電力・エネルギー

世界初のLNG発電バージがハンブルク港に

液化天然ガス(LNG)発電設備を搭載したバージ(重い貨物を積んで港湾内を航行する平底の被けん引船)が18日、ハンブルク港に登場した。同タイプのバージは世界初。同港に停泊するアイーダ・クルージズ社の大型クルーズ船に電力を供 […]

「ロシアの天然ガス供給停止は対応可能」=欧州委

欧州連合(EU)の欧州委員会は16日、ロシアがウクライナ問題をめぐって対立するEUへの天然ガス供給を半年間停止した場合の影響を評価するストレステストの結果を公表した。広範囲に影響が及び、一部の加盟国は深刻な状況に陥るとし

ユンケル次期委員長、新委員候補を入れ替え

欧州委員会のユンケル次期委員長は15日、新たな委員の候補と担当分野の入れ替えを発表した。エネルギー同盟担当の副委員長に指名されていたスロベニアのブラトゥシェク前首相に代わって、同国のブルツ副首相を起用し、運輸政策を担当さ

伊エネル、東欧事業売却でルーマニア・スロバキア政府と交渉

伊電力大手エネルはこのほど、中東欧事業の売却をめぐってスロバキア、ルーマニア政府と交渉していることを明らかにした。フランチェスコ・スタラーチェ最高経営責任者(CEO)は、両国の事業には政府も出資しており、売却手続きでは政

EBRD、コソボの送電会社に3千万ユーロ融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は15日、コソボの送電会社KOSTTに3,000万ユーロを融資すると発表した。EBRDが同国の電力市場で行う初の大型融資となる。送電効率向上を目的とした同社の設備刷新プロジェクトの支援を通して

トルコ・シノップ原発、23年に操業開始

三菱重工業の宮永俊一社長は14日、トルコの黒海沿岸シノップに建設される同国第2の原子力発電所が、2023年までに運転を開始できるとの見通しを明らかにした。同原発の建設は同社が昨年、伊藤忠商事、仏GDFスエズと共同で、22

ユンケル次期委員長、新委員候補を入れ替え

欧州委員会のユンケル次期委員長は15日、新たな委員の候補と担当分野の入れ替えを発表した。エネルギー同盟担当の副委員長に指名されていたスロベニアのブラトゥシェク前首相に代わって、同国のブルツ副首相を起用し、運輸政策を担当さ

スペインの法人税優遇制度は違法=欧州委

欧州委員会は15日、国外企業の株式を取得した企業に法人税を優遇するスペインの税制はEUの国家補助規定に違反しているとして、同国政府に対し補助相当額を回収するよう求めた。 スペインが2012年3月に導入した制度では、企業は

スペインのエネルギー大手、チリ同業CGEを買収

スペインのエネルギー大手ガス・ナチュラルはこのほど、チリ同業コンパニア・ヘネラール・デ・エレクトリシダード(CGE)を買収することで合意したと発表した。同社による国外での買収では最大規模となる。 12日の発表によると、ガ

アフリカからの送電プロジェクトに幕

北アフリカと中東にメガソーラーなどを設置し、電力を欧州に輸送するデザーテック計画の実行機関DIIは14日、今後は事業を会員企業向けのサービスに絞り込むことを明らかにした。これにより送電プロジェクトのとん挫が確定したことに

中東欧の売上上位企業、ポーランドが最多

仏信用保険会社コファスは6日、中東欧地域における売上上位企業500社を発表した。そのうちポーランドが148社で全体の3分の1を占め、昨年に引き続き最多。上位10社の半数はポーランド企業だった。また倒産率は同地域で最低を記

ハンガリー、原発拡張でロシアと提携

ウクライナ情勢をめぐる欧州連合(EU)とロシアの関係緊張が続く中、ハンガリー政府は予定通り原発拡張工事をロシア原子力公社(ロスアトム)に発注する方針だ。拡張計画の指揮監督を担当するアティラ・アソディ政府委員が墺APA通信

米ウエスチングハウス、チェコ政府に原発計画への出資を提案

東芝の米国子会社であるウエスチングハウスが、チェコ政府に対して原発プロジェクトへの出資を提案した。資金調達が計画実施の障害の一つとなっていることに着目し、解決策を提示することで受注機会を拡大する狙い。ウエスチングハウスの

