石油・石炭・ガス

フェロシュタール―石化プラントなどでトプソーと合弁―

産業向けプラント建設事業者の独フェロシュタールは3月27日、デンマークの大型設備メーカー、ハルダー・トプソーと共同で合弁会社を設立したと発表した。両社の強みを持ち寄って石油化学、製油、環境プラントの分野で計画から開発、資 […]

ハンガリー、核燃料供給問題でユーラトムと合意

ハンガリーの原発増設計画をめぐり、同国がロシア原子力公社(ロスアトム)と結んだ核燃料供給契約にEUが懸念を示している問題で、ハンガリー政府は25日、ロスアトムによる燃料供給期間を当初計画より短縮する妥協案で合意したと発表

ブルガリア国営エネ会社に異議告知書、ガス市場の独占悪用で

欧州委員会は23日、ブルガリア国営エネルギー会社のブルガリア・エナジー・ホールディングス(BEH)が国内天然ガス市場での独占的な地位を悪用し、他社の事業展開を妨げている疑いがあるとして、同社と関連子会社に異議告知書を送付

欧州委が英を提訴、発電所の排出めぐり

欧州委員会は26日、英政府がウェールズにある石炭火力発電所の排出規制違反を放置し、窒素酸化物(NOx)の排出量がEU指令の上限を超える状態が続いているとして、欧州司法裁判所に提訴すると発表した。 問題となっているのは、独

フェロシュタールとトプソーが合弁、石化プラントなどで

独プラント大手フェロシュタールは27日、デンマークの大型設備メーカー、ハルダー・トプソーと合弁会社を設立したと発表した。両社の強みを持ち寄って石油化学、製油、環境プラントの分野で計画から開発、資金調達、建設、運営、保守に

廃炉コストの納税者負担回避へ、経済省が対策検討

原子力発電を全廃するとともに再生可能エネルギーの普及を促進するドイツの「エネルギー転換政策(Energiewende)」の進展に伴い問題・課題が数多く出ているなか、所轄官庁の連邦経済省が2つ分野で課題克服に向けた政策方針

RWE―中東の投資家が出資か―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)にアラブ首長国連邦アブダビ首長国の投資家が資本参加するとの観測が浮上している。ブルームバーグ通信が消息筋の情報として18日報じたもので、増資を引き受けて10%出資する方向という。同社の

ロシアが通貨同盟を提案、ベラルーシとカザフスタンに

ロシアのプーチン大統領は20日、ベラルーシとカザフスタンの首脳に対し、通貨同盟の結成を検討するよう呼びかけた。 3カ国は、経済統合を目指す「ユーラシア経済同盟(EEU)」の創設メンバー。カザフスタンの首都アスタナで開かれ

EUがエネルギー同盟構築で合意、対ロ依存脱却に向け

欧州連合(EU)は19日、ブリュッセルで首脳会議を開き、域内のエネルギー安全保障の強化に向け「エネルギー同盟」の創設を進めることで合意した。ウクライナ問題をめぐり対立するロシアに天然ガス・石油の輸入を依存する現状から脱却

ロシアが通貨同盟を提案、ベラルーシとカザフスタンに

ロシアのプーチン大統領は20日、ベラルーシとカザフスタンの首脳に対し、通貨同盟の結成を検討するよう呼びかけた。 3カ国は、経済統合を目指す「ユーラシア経済同盟(EEU)」の創設メンバー。カザフスタンの首都アスタナで開かれ

EUがエネルギー同盟構築で合意、対ロ依存脱却に向け

EUは19日、ブリュッセルで首脳会議を開き、域内のエネルギー安全保障の強化に向け「エネルギー同盟」の創設を進めることで合意した。ウクライナ問題をめぐり対立するロシアに天然ガス・石油の輸入を依存する現状から脱却し、安定的で

GEのアルストム重電部門買収、審査期限を延長

欧州委員会は17日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が仏アルストムの重電部門を買収する計画の審査期間を延長すると発表した。GEの要請に応じたもので、7月8日となっていた審査期限を8月6日とする。 欧州委は2月下旬、同買

2月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1%に

ドイツ連邦統計局は12日、1月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.1%、前月比がプラス0.9%で、速報値と変わりがなかった。インフレ率はこのところ石油価格の急落

