金融

墺OVAGのルーマニア子会社、不良債権を売却

墺大手銀行オーストリア・フォルクスバンケン(OVAG)のルーマニア子会社であるフォルクスバンク・ルーマニアは7月28日、4億9,500万ユーロの不良債権を金融機関系投資家のコンソーシアムに売却したと発表した。取引価格は公 […]

ルサール、52億ドルの債務再編に成功

アルミ世界最大手のルサールは4日、総額51億5,000万米ドルの債務再編に関連し、すべての債権者と合意が成立したと発表した。これにより、今年の債務弁済額は10億ドルから4億ドルに減少する。 再編の対象となったのは、47億

独経済に不透明、対ロ制裁強化などで

ドイツ経済に先行き不透明感が漂い始めている。内需の安定、欧州経済の回復、米国経済の加速といったプラス材料はあるものの、ウクライナ、パレスチナ問題の緊迫化など地政学上のリスクが高まっているためだ。欧州連合(EU)が対ロシア

ズベルバンク、独自の決済カードを発行

ロシア最大手銀行で国営のズベルバンクは4日、同行の決済システム「PRO 100」が使えるユニバーサル電子カード(UEC)の発行を全国で開始したと発表した。米国の対ロシア制裁で国際決済サービス大手を通じた支払いができなくな

【8月1日付の主な法令改正】

・改正再生可能エネルギー法(EEG 2014)施行 ・支払期限が請求書発行から原則30日以内に(中小企業の保護を目的としたEU指令に基づく) 支払い遅延の場合、債権者は(1)欧州中央銀行(ECB)の政策金利に9%を上乗せ

コンチネンタル―利益率見通し引き上げ―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は7月31日の決算発表で、2014年12月期の売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)を従来予測の10.5%から約11%に上方修正した。コスト削減が順調に進んでいるほか、

DMG Mori Seiki―業績見通しを維持―

DMG森精機と合併予定の独工作機械大手DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター)の業績が好調だ。ウクライナ、中東情勢は緊迫が強まっているものの、同社は2014年1-6月期(上半期)決算で増収増益と受注増を確保。1

フックス・ペトロルブ―利益見通し引き下げ―

潤滑油大手の独フックス・ペトロルブ(マンハイム)は1日の決算発表で、2014年12月期の営業利益(EBIT)見通しを下方修正した。ルーブルや米ドルなどの対ユーロ相場が下落しているためで、前期実績(3億1,300万ユーロ)

バイエル―売上見通し下方修正―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は7月30日の決算発表で、2014年12月通期の売上高予測を従来の410億~420億ユーロから410億ユーロに下方修正した。ユーロ高を受けて売り上げが目減りしているため。 14

アディダス―業績予測引き下げ―

スポーツ用品世界2位の独アディダス(ヘアツォーゲンアウラハ)は7月31日の決算発表で、2014年12月期の業績予測を引き下げた。ウクライナ危機を受けてロシア事業の見通しが大幅に悪化したほか、米ゴルフ用品事業も振るわないた

マイヤー・ヴェルフトが韓国STXから造船所買収

独造船大手のマイヤー・ヴェルフトは4日、経営難の韓STXグループからフィンランド南部のトゥルクにある造船所(STXフィンランド)を買収することで合意したと発表した。買収により顧客ニーズに柔軟に対応できるようにするとともに

期限内の支払いは欧州で75%に、独は83%

企業と消費者向けに発行した支払い請求書のうち期限内に支払いが行われる割合は欧州で75%にとどまることが、独債権徴収大手EOSの調査で明らかになった。支払い遅延・不払いの割合は南欧・東欧諸国で高い。同調査の報告書を入手した

UBSが脱税ほう助問題で独当局と和解

スイス最大手銀行のUBSは7月29日、ドイツの顧客の脱税をほう助したとされる問題について、同国ボーフム市当局に3億200万ユーロの罰金を支払うことで和解したと発表した。これに伴い、1億2,000万スイスフラン(約9,86

