ドイツ経済ニュース

Sunways AG―銀行が融資枠を解約―

中国LDKソーラー傘下の独太陽電池メーカーSunways(コンスタンツ)は4月23日、取引先銀行から融資枠契約を解除されたと発表した。ソーラー業界と同社業績の低迷が理由。同社は企業の存続をかけて銀行と交渉するとしており、 […]

Repower System SE―従業員750人削減へ―

印Suzlon傘下の独風力発電大手Repower(ハンブルク)は4月26日、組織再編計画を発表した。業界が抱える過剰生産能力や中国勢の台頭を受け、事業環境が厳しさを増していることに対応する考えで、各国子会社の重複業務を解

Loewe AG―5月末までに資本金半減の見通し―

シャープが出資する独民生家電メーカーLoewe(クローナハ)は4月25日、資本金が5月末までに半減するとの見通しを明らかにした。1-3月期(第1四半期)の業績が大幅に悪化したためで、同社は事業資金の確保策を検討中だ。株価

Balda AG―不採算のマレーシア工場売却―

樹脂部品メーカーの独Balda(バート・エーンハウゼン)は4月26日、不採算のマレーシア子会社 Balda Solutions Malaysia Sdn. Bhd. (BSM)を同子会社の経営陣に売却することで合意したと

Volkswagen AG―1-3月期38%の最終減益に―

欧州自動車最大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が4月24日発表した2013年1-3月期(第1四半期)連結決算の最終利益は19億4,600万ユーロとなり、前年同期比で38.2%減少した。市場低迷の影響が

Daimler AG―利益見通し引き下げ―

高級車大手の独Daimler(シュツットガルト)は4月24日の決算発表で、2013年12月期の利益見通しを下方修正した。1-3月期(第1四半期)の業績が予想を下回ったためで、ツェッチェ社長は営業利益(EBIT)で12年1

BASF SE―増収も減益―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が4月26日発表した2013年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBIT)は21億6,900万ユーロとなり、前年同期比で16.5%減少した。農薬、石油・天然ガス事業が

Bayer AG―1-3月期営業益は小幅増に、樹脂不振で―

製薬・化学大手の独Bayerが4月25日発表した2013年1-3月期決算の営業利益(EBITDAベース、特別費計上前)は前年同期比0.4%増の24億5,300万ユーロと小幅な伸びにとどまった。ヘルスケアと農業科学部門は好

Bayer AG―米避妊器具メーカー買収へ―

製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は4月29日、米国の避妊器具メーカーConceptusを買収する契約を結んだと発表した。避妊事業を強化する狙い。 \ 株式公開買い付け(TOB)を通してConceptusを現金で買

Thyssenkrupp AG―電磁鋼帯工場3カ所を売却へ―

鉄鋼系複合企業の独Thyssenkrupp(エッセン)は4月23日、方向性電磁鋼帯の生産拠点3カ所を売却すると発表した。今後3年でコストを20億ユーロ圧縮する計画の一環で、従業員1,820人が影響を受ける。 \ 電磁鋼子

Outokumpu Oyj―人員削減規模を拡大―

フィンランドのステンレス鋼大手Outokumpu(エスポー)は4月25日、コスト削減プログラムに基づく人員削減の規模を従来計画の2,000人から2,500人に拡大すると発表した。市場環境が悪化しているためで、今年は770

Thyssenkrupp AG―超高速エレベーターのテストタワー建設へ―

独鉄鋼大手のThyssenkrupp(エッセン)が超高速エレベーターの開発に向けて高さ235メートルのタワーを建設する計画だ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙などが報じたもので、最有力候補地として西南ドイツのロットヴ

VTG AG―鉄道輸送でKuehne+Nagelと合弁―

鉄道貨車リース大手の独VTG(ハンブルク)とスイスの物流大手Kuehne+Nagelは4月25日、鉄道輸送事業の一部を合弁化することで基本合意したと発表した。欧州鉄道貨物市場で競争力を強化する狙い。VTGは合弁会社の過半

Deutsche Bank AG―増資で自己資本比率引き上げへ―

独最大手銀行のDeutsche Bank(フランクフルト)は4月29日、新株を発行し自己資本を28億ユーロ増強する計画を発表した。同行はこれまで市場から自己資本比率が低いと批判されてきた経緯がある。同時に発表した2013

