ナブッコ企業連合、競合プロジェクトとの合併検討
カスピ海地域の天然ガスをロシアを迂回して欧州に運ぶナブッコ計画を進める企業連合が、競合プロジェクトであるトランス・アナトリア・パイプライン(Tanap)を組み込んだ形で輸送ラインを建設することを検討している。輸送能力に見 […]
カスピ海地域の天然ガスをロシアを迂回して欧州に運ぶナブッコ計画を進める企業連合が、競合プロジェクトであるトランス・アナトリア・パイプライン(Tanap)を組み込んだ形で輸送ラインを建設することを検討している。輸送能力に見 […]
ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムのミレル最高経営責任者(CEO)は2月27日にスロベニアを訪問し、トゥルク大統領とヤンシャ首相と会談。同社が主導する天然ガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画などについて協議し
ポーランドの国営鉱山会社KGHMは2月末、2011年第4四半期決算(非連結ベース)で純利益が38億1,000万ズロチに上り、前年同期の約3倍の大幅増益となったと発表した。2011年通期の純利益は国内企業で史上最高の113
欧州委員会は、ポーランドがシェールガスの開発生産事業免許を付与する際の慣行が、天然資源のコンセッション付与に競争入札を義務付けるEUのルールに違反しているとして問題視している。ポーランド日刊紙『プルス・ビズネス』がこのほ
カスピ海周辺国の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶ「ナブッコ・パイプライン」の建設計画が縮小される可能性が出てきた。調達できる天然ガスの量が想定を大幅に下回っているため。20日付けの『ウォールストリート・ジャーナル(WWJ
ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)とロシアの天然ガス独占企業ガスプロムとの間で天然ガスの輸入価格をめぐる交渉が暗礁に乗り上げている問題でPGNiGは21日、ストックホルム商業会議所仲裁裁判所に仲裁の申し立てを行っ
ポーランドのトゥスク首相は22日、シェールガス生産に特別税(炭化水素税)を課すことを検討していると発表した。同国でシェールガスの開発事業が加速する中、2015年の商業化までに税制度を改正し、環境対策予算などの新たな財源を
ポーランド国営銅山会社KGHMによる買収で合意していたカナダ同業クアドラ FNXマイニングは20日の臨時株主総会で、買収の承認を取り付けた。これにより買収はカナダ産業省の承認を経て、3月上旬に実現する見通しだ。 \ KG
英豪系エネルギー開発会社のワイルドホース・エナジーは16日、ウラン再開発プロジェクトを手がける合弁企業の設立でハンガリーの国営企業であるMecsek-OkoおよびMecsekerc2社と合意したと発表した。 \ 3社はハ
墺石油ガス大手OMVは22日、黒海ルーマニア沖に大規模なガス田を発見したと発表した。国際石油メジャーの米エクソンと共同でボーリング調査していたもので、可採埋蔵量は420~840億立方メートル。オーストリアのガス消費量の9
欧州向け天然ガスの供給をめぐりロシアとウクライナの対立が再び加熱している。露ガス大手のガスプロムは22日、現在建設が進められているサウス・ストリームの完成後にウクライナを経由する欧州向け天然ガス輸送を全面的に停止する意向
石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルとカナダの油田開発会社ペトロマナスはアルバニアの油田開発事業で提携する。米経済紙『ウォールストリート・ジャーナル』がこのほど報じた。 \ シェルは、ペトロマナスがアルバニアに保有する
ドイツ連邦統計局が27日発表した2011年の原油輸入額は前年比28.2%増509億ユーロと大幅に拡大した。輸入量は4.3%減ったものの、1トン当たりの輸入額が34%上昇したことが響いた。トン当たりの輸入額は583ユーロで
米自動車大手のゼネラルモーターズ(GM) は21日、傘下の乗用車ブランド、シボレーの小型車「クルーズ」で米市場向けにディーゼルモデルを導入する方針を明らかにした。低燃費で環境に優しい自動車への関心が米国内でも高まりつつあ
EU加盟国は23日、オイルサンド(油砂)から抽出した石油を有害と認定するルールの導入の是非について専門委員会で採決を行ったが、票が分かれて決定を持ち越した。これを受けて6月に開く環境相理事会で最終判断する。 \ 欧州委員
