の高水準に

市場調査大手GfKが1月28日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は9.3となり、1月の確定値(9.0)を0.3ポイント上回った。同予測値は2001年11月以来13年3カ月ぶりの高水準。エネルギー価格の急落が大

15年成長率予測を政府が引き上げ

ドイツ政府は1月28日、2015年の国内総生産(GDP)成長率を従来予測の1.3%から1.5%に上方修正した。景気のけん引車である個人消費が一段と拡大するためとしている。 14年GDP成長率は1.5%となり、前年の0.1

失業者数、1月は季節要因で増加

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1月29日発表した同月の失業者数は303万2,000人で、前月から26万8,000人増加した。1月は例年、気温が低く屋外労働の需要が減るほか、クリスマス商戦の終了を受けて小売店が臨時社員を削減す

ドイツはダントツ1位の貿易黒字国

ドイツの貿易黒字は昨年2,850億ドル(2,520億ユーロ)となり、過去最高を更新した。Ifo経済研究所の試算をもとにロイター通信が2日報じたもので、黒字幅は2位中国(1,500億ドル)と3位サウジアラビア(1,000億

マーレ―米デルファイの熱システム部門買収か―

独自動車部品4位メーカーのマーレ(シュツットガルト)が米競合デルファイ・オートモティブの熱システム部門買収を狙っているもようだ。空調システム事業を拡大して、競合に後れを取っている電子部品系の事業を強化する意向だ。経済紙『

アウディ―2020年までに販売200万台へ―

高級車大手のアウディ(インゴルシュタット)は2020年までに販売台数を200万台以上に拡大する意向だ。ルーパート・シュタートラー社長が1月30日ロイター通信に明らかにした。同社はこのところ年10%以上のスピードで販売を伸

インフィニオン―業績見通し引き上げ―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は1月29日の決算発表で、2015年9月通期の業績見通しを上方修正した。ユーロ安ドル高が進んだためで、売上成長率を従来予測の約8%から「約12%プラスマイナス2%」への変更。売上

インテル―独同業ランティクを買収―

半導体世界最大手の米インテルは2日、独同業ランティク(Lantiq)を米投資会社ゴールデン・ゲート・キャピタルから買収することで合意したと発表した。スマートホーム分野で事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。買収手

ソーラーワールド―業績回復、EBITDAが黒字に―

太陽電池大手の独ソーラーワールドが2日発表した2014年暫定決算の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は1億900万ユーロの黒字となり、前年の赤字(1億4,700万ユーロ)から大幅に改善した。販売が好調だったほか、自動

フォイト―人員削減へ、産業サービス部門は放出―

独機械大手フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)のフベルト・リーンハルト社長は2日、経営不振の製紙機械部門を中心に人員削減を行うことを明らかにした。従業員の半数が所属する産業サービス部門も売却する考えで、同社の

アルノ―コスト削減へ―

キッチン家具製造の独アルノは2日、収益力強化に向けた計画を発表した。ドイツでの生産体制を柔軟化するほか、国内管理事業の集権化とブランド・製品の整理を実施。事業コストを削減する意向だ。 同社はドイツに計4工場を持つ。それぞ

ランクセス―14年営業益が予想上回る―

経営再建中の独化学大手ランクセス(ケルン)は1月28日、2014年の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)が前年の7億3,500万ユーロから10%増えて約8億800万ユーロ(暫定値)に拡大したと発表した。石油価格の急落

ロシュ―14年純利益16%減に―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)が1月28日発表した2014年12月期決算の純利益は93億5,300万スイスフランとなり、前期比で16%減少した。長期債務の借り換えや、評価損・リストラ費用の計上が響いた。売上高は1%増

ドイツ銀行―10-12月期黒字転換―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)が1月29日発表した2014年10-12月期(第4四半期)の純損益は4億4,100万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(13億6,500万ユーロ)から大幅に改善した。投資銀行部門

オペル

自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルは1月29日、露サンクトペテルブルク工場の操業を3月23日から5月15日にかけて停止すると発表した。ルーブル安と景気の悪化で需要が大きく落ち込んでいることに対応する

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