総合 – 欧州経済ニュース

9月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.3%

EU統計局ユーロスタットが16日発表した9月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.3%となり、前月の0.4%から0.1ポイント縮小した。価格変動が激しいエネルギー、食品・アル […]

EUが検疫体制の強化で一致、エボラ感染拡大阻止へ

EUは16日の緊急保健相会合で、西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱への対応について協議し、感染拡大を防止するため、西アフリカ諸国から出国する渡航者に対する検疫体制を強化することで一致した。 世界保健機関(WHO)

スロベニアの欧州委員候補が辞退、欧州議会の承認拒否で

欧州委員会の次期委員に指名されていたスロベニアのブラトゥシェク前首相は9日、委員就任を辞退した。資格審査の場となる欧州議会の公聴会で、不適格として承認が拒否されたため。これを受けてスロベニアは新たな候補者を指名した。 ブ

EU雇用サミット、若者の就業支援で一致

EUは8日、ミラノで雇用サミットを開き、深刻化する若者の失業対策などについて協議した。ただ、雇用と成長の促進に向け財政規律の緩和を求めるイタリア、フランスと、歳出削減と改革推進を重視するドイツとの対立が鮮明になる中で新た

トルコが言論の自由など抑圧、欧州委が年次報告書で批判

欧州委員会は8日発表したEU拡大に関する年次報告書で、最大の懸案となっているトルコについて、司法の独立、言論の自由を脅かす動きが相次いでいることに懸念を示し、同国はEU加盟に向けて、これらの問題を改善する必要があると指摘

IMFがユーロ圏成長率を下方修正、14年は0.8%に

国際通貨基金(IMF)は7日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2014年の予想成長率を0.8%とし、前回(7月)の1.1%から0.3ポイント下方修正した。需要の停滞、物価が上がりにくい状況が続いていることを受

ECBが資産担保証券買い取りの詳細発表、購入規模は明示せず

欧州中央銀行(ECB)は2日、景気刺激、デフレ回避対策として9月に打ち出した資産担保証券(ABS)と担保付き債券(カバードボンド)の買い入れ計画の詳細を発表した。10月半ばから購入を開始する。ただ、買い入れ規模は不明で、

9月のユーロ圏インフレ率は0.3%、約5年ぶり低水準に

EU統計局ユーロスタットが9月30日発表した同月のインフレ率(速報値)は前年同月比0.3%となり、前月の0.4%から0.1ポイント縮小した。これは2009年10月以来、約5年ぶりの低水準で、デフレ懸念が一層強まってきた。

EUが対ロシア制裁を継続、停戦合意の履行不十分で

EU加盟国は9月30日の大使級会合で、ロシアに対する経済制裁を当面継続することを決めた。ウクライナ和平の進展状況を検討した結果、同国政府と親ロシア派武装勢力の停戦合意の履行は不十分であり、親ロシア派を支援するロシアへの制

ユーロ圏失業率、8月も11.5%

EU統計局ユーロスタットが9月30日発表したユーロ圏の8月の失業率(速報値・季節調整済み)は前月と同じ11.5%だった。雇用の悪化には歯止めがかかり、過去最高だった前年同月の12%から改善したものの、依然として高水準にあ

ウクライナ、20年までにEU加盟申請へ

ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、国内の社会・経済改革などを進めた上で、2020年までにEUに加盟を申請する方針を示した。 ウクライナは16日、EUとの政治・経済的連携を強化する連合協定を批准、悲願のEU加盟に向け

ロシア産ガスのウクライナ供給、EUの仲介で再開へ

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題をめぐり、両国と仲介役のEUを交えた三者協議が26日、ベルリンで行われ、ウクライナ側が年末までに天然ガスの未払い代金の一部を支払うことを条件に、ロシアが天然ガス供給を再

ECB、新10ユーロ紙幣の流通開始

欧州中央銀行(ECB)は23日、新10ユーロ紙幣の流通を開始した。5ユーロに続く新紙幣発行となる。 ECBは2012年11月、ユーロ現金の流通が開始された2002年から10年が経過し、紙幣の偽造防止技術が大きく向上したこ

ユーロ圏消費者景況感、4カ月連続悪化

欧州委員会が22日発表したユーロ圏の9月の消費者景況感指数(速報値)はマイナス11.4となり、前月のマイナス10から1.4ポイント低下した。同景況感の悪化は4カ月連続。欧州中央銀行(ECB)は6、8月に追加金融緩和に踏み

8月の仏失業者数、9カ月ぶり減少

仏労働省が24日発表した同国の8月の失業者数は341万3.300人となり、前月から0.3%減少した。失業者の減少は2013年10月以来9カ月ぶり。ただ、フランスの景気は停滞し、失業率は10%を超えており、雇用改善を最優先

スコットランドの英残留決定、独立問題スペインに飛び火

英スコットランドで18日に実施された独立の是非を問う住民投票の結果が19日に確定し、反対派が過半数を占めて独立が否決された。当初は劣勢だった独立賛成派が猛烈に追い上げたが、独立後の財政・経済運営などに対する不安が根強く、