ガスプロムと、日本企業連合の極東ロシアガスは、ウラジオストク地域の天然ガス利用に向けた事業化調査の完了を受けて、ガス液化プラント建設の投資調査の段階に入る。インタファクス通信が20日報じた。 \ ガスプロムのミレル社長は
ポーランドのガス輸送大手ガス・システムとリトアニアの同業Lietuvos Dujos ABが、天然ガスパイプラインの敷設事業で提携するもようだ。ポーランド現地紙『ワルシャワ・ヴォイス』が13日報じた。両国間に年間輸送能力
12日に97.14%の圧倒的な支持で再選されたトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領は、技術改革や研究・開発を支援し、工業化を図ると公約した。しかし、これを実現するのは容易ではなさそうだ。同国は「中央アジアの北朝鮮」
ドイツ連邦統計局が17日発表した2012年1月の生産者物価指数は前月比で3.4%上昇した。上げ幅は昨年4月をピークに縮小傾向にあるものの、依然として大きい。同物価は前月比でも0.6%上がった。 \ 最大の押し上げ要因はエ
エンジン大手の独Tognum(フリードリヒスハーフェン)は17日、中堅発電機メーカーAggretechの株式75.1%を取得し傘下に収めると発表した。分散型エネルギー設備事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。 \
自動車燃料の価格が高騰している。20日にはエタノール混合比率10%のガソリン「E10」が全国平均でリッター当たり1.64ユーロとなり過去最高を記録。同5%のガソリン「E5」は1.67ユーロへと達し、こちらも最高記録を更新
イラン石油省は19日、英国とフランスへの原油輸出を停止したと発表した。EUがイラン産原油の禁輸を決めたことへの対抗措置。英仏のイラン産原油への依存度は小さいが、7月の禁輸発動を前にイラン以外からの石油調達を進める他のEU
米石油大手のエクソンモービルがポーランドで実施しているシェールガス開発事業が難航している。現地紙『ジェチュポスポリタ』がこのほど、同社関係者の話として報じた。試験ボーリングで「十分な量」のガスを確認できなかったため、シェ
ドイツ連邦統計局が13日発表した2012年1月の卸売物価指数は前年同月比の上げ幅が前月(12月)と同じ3.0%となった。同物価を最も強く押し上げたのは石炭・石油類で、12.1%上昇。乳製品・卵・食用油脂も6.9%高くなっ
ドイツ政府は8日、カザフスタン政府との間で資源、産業、技術分野にまたがるパートナーシップ協定を締結した。カザフスタンの近代化を支援する見返りとして産業界が必要とする希土類などの天然資源を確保する。ドイツは昨年10月にもモ
エネルギー大手の独RWE(エッセン)が天然ガスパイプラインを運営するチェコの傘下企業NET4GASを年末までに売却する方針だ。総額110億ユーロの資産を放出する計画の一環で、すでに売却に向けた準備を開始した。チェコ子会社
BPの独子会社Aral(ボーフム)は8日、ガソリンスタンド網を拡充すると発表した。競合Shellも同様の方針を打ち出しており、市場ではし烈な生存競争が激化しそうだ。 \ Aralのガソリンスタンド(直営店と提携店)は現在
サハラ砂漠以南のアフリカ市場に進出するドイツ企業が増えている。石油・鉱物資源価格の高騰と、比較的安定した政治的情勢を追い風に高い経済成長が続いているためで、最近では中堅企業にも進出のすそ野が広がっている。8日付『ファイナ
カザフスタンのナザルバエフ大統領の訪独を機に、カザフスタンとドイツ産業界が総額45億ユーロ規模の提携協定を結んだ。希土類(レアアース)の開発・採掘・利用が主な内容で、ドイツ企業を優先的に扱う見返りに、ドイツからの技術移転
アゼルバイジャンが欧州へのガス供給に向けて動きだした。欧州委員会のエティンガー委員(エネルギー担当)は6日、「2、3カ月中に撤回不能の決定に至る」との見通しを示し、同国がガス輸送契約先の検討に入っていることを示唆した。2
ポーランド財務省は9日、政府が株式の過半数を所有する電力大手エネルガとエネアの合併を検討していることを明らかにした。エネアがエネルガを吸収合併する方向で協議していくという。合併には全株主の承認が必要になる。 \ エネルガ
ロシアの政府系独占ガス企業ガスプロムは10日開いた非公開の投資家向け説明会で、欧州向けの天然ガス供給量を2011年の1,500億立方メートルから12年は1,540億立方メートルに増やす方針を明らかにした。地元メディアが報
