ポーランドの石油最大手PKNオルレンが10日発表した2010年10-12月期の純利益が5億4,100万ズロチ（1億8,900万米ドル）となり、前年同期から79％増加した。原油高を背景にした製品価格の上昇や精製マージンの改善が貢献し、売上高も前年同期比29％増の229億ズロチに拡大した。
\10-12月期の販売量は890万トンで前年同期から5％増加した。部門別で見ると、精製部門は8％増の592万5,000トン、小売部門が3％増の175万9,000トンにそれぞれ拡大した一方、石油化学部門は4％減の120万4,000トンに後退した。
\PKNオルレンは今年、ポーランド最大の携帯電話サービス会社ポルコムテルの持ち株24％を売却する計画で、1-3月期中に予備入札を実施する。売却益は債務返済に充当するほか、採油事業に投資する。（1PLN＝28.83JPY）
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