卸売物価の下げ幅が4カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が13日発表した2015年2月の卸売物価指数は前年同月比2.1%減となり、下げ幅は前月の2.6%から縮小した。低下率が縮むのは4カ月ぶり。石炭・石油製品の下落率が前月の18.5%から15.7%に下がったこ

エーオン―過去最大の純損失計上、評価損で―

エネルギー独最大手のエーオン(デュッセルドルフ)が11日発表した2014年12月期決算の純損益は31億6,000万ユーロの赤字となり、前期の黒字(20億9,100万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字の規模は2000年の会社

エジプト政府からシーメンスが大型受注、最大100億ユーロ

電機大手の独シーメンスは14日、エジプト政府からコンバインドサイクル(CC)発電所と風力発電設備を正式受注した。同国は産業強化に向けて電力インフラの拡充を目指しており、シーメンスは同日、電力関係でさらに2件の受注を獲得す

独エーオン、14年は過去最大の赤字に

独エネルギー最大手のエーオンが11日発表した2014年12月通期決算の最終損益は31億6,000万ユーロの赤字となり、前期の黒字(20億9,100万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字は過去最大規模。組織再編計画の一環で巨額

RWE―コスト削減強化へ―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は10日の決算発表で、コスト削減目標を引き上げた。再生可能エネルギーの急増を受けて火力発電の採算が悪化しているためで、2017年までに12年比で年15億ユーロ圧縮するとした従来目標を同

ロスネフチ、14年は9.8%減益

ロシア石油大手の国営ロスネフチが4日発表した2014年12月通期決算の純利益は3,500億ルーブル(約50億ユーロ)となり、前年同期の3,880億ルーブルから9.8%減少した。売上高は17.2%増の5兆5,030億ルーブ

ウクライナへのガス供給、当面継続へ=3者協議で合意

天然ガスの供給をめぐってロシアとウクライナが対立している問題で、両国は2日、ブリュッセルで仲介役のEUを交えた三者協議を行い、ウクライナ側がガス代金を前払いすることを条件にロシア側がガスの供給を3月末まで続けることで合意

EUが30年までに温効ガス40%削減、目標を国連に提出

EUは6日開いた環境相理事会で、2030年までにEU全体で温室効果ガス排出量を1990年比で40%削減する目標を正式決定し、同日付で国連に提出した。12月にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP2

RWE、採掘子会社売却を強行

独エネルギー大手のRWEは2日、石油・天然ガス採掘子会社RWE DEAをロシア系投資会社レターワンに売却する手続きを完了したと発表した。同取引をめぐっては英政府が反対していたが、強行実施した。 RWEは昨年3月、DEAを

ロスネフチ、14年は9.8%減益

ロシア石油大手の国営ロスネフチが4日発表した2014年12月通期決算の純利益は3,500億ルーブル(約50億ユーロ)となり、前年同期の3,880億ルーブルから9.8%減少した。売上高は17.2%増の5兆5,030億ルーブ

EBRDと伊ウニクレディト、カザフスタンの鉱山事業に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は先ごろ、イタリアのウニクレディトグループと共同でカザフスタン西部のクロム採掘事業に融資すると発表した。トルコのイルディリムグループの子会社でカザフスタンに拠点を置く鉱山事業会社フォスホドクロ

独消費者景況感、01年10月来の高水準に

市場調査大手GfKが2月26日発表したドイツ消費者景況感指数の3月向け予測値は9.7となり、2月の確定値9.3を0.4ポイント上回った。石油価格の大幅下落が追い風となり、2001年10月以来の高水準を記録した。 景気の見

インフレ率が再びプラスの領域に、2月0.1%

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比0.1%増(速報値)となり、2カ月ぶりに上昇へと転じた。1月は同マイナス0.4%となり、5年4カ月ぶりに1年前の水準を下回った。 2月の物価が上昇に転じ

1月輸入物価4.4%低下、09年11月来の下落幅に

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2015年1月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比4.4%減の100.2に低下し、09年11月以来の大きな下落幅となった。1年前の水準を下回るのは24カ月連続。エネルギーが

BASF―増益確保、石油安追い風に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が2月27日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBIT、調整前)は73億5,700万ユーロとなり、前期を4.0%上回った。石油価格の大幅下落が追い風となった格好で、