欧州を広く覆う強力な寒気がドイツの市民生活や経済活動に影響をもたらしている。列車の運休やフライトの遅れは増加。河川や海路の凍結を受けて物流にも支障が出てきた。昨年打ち出したエネルギー転換政策を受けて国内の発電能力が減少し
中国民用航空局(CAAC)は6日、欧州連合(EU)が1月に導入した航空部門を対象とする二酸化炭素(CO2)排出量取引制度(EU-ETS)に自国の航空会社が参加することを禁止した。国連気候変動枠組条約の原則と国際的な航空規
ドイツ連邦統計局が2日発表した2011年の国内貨物輸送量(暫定値)は前年比6.5%増の43億3,360万トンへと拡大し、16年来の大きな伸びとなった。景気回復が鮮明に反映された格好で、河川輸送と原油パイプライン輸送が特殊
先月末に経営破たんしたスイスの独立系石油精製大手Petroplus(ツーク)の買収に複数の投資家が名乗りを上げている。1月27日に米投資家Gary Kleschが仏独英の拠点買収に関心を示したことに続き、今月1日にはGo
ロシアの国営天然ガス企業ガスプロムが欧州への供給量を縮小した。寒波到来で国内需要が拡大していることが理由だ。欧州には十分な備蓄があり、これまでのところ実害は出ていない。ただ、供給会社によっては調達量が30%減ったところも
1月下旬からの厳しい寒波でポーランドの天然ガス供給を独占するPGNiGの損失がかさんでいる。ロシアから調達するガスの価格が、エネルギー規制庁(URE)の統制する小売価格を上回っているためだ。 \ ポーランドにおけるガス消
豪州のワイルドホース・エナジーがチェコの炭鉱で合成ガスを生成する意向であるのに対し、現地の自治体・住民が強く反対している。同社が採用する「アンダーグラウンド・コール・ガシフィケーション(UCG)」という手法が、地盤沈下や
東欧を中心に厳しい寒波の影響が広がるなか、ロシアの政府系独占ガス企業ガスプロムは4日、国内での需要増に伴い、一時的に欧州向けの天然ガス供給量を減らしたことを明らかにした。同社によると、欧州向けの供給量は同日までに通常のレ
2011年12月通期決算の純利益は309億2,000万ドルで、前年から54%増加。原油価格の上昇が収益を押し上げた。10-12月期の純利益は前年同期比4%減の65億ドル。 \
微細藻類からバイオガスを生産する技術の開発に、ボーフム大学(RUB)熱力学講座の研究チームが取り組んでいる。これまでに行った試験では、加熱したり、トウモロコシを一定比率で混ぜるとガス生産効率が高まることなどが明らかになっ
ポーランドの石油・ガス採掘公社(PGNiG)が国内2位の石油会社で国営のロトスを買収する案が浮上している。現地日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ』が24日付で報じたもので、民営化が失敗したときの代案として国家資産省が
リトアニア国営の石油ターミナル運営会社クライペドス・ナフタ(Klaipedos Nafta)は1月23日、浮体式液化天然ガス(LNG)受入基地(FSRU)の建設業者にノルウェーのHoegh LNGを選定したと発表した。今
ドイツ連邦統計局が1月27日発表した2011年の輸入物価指数は前年比で8.0%増加し、11年来の大きな上げ幅となった。世界経済の好調を背景に石油や鉱石などの原料価格が上昇。全体を強く押し上げた。 \ 原油価格は31.7%
EU加盟国は23日に開いた外相理事会で、核開発を続けるイランに対する追加制裁措置として、イラン産原油の輸入を禁止することを正式決定した。輸入の新規契約を即時に禁止。契約済みの輸入についても7月1日から禁止する。イラン産原
欧州委員会は26日、アイルランドと英国が域内における天然ガス輸送網の利用条件を定めたEU規則を順守していないとして、両国政府を欧州司法裁判所に提訴すると発表した。北アイルランドとアイルランドおよびスコットランドと北アイル
独エネルギー最大手RWEが、カスピ海の天然ガスをトルコからオーストリアへ輸送する『ナブッコ』パイプラインプロジェクトへの出資を見直しているもようだ。ドイツ版ウォールストリートジャーナル紙の17日付インタビュー記事で、グロ
ポーランドの国営電力大手エネルガがワルシャワ証券取引所に上場する可能性が出てきた。ミコワイ・ブザノフスキ財務相は記者会見で、「政府がエネルガの株式を85%保有する理由は見当たらない」と述べ、株式公開による民営化が「最良の