エルステ銀、上期は巨額損失

オーストリア大手銀行のエルステ銀行は7月31日発表した2014年中間決算で9億2,970万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(15億2,530万ユーロ)から赤字に転落した。主力の東欧事業の評価替えによる償却費がかさん

ポルトガル最大手銀、上期に過去最悪の赤字

ポルトガル最大手銀行のバンコ・エスピリト・サント(BES)は7月30日、2014年6月中間期の最終損益が35億8,000万ユーロの赤字だったと発表した。親会社で筆頭株主であるエスピリト・サント・インターナショナル(ESI

ドイツ銀行の4~6月期は29%減益、税負担の増大響く

独最大手銀行のドイツ銀行が7月29日発表した2014年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は2億3,700万ユーロとなり、前年同期から29%減少した。世界的な経営環境の悪化で減収となったほか、税負担が49%増大し、収益を

7月のユーロ圏インフレ率、0.4%に縮小

EU統計局ユーロスタットが7月31日発表した同月のユーロ圏のインフレ率(速報値)は前年同月比0.4%となり、前月の0.5%から0.1ポイント縮小した。これは2009年10月以来の低水準。景気回復の足取りが重く、物価が上が

独学者グループがEU銀行同盟に反旗、ドイツ憲法裁に提訴

ドイツの連邦憲法裁判所は7月28日、国内の学者グループがEUの「銀行同盟」に法的問題があるとして、同裁判所に提訴したことを明らかにした。 銀行同盟はユーロ圏を揺るがした金融・債務危機の再発防止が目的。圏内の大手銀行の監督

ADAコスメティクス―投資会社アーディアンが買収―

米投資大手カーライルは24日、独化粧品子会社ADAコスメティクス(ケール)を仏投資会社アドリアン(旧アクサ・プライベート・エクイティ)に売却すると発表した。取引金額は非公開。メディア報道によると、債務の引き受けも含めて1

ロシュ―フラン高が直撃、上期減収減益に―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)が24日発表した2014年6月中間期の売上高は229億7,400万スイスフランとなり、前年同期を1%下回った。米ドルや円に対するフラン相場の上昇が響いた格好。為替の影響を除いたベースでは

バイエルン州立銀行―ハンガリー子会社売却―

独バイエルン州立銀行(ミュンヘン)は24日、ハンガリー子会社MKBをハンガリー政府に売却することで合意したと発表した。同州立銀はリーマンショック後に公的支援を受けた際、資産の放出を欧州連合(EU)の欧州委員会から義務づけ

ドイツ銀行―4-6月期税引き前増益に―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)が29日発表した2014年4-6月期(第2四半期)決算の税引き前利益は9億1,700万ユーロとなり、前年同期比で16%増加した。投資銀行、トレーディング部門が堅調だったことが大き

独ホテル不動産投資、1-6月期は過去最高に

ホテル不動産投資がドイツで加速している。不動産サービス大手のコリアーズがこのほど発表した独市場動向によると、2014年1-6月期の投資額は14億6,300万ユーロに上り、前年同期(6億9,800万ユーロ)の2倍以上に拡大

欧州投資銀、電力大手タウロンに融資

欧州連合(EU)の政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は22日、ポーランド電力大手タウロン・ポルスカ・エネルギアに2億9,500万ズロチ(9,598万ユーロ)を融資したと発表した。配電網の整備や再生可能エネルギー事業

ハンガリー利下げ、緩和局面終了へ

ハンガリー国立銀行(MNB)は22日、主要政策金利を0.2ポイント引き下げ、2.1%に設定した。利下げ幅は市場予測の0.1ポイントを上回った。MNBはまた、金融緩和局面の終結を宣言し、インフレ目標値(3%)の達成が危うく

欧州復興開発銀、タジキスタンに5千万ドル融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は25日、タジキスタンに過去最大の5,000万米ドルを融資すると発表した。水力発電所近代化および電力公社バルキ・トジクの再編を支援し、恒常的な電力不足を緩和する狙い。 近代化が行われるのは、1

ドイツはEU単一市場の勝ち組

ドイツはデンマークとともに、欧州連合(EU)が創出した単一市場の恩恵を最も強く受けている――。独ベルテルスマン財団の委託を受けて市長調査会社プログノースが実施した調査で明らかになったもので、他のEU加盟国との経済関係が深

