金融

ハンガリーが銀行税引き下げ、EU平均水準まで減額

ハンガリーのオルバン首相は9日、銀行税と呼ばれる金融機関向けの特別税を大幅に引き下げると発表した。15年から段階的に実施し、欧州連合(EU)で最高水準にある銀行の税負担をEU平均並みの水準まで軽減する。 ハンガリー政府は […]

ルーマニア利下げ、インフレ減速で緩和継続

ルーマニア国立銀行(BNR)は4日、政策金利を2.5%から2.25%へ0.25ポイント引き下げた。昨年8月の緩和開始以来の利下げ幅は合計で1.25ポイントとなり、過去最低金利を更新した。BNRでは、インフレ率の低下や今後

エルドアン大統領、政敵支持者の銀行を国の管理下に

トルコ金融規制監視庁(BDDK)は3日、銀行規正法違反を理由に、イスラム銀行大手のアスヤ銀行を国の管理下に置いた。ただ、アスヤ銀行のオーナーが、エルドアン大統領の政敵であるフェトフッラー・ギュレン氏の支持者であることから

輸出・輸入・貿易黒字で記録更新

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年の輸出高(暫定値)は前年比3.7%増の1兆1,336億ユーロとなり、12年に記録した過去最高(1兆958ユーロ)を更新した。輸入高(同)も2.0%増えて過去最高の9,165億ユーロ

ダイムラー―14年営業利益が27%拡大―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は5日、2014年12月期決算の継続事業ベースの営業利益(EBIT)が101億4,600万ユーロとなり、前期比で27%増加したと発表した。主力の乗用車部門メルセデス・ベンツ・カ

ABB―14年営業益11%減に―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)が5日発表した2014年12月期の営業利益(EBITDA)は54億米ドルとなり、前期比で11%減少した。受注残高が少なかったほか、送配電網、発電設備などを手がけるパワーシステム部門の不

シンジェンタ―純利益が減少―

スイスの農薬大手シンジェンタ(バーゼル)が4日発表した2014年12月期決算の営業利益(EBITDA)は前期比1%増の29億2,600万米ドルと小幅な伸びにとどまった。北米の異常気象と収益力の弱い事業からの撤退コストが響

ロケット・インターネット―フードデリバリー事業強化―

出資対象をネットビジネス分野のスタートアップ企業に絞った独投資会社ロケット・インターネット(ベルリン)は6日、オンライン・フードデリバリー事業の強化方針を明らかにした。世界の市場規模が3,240億ユーロと大きく今後の成長

ECBがギリシャ国債の特例措置撤廃、反緊縮の新政権に圧力

欧州中央銀行(ECB)は4日、ギリシャの銀行への資金供給に際して、信用力が低いギリシャ国債を担保として受け入れる特例措置を11日に撤廃すると発表した。財政緊縮の放棄を掲げ、EUなどによる金融支援の枠組みの見直しを求める新

デンマーク中銀が追加利下げ、政策金利マイナス0.75%に

デンマーク中央銀行の国立銀行は5日、主要政策金利である譲渡性預金(CD)金利を0.25ポイント引き下げ、マイナス0.75%にすると発表した。通貨クローネが対ユーロで上昇するのを防ぐためで、今年に入って4度目の利下げとなる

EUと中国が通信分野で協力強化、5G技術で連携

欧州委員会は3日、ブリュッセルで中国と欧州の大手金融・IT企業15社の首脳を招いて会合を開き、ハイテクや通信などの分野での協力拡大に向けた意見交換を行った。 会合にはEU側からアンシプ副委員長(デジタル単一市場担当)、カ

BNPパリバ、14年は1.5億ユーロの黒字

仏最大手銀行のBNPパリバは5日、2014年12月通期決算の最終損益は1億5,700万ユーロの黒字だったと発表した。米国が経済制裁を発動しているスーダン、イラン、キューバなどと送金など違法な取引を行っていた問題で、6月に

サンタンデール銀、10~12月期は大幅増益

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールが3日発表した2014年10~12月期(第4四半期)決算の純利益は14億6,000万ユーロとなり、前年同期から68%増加した。総収入は小幅の増加にとどまったが、貸倒引当金が28億

BBVA銀が復調、10~12月期は黒字に

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は4日発表した2014年10~12月期(第4四半期)決算で、6億8,900万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(8億4,900万ユーロ)から黒字