ブルガリア電力業界の赤字、低料金が原因=欧州委

欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど発表した報告書で、ブルガリア電力業界の赤字体質について、電力料金の過剰な低さが要因と指摘した。同料金は名目額で他のEU加盟国を引き離して最低の水準にあるが、加えて2008年から12年

30年までの気候変動政策、EU首脳会議で合意へ

EU加盟国は7日、イタリアのミラノでエネルギー・環境相理事会を開き、2030年に向けた気候変動・エネルギー政策の枠組みについて協議した。EUは今月23、24日に開く首脳会議で、30年を達成期限とする温室効果ガス削減などの

英の原発新設、欧州委が最終承認

欧州委員会は8日、仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)が英政府の支援を受けてイングランド南西部のヒンクリー・ポイントに原子力発電所を新設する事業を最終承認したと発表した。欧州委は公的支援が過剰として難色を示していたが

独ダイムラーとリンデ、国内13カ所に水素供給拠点開設

自動車大手のダイムラーと工業ガス大手のリンデは8日、2015年末までに国内13カ所に水素供給ステーションを設置すると発表した。ダイムラーは水素燃料車の本格投入を17年に計画しており、同車両の普及に欠かせない燃料供給網を構

仏アレバとシュナイダー、フロー電池の共同開発で合意

フランスの原子力大手アレバと電機大手シュナイダーエレクトリックは2日、エネルギー貯蔵ソリューションの開発プロジェクトで協力することに合意したと発表した。臭化水素酸と水素を用いたフロー電池を共同開発する。 プロジェクトでは

Volvo Cars

スウェーデン乗用車車大手のボルボ・カーズ は6日、欧州製紙大手のストラエンソ(フィンランド)と協力し、ベルギー・ゲント工場の二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減する計画を発表した。同じゲント市内にあるストラエンソの製紙

エーオンが州と国に損賠請求、原発停止命令で

エネルギー大手の独エーオンは1日、国(連邦)とニーダーザクセン州、バイエルン州を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。福島原発事故直後の3カ月間、老朽化した原子力発電所の稼働停止を命じられたことで発生した損害の補償を求め

「蓄電設備は不可欠」=再可エネ研究促進企業

政府系の省エネ・再生可能エネ研究・促進企業であるDenaは7日、揚水発電などの蓄電設備は再生可能エネルギーの普及促進に向けてドイツが推し進める「エネルギー転換政策」に必要不可欠だとする提言を発表した。蓄電技術は同政策にと

ポーランド新首相が所信演説、石炭産業の活性化が柱に

ドナルド・トゥスク氏に代わってポーランド新首相に就任した「市民プラットフォーム(PO)」のエヴァ・コパチ氏(57)は30日に議会で行った所信表明演説で、欧州連合(EU)に対してポーランドの利益を積極的に擁護する姿勢を打ち

チェコ国営電力CEZ、リストラへ

チェコの国営電力CEZが大量解雇に踏み切る。独語中東欧経済誌『ミッテル&オストオイローパ・アクトゥエル』が1日、CEZのベネシュ総裁の話として伝えた。 総裁によると、全従業員26,000人のうち6%を解雇し、60億コルナ

EIB、スロベニアの電力プロジェクトに融資

欧州投資銀行(EIB)がスロベニアの地方配電会社5社への融資を計画している。独語中東欧経済誌『ミッテル&オストオイローパ・アクトゥエル』が1日報じたところによると、送電網の拡張・刷新プロジェクトが対象で、融資額は総額1億

世銀、セルビアの洪水復興に3億ドル支援

世界銀行は4日、洪水災害に見舞われたセルビアの復興計画に2億2,750万ユーロ(3億米ドル)の緊急支援を実施すると発表した。エネルギー、農業、インフラの各分野におけるプロジェクトが中心となる。 セルビア政府がこの夏に策定

シェル、露のシェール油開発合弁事業を凍結

英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルが、欧米のロシアに対する経済制裁発動を受けて、ロシア国営ガス会社ガスプロムの石油子会社ガスプロム・ネフトとシベリアで進めるシェールオイル開発の合弁プロジェクトの凍結を決めた。ガスプ

EVなどの補給インフラ整備促進法案がEUで成立

環境負荷の少ないエネルギー源の補給インフラ整備を狙った欧州連合(EU)指令案が9月末、EU閣僚理事会で採択され、正式に成立した。これにより電気自動車(EV)の充電スタンドなど補給設備の規格がEU全域で統一され、加盟国は最

