ドイツ経済ニュース

Merck KGaA―製薬部門の研究開発費低下―

独製薬・化学大手のMerck(ダルムシュタット)は15日の決算発表で、製薬部門の第1四半期の研究開発費が2億9,800万ユーロとなり、前年同期の3億2,200万ユーロから7%減少したことを明らかにした。開発リスクの軽減策

Bayer HealthCare AG―血管治療機器事業を売却―

Bayerのヘルスケア部門であるBayer HealthCare(BHC、レバークーゼン)は15日、血管治療機器事業を米国の医療機器メーカーBoston Scientificに4億1,500万ドルで売却すると発表した。医

Richemont―5%増収に、日本売上急増―

高級時計・宝飾品大手のRichemont(ベルヴュー)が15日発表した2014年3月期決算の売上高は106億4,900万ユーロで、前期を5%上回った。ユーロ高の影響で売り上げが目減りしており、為替の影響を除いた現地通貨ベ

Talanx AG―トルコ・メキシコで買収模索―

保険大手の独Talanx(ハノーバー)は15日、トルコとメキシコで買収先候補を模索していることを明らかにした。同社は国外事業の強化を通して業績を拡大する方針を打ち出しており、買収を積極的に活用する考えだ。メキシコではオー

Schleich

英投資会社HgCapitalが樹脂製フィギア製造の独Schleichを仏投資会社Ardian(旧Axa Private Equity)に売却する。日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ(FAS)』紙が報じ、投資会社2社が

SAP

ソフト大手の独SAPは20日、世界の従業員の3%に当たる2,000人強を削減すると発表した。クラウドベースのソフト利用が増えライセンス販売が減少していることを背景に、顧客企業に派遣するサービス要員のニーズが減っているため

ロボット業界売上、今年は3年ぶり大幅増の見通し

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のロボット・自動化設備部会は19日、独業界の今年の売上高が前年比7%増の112億ユーロに達し、3年ぶりに大きく拡大するとの見通しを発表した。最大市場の中国と米国が好調なほか、足元の欧州で受注

エネルギー大手エーオンに英当局が制裁金、消費者詐欺で

英ガス・電力市場管理局(Ofgem)は16日、独エネルギー大手エーオンの英国法人に制裁金1,200万ポンドを科すと発表した。消費者に虚偽の情報を与えていたため。制裁金は被害を受けた消費者に支払われる。 現地法人およびその

独工作機械業界受注、第1四半期は10%増加

独工作機械工業会(VDW)がこのほど発表した独業界の2014年第1四半期(1~3月)の新規受注高は前年同期比で10%増加した。国内受注が20%拡大、国外も5%増えた。ヴィルフリート・シェーファー専務理事は「ドイツの顧客企

住宅需要堅調、建設許可件数15.3%増加

ドイツ連邦統計局が19日発表した2014年第1四半期(1~3)月の住宅建設許可件数は前年同月比15.3%増の6万3,894件となり、これまでに引き続き高い伸びを記録した。ドイツでは雇用の安定と移民の増加、低金利を背景に不

独キッチン製造業界売上100億ユーロ突破

独キッチン業界団体AMKは19日、独キッチン・台所用品製造業界の2013年の売上高が前年比0.5%増の100億4,000万ユーロとなり、初めて100億ユーロの大台に乗ったと発表した。輸出高は0.7%減の40億1,000万

乗用車の高馬力化続く、今年は平均141PSに

乗用車の馬力拡大傾向が続いている。デュースブルク・エッセン大学自動車研究センター(CAR)の調査をもとに各種メディアが報じたところによると、今年1~4月にドイツで新車登録された乗用車の平均馬力は141PSで、昨年通期の1

政府がIT分野の入札基準強化、米当局の諜報活動受け

ドイツが情報技術(IT)分野で公共入札の基準を4月に強化した。連邦内務省のヨハネス・ディムロート報道官が明らかにしたもので、米国家安全保障局(NSA)による大規模な情報収集活動が発覚したことを受けた措置と説明している。