Allianz SE―フランクフルトの高層ビル買収―

保険大手の独Allianzは4月29日、フランクフルトの高層ビル「Skyper」をスイスの大手銀行UBSから買収すると発表した。ユーロ危機を受けて主力の運用対象である国債の利回りが低迷しているため、一等地にある不動産向け

BMW

高級車大手の独BMWは23日、シンガポールの南洋理工大学内に研究センターを開設した。同社が東南アジアに研究開発拠点を設置するのは初めて。同センターでは電池、モビリティ構想、「人間の表現形式と自動車の連携」の3テーマに取り

Airbus

欧州航空機大手のAirbusは4月25日、中国国営の中国航空器材集団から航空機60機を受注した。両社は仏オランド大統領の訪中に合わせて基本合意。Airbusは中距離機「A320」を42機、長距離機「A330」を18機、納

商品テスト財団がロゴマークの営利利用に課金

商品テスト財団Stiftung Warentest(SW)は、同機関の試買検査(サービスの場合は覆面調査)で良い評価を得たメーカーが認定ロゴマークを宣伝・広告などの営利目的で利用する場合は今後、ライセンス料を徴収する。高

東部ドイツ機械業界、グローバル化乗り遅れの懸念

ドイツ機械工業連盟(VDMA)東部支部は4月24日、東部ドイツの機械業界をテーマとする専門会議をライプツィヒで開催した。会議では同地の機械メーカーがニッチ市場に特化し、旧社会主義国として東欧諸国とのつながりが強いなどの強

自動車部品のトラブル、バッテリーが最大=ADAC

全ドイツ自動車クラブ(ADAC)がこのほど発表した2012年の乗用車故障統計によると、トラブルが最も多く発生する部品はバッテリーで、全体の3分の1を占めた。放電で走行できなくなるケースが目立つ。ADACの路上応急修理サー

企業が相乗り通勤導入、社内の風通し良好に

乗用車の相乗り通勤制度を導入する企業がドイツで増えている。アプリに表示される出発時間や場所をみて、従業員同士で連絡を取り合い一緒に通勤。環境にやさしくコストも削減でると評判だ。『南ドイツ新聞』が4月29日付で報じた。 \

採算悪化の高効率ガス発電所、稼働続行が決定

世界最高水準の発電効率を誇るガス発電所「Irsching」(バイエルン州中部フォーブルク)は今後も運転を続ける見通しだ。再生可能エネルギー発電の優遇策を受けて採算が合わなくなり、出資者は停止方針を示していたものの、電力供

プレハブ住宅の売上好調

プレハブ住宅の需要が拡大している。エネルギー効率が高いうえ、住宅ローン金利も低下しているためだ。中堅メーカーFingerhaus(フランケンベルグ)のマティアス・シェーファー社長への取材をもとに4月29日付『フランクフル

テレコムの「定額使い放題見直し」に政府が難色

電機通信大手ドイツテレコム(以下:テレコム)が固定インターネット接続サービスで、“一定額を払えば使い放題”という従来の方式を見直し、通信量が一定量を超えたユーザーの通信速度を引き下げる計画を打ち出したことを、連邦政府が批

海運貨物取扱量、2012年は1.1%増に

ドイツ連邦統計局が4月25日発表した2012年の海運貨物取扱量は2億9,940万トンとなり、前年を1.1%上回った。輸入貨物が0.7%減の1億7,590万トンとやや落ち込んだものの、輸出が3.4%増の1億1,630万トン

消費者ローンの利用伸びる

消費者金融や自動車金融を手がける金融機関60行が加盟する独専門銀行連合会(バンケンファッハフェアバント)は4月23日、2012年の個人・法人向けの新規融資額が2%増の991億ユーロに拡大したと発表した。特に好調だったのは

心理療法受診、女性は男性の2倍に

心理療法に受ける被保険者が全体の4%に上ることが、公的健保組合Techniker Krankenkasse(TK)が4月25日に公開した2011年のデータで分かった。特に女性の受診率が高く、男性の2倍以上に達している。ま

従業員向け託児サービス、コメルツ銀が小学生対象に

コメルツ銀行が従業員向けの託児サービスを開始した。託児サービスの充実度を職場選びの条件とする人が増えているためで、仕事と家庭生活の両立を手厚く支援することは人材確保のうえで重要になっている。2日付『フランクフルター・アル