ウィンコール・ニックスドルフ―業績予測引き下げ―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)は28日の決算発表で2014年9月通期の売上高予測を従来の「前期比4%増」から「横ばい」に引き下げた。新興国とドイツを除く欧州事業が振るわないた

BASF―石油・天然ガスがけん引、4-6月期増益に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が24日発表した2014年第2四半期(4~6月)期決算の最終利益は12億9,900万ユーロとなり、前年同期を12.3%上回った。ユーロ高が2億ユーロの減益要因となったものの

ノバルティス―4~6月増収増益に、新製品が好調―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)が17日発表した2014年第2四半期(4~6月)の純利益は25億8,500万ドルとなり、前年同期比で3%増加した。特許薬の新製品販売と新興国事業が好調だったことが大きい。売上高は2

ディエヴィーニ―貼り薬のLTSローマンを買収―

独投資会社ディエヴィーニ(Dievini、ヴァルドフル)は17日、貼り薬メーカーの独LTSローマンを買収すると発表した。スイスの製薬大手ノバルティスと独投資会社BWKから株式をそれぞれ約43%、24%取得。出資比率をこれ

生保の新規契約、昨年は13%減に

独保険協会(GDV)が21日発表した2013年の生保新規契約件数は550万件となり、前年比で13%減少した。歴史的な低金利を背景に生保の魅力が低下していることが響いたもようだ。新規契約高も200億ユーロ減って1,490億

偽札発見量が急増、上期+27%に

ドイツ連邦銀行(中銀)は18日、上半期に国内で発見されたユーロの偽札が合わせて約2万4,623枚に達し、前年同期から27%増加したと発表した。総額は150万ユーロにとどまっており、心配するに及ばない水準という。ユーロ圏全

チェコ初の仮想通貨発行へ

チェコで17日、国内初の仮想通貨「チェコ・コルナ・コイン(CZC)」の発行手続きが始まった。メディア関係者を中心とするIT専門家グループが発表したもので、計1億枚を発行する。中銀は「違法ではないが、中銀や国家といった後ろ

ブルガリア政府、債務上限引き上げ

ブルガリア政府は16日、債務上限を18億レフから34億レフに引き上げることなどを柱とする2014年度予算の修正案を承認した。チョバノフ財務相が明らかにした。 債務上限の引き上げは、国内4位の銀行であるコーポレート・コマー

欧州復興開発銀、フォード・オトサンに1.4億ユーロ融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は18日、トルコの商用車最大手であるフォード・オトサンに対し、総額1億4,000万ユーロを融資すると発表した。高性能エンジン部品の開発、生産力強化に加え、女性の社会参加を支援するのが狙い。 融

ウクライナ利上げ、01年来最高の12.5%に

ウクライナ中央銀行は16日、政策金利であるディスカウント金利を9.5%から12.5%へ引き上げた。これは2001年以来で最高の水準。インフレを抑制し、資金の国外流出を食い止める狙いだ。しかし、市場では高金利が経済成長のさ

資本不足の対応、結果公表から2週間内に=ECBの銀行検査

欧州中央銀行(ECB)は17日、ユーロ圏の銀行監督をECBに一元化する制度が始動する前に実施する銀行の資産査定とストレステスト(健全性審査)の結果公表と、資本不足が判明した銀行による対応の手順を発表した。結果公表は10月

ポルトガル最大手銀の親会社、会社更生手続き申請

ポルトガル最大手銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)の親会社エスピリト・サント・インターナショナル(ESI)は18日、本社があるルクセンブルクに会社更生手続きの適用を申請した。同社は経営に行き詰まって短期債務の返済を

伊ゼネラリ、スイス銀行部門を売却

伊保険大手のゼネラリは14日、スイスの銀行部門BSIをブラジルの投資銀行BTGパクチュアルに売却することで合意したと発表した。ゼネラリは金融危機の発生後、財務改善に向けて事業売却を推し進めており、その一環としてBSIも手

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