「新受信料は合憲」、州憲法裁が小売大手の訴え棄却

2013年1月に導入された現行の受信料徴収制度は違憲だとしてドラッグストア大手のロスマンが提訴していた係争でBayerン州憲法裁判所は15日、訴えを棄却する判決を下した。判決理由で裁判官は、新受信料は基本権を侵害せず、ま

消費者金融の手数料徴収は不当

消費者向け融資の手続きで徴収される手数料をめぐる係争で、連邦司法裁判所(最高裁、BGH)は13日、銀行が顧客から手数料を徴収するのは不当との判決を下した。融資は銀行の本来業務であり、義務の履行にかかるコストを顧客に転嫁す

人通りが最も多いショッピング街はケルンに

ドイツのショッピング街で人通りが最も多いのはケルンのシルダーガッセであることが、不動産サービス大手のジョーンズ ラング ラサール(JLL)がこのほど発表した調査結果で分かった。消費者の通行量はトップテナント料、消費者の購

ファーストフード大手で衛生問題、外部監査導入へ

厨房のずさんな衛生管理や劣悪な労働環境がテレビ取材で発覚したファーストフード大手バーガーキングの独法人が、状況改善に向けた取り組みを急ピッチで進めている。同社のアンドレアス・ボルク社長は『南ドイツ新聞』に対し、当該フラン

独が米に次ぐ移民先国に

経済協力開発機構(OECD)が20日発表した統計によると、2012年にドイツに移り住んだ永住型移民の数は40万人に達し、09年の約2倍に拡大した。堅調な経済と南欧諸国の財政・経済危機を背景に移住先としての人気が急速に上昇

被用者がSNSに不適切な投稿、どんな処分が適切か

フェイスブックなどのソーシャルメディア(SNS)に従業員が不適切な投稿を行うことが日本で問題になっているが、ドイツでも事情は変わらない。では、従業員がそうした行為を行った場合、雇用主はどのような処分を下すべきなのだろうか

再可エネ助成分担金の軽減ルール改正法案閣議決定

ドイツ政府は7日の閣議で、再生可能エネルギー助成分担金の軽減ルール改正に向けた法案を了承した。4月の閣議で承認した再生可能エネルギー法(EEG)の改正案を補完するもので、欧州連合(EU)の補助金ルールを順守しながら電力集

製造業売上2カ月連続減少、3月-0.6%に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年3月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.6%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く)はプラス0.3%で2カ月連続増となったものの、ユ

製造業受注が5カ月ぶり減少、3月-2.8%に

ドイツ連邦経済省が7日発表した2014年3月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を2.8%下回った。減少は5カ月ぶり。大型受注の規模が平均を大きく下回ったことが響いた格好で、地域別ではユーロ圏(ド

独輸出が2カ月連続で前月比減に、ウクライナ危機など響く

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年3月の輸出高は営業日数・季節要因調整後の実質で前月比1.8%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。ユーロ高や新興国経済の低迷のほか、ウクライナ問題が直撃したもようだ。独商工会議所連合会

卸売物価10カ月連続減少、4月は前年同月比-1.3%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した2014年4月の卸売物価指数は前年同月比1.3%減となり、1年前の水準を10カ月連続で下回った。石炭・石油製品の価格が3.8%下落したことが最大の押し下げ要因。このほか、穀物・葉たばこ・種

独人件費、昨年は2.1%上昇 1/2

欧州統計局ユーロスタットのデータをもとにドイツ連邦統計局が12日発表した独民間部門の人件費は昨年、1時間当たり平均31.70ユーロで、前年から2.1%上昇した。欧州連合(EU)加盟27カ国中で上から7番目と上位につけてい

国の税収見通し引き上げ、今後5年で計63億ユーロ

独税収見積り委員会は8日、連邦(国)の2014~18年度の税収額が昨年11月の予測を計63億ユーロ上回るとの見通しを明らかにした。経済が堅調なことを受けて税収は増加し続ける見通しで、国の税収は14年の2,690億ユーロか