独化学業界売上、今年は減少見通し

独化学工業会(VCI)は2月25日、2015年の業界売上高(製薬を含む)が前年比0.5%減の1,922億ユーロに縮小するとの予測を発表した。最重要市場のユーロ圏で景気の回復が続き、石油・ユーロ安も追い風になるものの、経済

エネルギー大手RWEが採掘子会社Dea売却を強行

エネルギー大手の独RWEは2日、石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをロシア系投資会社レターワンに売却する手続きをすべて終了したと発表した。同取引に対しては英国政府が反対の意向を示していたが、これを無視する形で売却を強

ロシアとウクライナ、今月中の天然ガス供給継続で合意

ロシアとウクライナが天然ガス供給で対立している問題で、両国と欧州連合(EU)は2日、ブリュッセルで3者協議を開き、昨年10月の合意に基づいた取引の継続を確認した。これにより、月末までは供給が確保できる見通しとなった。その

フィンランドのフォータム、スロバキア電力を買収か

フィンランドのエネルギー大手フォータムが、スロバキア電力(SE)の買収に乗り出した。消息筋が2月25日、ロイター通信に明らかにしたもので、伊電力大手エネルが保有する株式の取得について協議している。すでに資産査定(デューデ

欧州議会の環境委、排出量取引制度の改革案を承認

欧州議会の環境委員会は2月24日、EU排出量取引制度(EU-ETS)の改革案について採決を行い、2018年末までに排出権価格を下支えするための「市場安定化準備制度」を導入する案を賛成多数で承認した。改革案は近く欧州議会本

GEのアルストム重電部門買収、欧州委が疑義

欧州委員会は2月23日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が仏アルストムの重電部門を買収する計画について、本格的な調査を開始したと発表した。初期審査でガスタービン部門での競争上の問題が浮上したことから承認を見送り、詳細な

マースク、ダンスク銀の株式20%を売却

デンマークの海運・石油大手APモラー・マースク(デンマーク)は2月25日、保有する国内最大手銀行ダンスク・バンクの株式20.05%を売却すると発表した。前日の株価に基づく売却額は358億クローネ(約48億ユーロ)に上る。

BASF、14年純利益は7.6%増

独化学大手のBASFが2月27日発表した2014年12月通期決算の純利益は、前期比7.6%増の51億5,500万ユーロとなった。売上高は0.5%増の743億2,600万ユーロと、小幅の伸びにとどまった。 営業利益(EBI

フィンランドのフォータム、スロバキア電力を買収か

フィンランドのエネルギー大手フォータムが、スロバキア電力(SE)の買収に乗り出した。消息筋が2月25日、ロイター通信に明らかにしたもので、伊電力大手エネルが保有する株式の取得について協議している。すでに資産査定(デューデ

生産者物価18カ月連続で低下、1月-2.2%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年1月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の同1.7%から拡大した。前年同月を下回るのは18カ月連続。エネルギーが6.3%低下し、全体を強く押し下げた格好で、

クロップエネルギーズ―英工場の生産を一時停止―

独砂糖大手ジュドツッカーのバイオ燃料子会社クロップエネルギーズ(マンハイム)は18日、英国南部のウィルトンにある工場の操業を当面、見合わせると発表した。石油価格の急落を受けてバイオ燃料価格が大きく低下し、採算が取れなくな

BASF―米国にアンモニア工場設置、ヤラと共同で―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は19日、ノルウェーの窒素肥料大手ヤラ・インターナショナルと共同で米国にアンモニア工場を建設すると発表した。原料コストが低いため、同地に白羽の矢を立てた。 メキシコ湾岸のフ

エレクトロアウト、業務用は20年までに70万台

ドイツにおける業務用エレクトロアウト(電気自動車、レンジエクステンダー、プラグインハイブリッド車)の累積登録台数は20年までに最大70万台に達する見通しだ。配達など業務で用いるとマイカーに比べて採算ラインが低いためだ。環

メガソーラーの発電コスト、火力に匹敵

メガソーラーの発電コストが火力発電と同等の水準まで低下しているもようだ。フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所(ISE)の調査レポートをもとに24日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、将来的には火力発電より

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