ミシュランとエアリキード、持続可能なモビリティを支援

仏タイヤ大手ミシュランと産業ガス大手エアリキードはこのほど、持続可能なモビリティを支援する投資ファンド「エコモビリティ・ベンチャーズ」に参加すると発表した。 エコモビリティ・ベンチャーズは2011年にフランス国有鉄道(S

みずほ銀がウィーン支店を開設、中東欧事業を強化

みずほ銀行は1月27日、今年半ばまでにウィーンに支店を開設すると発表した。中東欧事業の強化が狙い。すでに現地で事業を展開する日系企業に加え、投資促進機関との協力を通じて新たな進出企業を顧客に取り込みたい考えだ。 みずほ銀

ライファイゼン・インターナショナル、資産を2割削減

中東欧銀行業界大手のライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI、オーストリア)は1月29日、資産を最低2割削減する計画であることを明らかにした。ルーブル暴落とスイスフラン高により収益性が大きく悪化したためで、資産売

ポーランド政府、スイスフラン建て債務者の救済案を発表

ポーランド政府は1月29日、国内のスイスフラン建て債務者の救済案を発表した。銀行に対して一定の譲歩を勧告するもので、強制力はない。 主な内容は(1)実勢為替相場におけるズロチ建てへの借り換えを手数料なしで提供(2)月々の

ハンガリー中銀、政策金利据え置きを決定

ハンガリー国立銀行(MNB)は1月27日の金融政策理事会で政策金利を2.10%に据え置くことを決定した。金利据え置きは6会合連続で市場の予想通り。15年までは金利を据え置くとする従来の方針に沿ったものとなった。 昨年12

英投資会社MEP、南東欧の食品大手を買収

英投資会社ミッド・ヨーロッパ・パートナーズ(MEP)は2日、南東欧の食品大手ダヌーブ・フーズ・グループとクレーテス(Clates)・ホールディングの過半数株を買収すると発表した。買収額は公表されていない。手続きは6月末ま

ロシア銀行最大手、引出し額上限を引き下げ

ロシア銀行最大手で国営のズベルバンクが、来月から現金引出し上限額を引き下げる。クレジットカードを用いた自動預払機(ATM)での取引が対象だ。引出額が増加している現状に対処し、カード決済を促進する狙い。 国内で人気の高い「

ロシア政府が危機対策を発表、2.4兆ルーブル規模

ロシア政府は1月28日、2兆3,400億ルーブル(約300億ユーロ)規模の「危機対策計画」を発表した。ウクライナ情勢を巡る欧米の制裁や原油価格の下落に伴う通貨安によって景気後退懸念が高まっていることを受け、歳出削減や金融

独インフレ率もマイナスに、1月消費者物価0.3%低下

ドイツ連邦統計局が1月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.3%減となった。1年前の水準を下回るのはリーマンショックに端を発する金融・経済危機が深刻だった2009年9月以来で、5年4カ月ぶり。ユーロ

消費者景況感13年来の高水準に

市場調査大手GfKが1月28日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は9.3となり、1月の確定値(9.0)を0.3ポイント上回った。同予測値は2001年11月以来13年3カ月ぶりの高水準。エネルギー価格の急落が大

インテル―独同業ランティクを買収―

半導体世界最大手の米インテルは2日、独同業ランティク(Lantiq)を米投資会社ゴールデン・ゲート・キャピタルから買収することで合意したと発表した。スマートホーム分野で事業を強化する狙い。取引金額は公表していない。買収手

ソーラーワールド―業績回復、EBITDAが黒字に―

太陽電池大手の独ソーラーワールドが2日発表した2014年暫定決算の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は1億900万ユーロの黒字となり、前年の赤字(1億4,700万ユーロ)から大幅に改善した。販売が好調だったほか、自動

ロシュ―14年純利益16%減に―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)が1月28日発表した2014年12月期決算の純利益は93億5,300万スイスフランとなり、前期比で16%減少した。長期債務の借り換えや、評価損・リストラ費用の計上が響いた。売上高は1%増

ドイツ銀行―10-12月期黒字転換―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)が1月29日発表した2014年10-12月期(第4四半期)の純損益は4億4,100万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(13億6,500万ユーロ)から大幅に改善した。投資銀行部門