Siemens AG―組織再編、電力・デジタル化などを軸に―

電機大手の独Siemensは6日、組織再編計画を発表した。これまでの4部門(セクター)16事業(ディビジョン)体制を廃止。電力、オートメーション、デジタル化を軸に事業を整理し、新年度が始まる10月1日から9事業体制に切り

三菱重工業―Siemensと製鉄機械分野で合弁―

三菱重工業は7日、電機大手のSiemensと共同で製鉄機械の合弁会社を設立すると発表した。製品ラインアップを拡充するとともにグローバル展開を加速。市場環境が厳しさを増すなかで競争力を強化する意向だ。 当局の承認を経て20

Vaillant Group―ロシア事業を今後も拡大―

暖房機器大手の独Vaillant(レムシャイト)はロシア事業を今後も拡大する意向だ。カルステン・フォイクトレンダー社長の発言として13日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 同国売上高は今年、1億ユーロとなり

Thyssenkrupp AG―7四半期ぶりに黒字転換―

鉄鋼系複合企業の独Thyssenkrupp(エッセン)が13日発表した2014年1-3月期(第2四半期)決算の最終損益は2億6,900万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1億2,900万ユーロ)から大幅に改善した。最終

Heidelberger Druckmaschinen AG―6年ぶりに黒字転換―

印刷機械大手の独Heidelberger Druckmaschinen(ハイデルベルク)が7日発表した2014年3月通期決算の最終損益は400万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億1,700万ユーロ)から大幅に改善した。

Lanxess AG―10%増資、リストラ費用などねん出―

経営不振の独Lanxess(ケルン)は8日、ブックビルディング方式で10%の増資を行い、市場資金約4億3,000万ユーロを調達した。今後実施するリストラに投入。債務の圧縮も進め、格付けを引き上げる意向だ。 同社は世界最大

Mauser AG―投資会社CD&Rが買収―

米投資会社Clayton Dubilier & Rice(CD&R)は12日、産業用容器大手の独Mauserをアラブ首長国連邦の公営投資会社Dubai International Capital(DI

D.E Master Blenders 1753―Mondelezとコーヒー事業合弁化―

コーヒー・紅茶大手の蘭D.E Master Blenders 1753(DEMB、アムステルダム)は7日、食品大手の米Mondelezとコーヒー事業を統合すると発表した。両社の当該事業を新設する合弁会社に移管。売上高を大

Hapag Lloyd AG―赤字拡大―

海運大手の独Hapag Lloyd(ハンブルク)が13日発表した2014年1-3月期(第1四半期)決算の最終損益は1億1,900万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の9,400万ユーロから膨らんだ。貨物輸送料金の低下と

Bilfinger SE―土木事業から撤退―

建設大手の独Bilfinger(マンハイム)は8日の株主総会で、土木事業から実質的に撤退する方針を明らかにした。ファシリティ・マネージメントなど収益力の高いサービス分野に経営資源を絞り込む戦略を受けた措置。建築事業につい

Steigenberger Hotels AG―国際化を強化、中国にも進出―

独ホテル大手Steigenberger(フランクフルト)が事業の国際化を推し進める。ドイツのホテルであることは新興諸国でプラスに働くと判断したためで、中国にも進出する予定だ。インド国籍のプニート・チャットワル社長が『フラ

Deutsche Bank AG―上海特区に支店開設―

独最大手銀行のDeutsche Bank(フランクフルト)は8日、「中国(上海)自由貿易試験区」内に支店を開設した。同区は昨年10月に開設されたばかりで、欧州の金融機関で進出するのは同行が初めて。区内では当局の規制が大幅

Commerzbank AG―低金利響く、30%の営業減益に―

独2位銀行のCommerzbank(フランクフルト)が7日発表した2014年1-3月期(第1四半期)の営業利益は3億2,400万ユーロとなり、前年同期比で30%減少した。低金利で金利収入が17%減の11億3,000万ユー

Zalando

インターネット通販大手のZalandoは9日、営業損益が今年も赤字にとどまるとの見通しを明らかにした。同社は2008年末の設立からわずか5年で欧州最大のファッション通販に成長したものの、一度も利益を計上していない。201

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