シーメンス―発電設備事業、今後は利益率低下の見通し―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は発電設備事業の収益力が今後、低下すると見込んでいる。大型ガスタービン市場が供給過多に陥っているほか、同社が投資額の引き上げを計画しているためだ。エネルギー部門を統括するリサ・デービス

RWE―本社ビルを売却―

エネルギー大手のRWEは2日、独エッセンにある本社ビルを米不動産ファンド、アメリカン・リアルティ・キャピタル・グローバル・トラスト(ARC)に売却したうえで借り受けること(リースバック)で合意したと発表した。取引金額は非

シェル、露のシェール油開発合弁事業を凍結

英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルが、欧米のロシアに対する経済制裁発動を受けて、ロシア国営ガス会社ガスプロムの石油子会社ガスプロム・ネフトとシベリアで進めるシェールオイル開発の合弁プロジェクトの凍結を決めた。ガスプ

ロシア産ガスのウクライナ供給、EUの仲介で再開へ

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題をめぐり、両国と仲介役の欧州連合(EU)を交えた三者協議が26日、ベルリンで行われ、ウクライナ側が年末までに天然ガスの未払い代金の一部を支払うことを条件に、ロシアが天然

チェコのエネルギー業界、収益性向上

チェコのエネルギー業界の収益性が向上していることが、企業コンサルティング国際大手のビスノードが行った国内主要エネルギー会社78社の業績調査の結果で分かった。同業界では良好な収益拡大と同時に従業員数が減少しており、引き続き

国際金融公社、クロアチアの風力発電ファームに融資

国際金融公社(IFC)は17日、クロアチアのルディーネ(Rudine)風力発電ファームに計4,250万ユーロを融資すると発表した。IFCが1,890万ユーロを出資し、残りの2,360万ユーロは伊ウニクレディトの墺子会社バ

駐車や走行車線でEVなど優遇へ、政府が法案承認

ドイツ政府は9月24日の閣議でエレクトロモビリティ法(EmoG)案を承認した。環境にやさしい電気自動車(EV)や燃料電池車といった電気駆動車(Elektroauto)に優遇措置を認めることで、普及を促進する狙いだ。法案は

輸入物価20カ月連続で低下

ドイツ連邦統計局が9月26日発表した2014年8月の輸入物価指数は前年同月比1.9%減となり、20カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が平均11.2%低下したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベー

洋上風力発電所の建設がようやく軌道に

洋上風力発電所の建設がドイツでようやく本格的に進展する見通しだ。これまでは経験がないことから思わぬトラブルが発生し、建設プロジェクトの遅延が相次いでいたが、そうした問題の解決を通してノウハウを獲得。発電大手バッテンフォー

ロシア産ガスのウクライナ供給、EUの仲介で再開へ

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題をめぐり、両国と仲介役のEUを交えた三者協議が26日、ベルリンで行われ、ウクライナ側が年末までに天然ガスの未払い代金の一部を支払うことを条件に、ロシアが天然ガス供給を再

英の原発新設事業、欧州委が承認へ

欧州委員会は22日、英イングランド南西部のヒンクリー・ポイントに原子力発電所を建設する事業を承認する意向を表明した。競争総局のコロンバーニ報道官が明らかにしたもので、10月に正式承認する見通しだ。 英政府は2013年10

仏産業用電池大手サフト、米加州で蓄電システム受注

産業用電池大手の仏サフトは19日、米カリフォルニア州の教育機関からリチウムイオン電池を搭載した蓄電システム(ESS)を受注したと発表した。 リチウムイオンESSは太陽光発電システムと連携させることで、発電して余った電力を

生産者物価、エネルギーを除いたベースで2カ月連続上昇

ドイツ連邦統計局が19日発表した2014年8月の生産者物価指数は前年同月比0.8%減となり、13カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギーが3.1%減となり、全体が強く押し下げられた格好。エネルギーを除いたベースでは0

ノルデックス―過去最大の受注獲得―

風力発電設備大手のノルデックス(ハンブルク)は22日、独プロジェクト事業者PNEヴィントからタービン24基を受注したと発表した。受注額は明らかにしていないものの、単独の受注としては同社史上最大だとしている。ドイツでは8月

欧州初の商業用蓄電設備が稼働

欧州初の商業用蓄電設備が16日、独東部のシュヴェリーンで稼働を開始した。同設備は再生可能エネルギー発電の増加に伴い電力供給量が不安定になることへの対策として、地元電力事業者のWEMAGが導入した。 同設備はサムスンSDI

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