ロシア政府が危機対策を発表、2.4兆ルーブル規模

ロシア政府は1月28日、2兆3,400億ルーブル(約300億ユーロ)規模の「危機対策計画」を発表した。ウクライナ情勢を巡る欧米の制裁や原油価格の下落に伴う通貨安によって景気後退懸念が高まっていることを受け、歳出削減や金融

みずほ銀がウィーン支店を開設、中東欧事業を強化

みずほ銀行は1月27日、今年半ばまでにウィーンに支店を開設すると発表した。中東欧事業の強化が狙い。すでに現地で事業を展開する日系企業に加え、投資促進機関との協力を通じて新たな進出企業を顧客に取り込みたい考えだ。 みずほ銀

1月のユーロ圏消費者物価0.6%下落、マイナス幅が拡大

EU統計局ユーロスタットが1月30日発表したユーロ圏の同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で0.6%下落した。インフレ率がマイナスとなるのは2カ月連続。マイナス幅は前月の0.2%から大きく膨らみ、ユーロ導入後で最低

デンマークが通貨防衛に懸命、中銀が再利下げ

デンマークが通貨クローネの防衛に懸命となっている。中央銀行の国立銀行は1月29日、追加利下げを実施し、主要政策金利である譲渡性預金(CD)金利を0.15ポイント引き下げ、過去最低のマイナス0.5%にすると発表した。ユーロ

10~12月期の英成長率、0.5%に鈍化

英政府統計局が1月27日発表した2014年10~12月期の国内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.5%増加し、8期連続でプラス成長となった。ただ、伸び率は前期の0.7%を下回り、13年10~12月期以来の低水

銀行構造改革案が暗礁に、英独仏は各国の裁量権拡大を要求

大手銀行を高リスク取引から隔離することを目的とした銀行構造改革案をめぐる調整が暗礁に乗り上げている。銀行が自らの利益のためにリスクの高い金融商品を売買する「自己勘定取引」の禁止などを盛り込んだ規則案に対し、英仏独は各国当

ロシア国債を「投機的」に格下げ=S&P

米格付け大手のスタンダード&プアーズ(S&P)は26日、ロシアの信用格付けを「投機的」水準である「BBプラス」へ1段階引き下げた。3大格付け会社のなかで「投資不適格」まで格下げしたのはS&Pが初めて。

墺ライファイゼン、チェコのズノー銀売却へ

オーストリアのライファイゼン銀行は先ごろ、チェコとスロバキアでオンラインバンク事業を展開する子会社のズノー銀行を売却する意向を明らかにした。売却先としてチェコとスロバキアで事業を行う富豪パーヴォル・クルーパ氏や、墺エアス

トルコ利下げ、主要政策金利7.75%に

トルコ中央銀行は20日、主要政策金利である7日物レポ金利を現行の8.25%から0.5ポイント引き下げ、7.75%にすると発表した。利下げは6カ月ぶり。原油安によるインフレ率低下に加え、政府による利下げ圧力の高まりに対応し

ギリシャで緊縮反対派が政権獲得、ユーロ相場に影響なし

ギリシャの国政選挙で債権国などに対する債務削減要求と緊縮財政の中止を公約に掲げる急進左派連合(SYRIZA)がほぼ過半数の議席を獲得し、政権を握った。欧州連合(EU)などが財政支援の条件としている政策の廃棄を主張する同党

ロシア政府が銀行の資本増強計画発表、総額1兆ルーブル

ロシア政府は23日、国内銀行の資本増強計画を発表した。資本金250億ルーブル以上で、主要産業への融資を拡大する用意のある銀行を対象に、総額1兆ルーブルを注入する内容。 ロシアの銀行はルーブル急落を受けて預金の引き出しや外

欧州中銀が量的緩和へ、国債など月600億ユーロ購入

欧州中央銀行(ECB)は22日の定例政策理事会で、初の量的金融緩和の実施を決めた。デフレ回避を主眼としたもので、ユーロ参加国の国債などを毎月600億ユーロ買い取る。実施期間は3月から2016年9月までの18カ月間で、買い

DMG森精機―提携先の独大手買収へ―

工作機械大手のDMG森精機(以下、森精機)は21日(ドイツ時間)、資本・業務提携先の独DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター)に対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。DMG Mori Seikiの議決

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