不採用者への情報開示義務はあるのか

従業員の採用募集を行った企業は、不採用となった応募者から抗議を受けたり、不採用とした理由の説明を求められることがある。そうした場合、企業はどんな対応をしなければならないのだろうか(あるいは、どんな対応をする必要がないのだ

事業所委の会議、緊急性のない場合は仕事が優先

従業員の代表である事業所委員は事業所委員会(Betriebsrat)の業務遂行に必要な場合、仕事を免除される。これは事業所体制法(BetrVG)37条2項に明記されたルールであり、事業所委の会議もこれに当る。では、事業所

独GDP成長率、来年は1.9%に上昇=共同予測

Ifoなど国内外の主要経済研究所は18日発表した共同作成の『春季経済予測』で、ドイツの実質国内総生産(GDP)成長率が今年は低調だった昨年(0.6%)をやや上回り0.8%に上昇するとの見通しを示した。景気は今春から再び上

金融取引税はメーカーの業績にも影響

欧州連合(EU)の一部加盟国が導入予定の金融取引税は銀行や保険会社などのほか、メーカーの業績にも大きな影響を与える――。監査法人大手KPMGは17日にこんな見通しを示した。 \ 金融取引税は金融危機の大きな原因となった投

3月生産者物価+0.4%、3年ぶりの小幅上昇に

ドイツ連邦統計局が19日発表した2013年3月の生産者物価指数は前年同月比0.4%増にとどまり、上げ幅は過去3年間で最低となった。エネルギー価格が0.2%下落して全体を強く押し下げた格好で、エネルギーを除いたコアベースで

再可エネ助成負担の軽減策、下院選前の成立を政府が断念

再生可能エネルギー電力の助成に伴う消費者負担の軽減策を9月の連邦議会(下院)選挙前に成立させる計画を連邦政府が断念したことが21日、分かった。州政府と連邦政府の立場が大きく隔たっているためで、政府の広報担当者はメディアの

欧州が中国企業の最大の投資先に

中国企業の投資先として欧州の重要性が高まっている。香港の投資会社A Capitalが16日発表した調査結果によると、2012年の対欧州直接投資額は前年比21.2%増の126億4,300万米ドルに達し、対北米を押さえて2年

Solarworld AG―債務超過に、Boschのセル事業取得に意欲―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)は17日、2012年度決算で債務が資産を上回る債務超過に陥ったことを明らかにした。単体の最終赤字が5億2,000万~5億5,000万ユーロ(ドイツ商法典ベース)に達した結果、2

ABB Ltd―ソーラーインバーター製造の米Power-One買収―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)は22日、米Power-Oneを買収しソーラーインバーター事業に本格参入すると発表した。太陽電池業界では製品価格の大幅下落を受けて企業の倒産や事業撤退が相次いでおり、ABBの今回の決定

PNE Wind AG―競合WKN買収へ―

風力発電プロジェクト会社のPNE Wind(クックスハーフェン)は19日、競合WKNを買収すると発表した。大きなシナジー効果が見込めるため。買収しても市場を独占するには至らないため、独禁当局の承認を得られるとみている。

Siemens AG―Eurostar向け高速鉄道、納期遅れの見通し―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は欧州鉄道運営会社のEurostarから受注した高速鉄道10編成の納期を遵守できない見通しだ。各国鉄道当局からの認可取得に手間取っているためで、引当金の計上が避けられなくなっている

Daimler AG―EADSからの撤退完了―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は16日、保有する航空宇宙大手EADSの株式7.5%を売却したと発表した。EADSの新しい株主構成に関する昨年12月の取り決めに基づく措置。同社は同取り決め時点で保有してい

Daimler AG―ルーマニアに部品工場か―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)がルーマニアに新しい部品工場を建設するもようだ。23日付『ハンデルスブラット』紙が社内情報として報じたもので、監査役会は24日に計画を承認する見通しという。 \ ルーマニア

Robert Bosch GmbH―収益力強化へ―

自動車部品大手Bosch(シュツットガルト)のフォルクマル・デナ社長は18日の年次記者会見で収益力の強化方針を明らかにした。本業のもうけを示す営業利益が昨年、半減したためで、従業員代表の事業所委員会との間では協定を結び、

Ferrostaal GmbH―リストラへ―

産業サービス大手の独Ferrostaalが従業員を削減する計画だ。事業環境の変化を受けた措置。カイハンス・エヴァルトゼン社長への取材をもとに17日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。 \ エッセン本社で従業員480人のう

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