独鉄鋼大手のThyssenkrupp(エッセン)が超高速エレベーターの開発に向けて高さ235メートルのタワーを建設する計画だ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙などが報じたもので、最有力候補地として西南ドイツのロットヴァイルが挙がっている。
\Thyssenkruppは東アジアで高層ビル向けの受注を獲得するために同タワーを建設する。タワー内にはエレベーター10台を設置、そのうち5台は秒速10メートル以上のものとする。投資額は3,500万~4,000万ユーロを見込む。
\ロットヴァイル市のラルフ・ブロス市長は同計画を全面的に支持。ロットヴァイルは中世から塔の街だったと述べ、実現すればシュトゥットガルトとチューリッヒに並ぶ技術革新の基軸に発展すると期待を示した。
\Thyssenkruppの担当者は、まだ計画段階で他にも候補地があるもののロットヴァイルの立地条件は素晴らしいと語った。近郊のノイハウゼン工業地団地にはすでに同社のエレベーター技術センターがある。工事開始は今年末で、操業開始は2016年初頭を予定している。市との間で6日に話し合いを行う。
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