ウクライナ、EU連合協定を批准

ウクライナの最高会議(国会)は16日、EUとの政治・経済的連携を強化する連合協定を批准した。悲願のEU加盟に向け大きく前進した格好だが、協定の柱であるEUとの自由貿易協定(FTA)については、自国経済への影響を懸念するロ

ECBの長期資金供給オペ、初回入札は低調

欧州中央銀行(ECB)は18日、ユーロ圏の銀行を対象とする新たな長期資金供給オペ(LTRO)の第1回の入札を実施し、応札した255銀行に総額826億ユーロを供給した。ただ、需要は低調で、応札は予想を大きく下回った。 EC

EU雇用サミット、来月8日に開催

イタリア首相府は18日、若者の雇用対策などを話し合うEU雇用サミットを10月8日にミラノで開催することを確認した。同サミットをめぐってはフランス政府と欧州委員会が開催の延期あるいは中止を発表するなど混乱が続いていた。 雇

スウェーデン総選挙で与党敗北、8年ぶり政権交代へ

スウェーデンで14日行われた任期満了に伴う議会(定数349)総選挙は、ラインフェルト首相率いる中道右派四党の与党連合が社会民主労働党を中核とする中道左派連合に敗北を喫した。首相は選挙結果を受けて辞表を提出し、8年ぶりに政

欧州委の新体制発表、英仏が要職確保

EUのユンケル次期欧州委員長は10日、“閣僚”に当たる26人の欧州委員の担当分野を発表した。経済関係の要職を英国、フランスの委員に割り当てた一方で、委員長を補佐する6人の副委員長が複数の分野の調整役となり、他の委員を事実

EU、対ロシア追加制裁を発動

EU加盟国は11日の大使級協議で、ロシアに対する追加制裁を12日から発動することを決めた。7月下旬から科している金融、防衛、エネルギーの分野などでの制限をさらに拡大する内容。EUは8日に追加制裁を正式決定していたが、ウク

EU、ウクライナとのFTA仮発効を延期

EUは12日、ウクライナとの間で調印した連合協定を巡ってロシアを交えた閣僚級の3者会合をブリュッセルで開き、協定の柱である自由貿易協定(FTA)の仮発効を2015年末に延期することで合意した。当初は今年11月の発効を予定

仏の財政赤字是正、2年遅れの17年に=サパン財務相

フランスのサパン財務相は10日、同国の財政赤字是正が2年遅れの2017年になるとの見通しを示した。景気悪化を受けたもので、EUに約束している15年までの規律順守は不可能となり、16年まで規律違反が続くとしている。 EUの

ポーランド首相が辞任、後任は女性の下院議長に

ポーランドのコモロフスキ大統領は11日、トゥスク首相の辞任を承認した。トゥスク氏はEUの次期大統領に就任することが決まったことを受け、辞表を提出していた。後任の首相にはコパチ下院議長が就任する見通しで、スホツカ氏(92~

ECBが追加利下げ決定、ABSなどの購入開始も

欧州中央銀行(ECB)は4日に開いた定例政策理事会で、追加金融緩和を決めた。ユーロ圏の景気停滞、デフレ懸念に対応するもので、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の0.15%から0.1ポイント引き下げ、過去最低

EUが対ロ追加制裁を決定、停戦実現に向け圧力強化

EUは5日に開いた大使級会合で、ウクライナ情勢をめぐるロシアへの追加制裁を決定した。金融、軍事、エネルギーなどすでに制裁を実施している分野の規制を強化すると共に、資産凍結や渡航禁止などの措置の対象も拡大する。加盟国が8日

次期欧州委員の人選大詰め、週内に“組閣”完了へ

EUの“内閣”である欧州委員会の次期委員の人選が大詰めを迎えている。ユンケル次期委員長は5日、閣僚に相当する欧州委員26人の候補者リストを発表。今週半ばまでに各候補者の担当分野を決め、組閣を終える予定だ。 欧州委員は加盟

ユーロ圏の設備投資が不振、ゼロ成長の主因に

EU統計局ユーロスタットは5日、ユーロ圏の2014年4~6月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると、設備投資がマイナスに転落。同期にゼロ成長に落ち込んだ最大の要因となった。(表参照) 前期比で個人消費

EUが対ロ追加制裁を週内に策定、ロシアの対応見極め発動へ

EUは8月30日に開いた首脳会議で、ウクライナ情勢について協議し、ロシアに対する追加制裁の準備を進めることで合意した。欧州委員会が具体策を検討し、1週間以内に制裁案をまとめる。ロシア軍がウクライナ東部に侵入し、軍事作戦を

8月のユーロ圏インフレ率0.3%に低下、約5年ぶりの低水準に

ユーロ圏で消費者物価上昇率の縮小が進み、デフレ懸念が一層強まっている。EU統計局ユーロスタットが8月29日発表した同月のインフレ率(速報値)は前年同月比0.3%となり、前月の0.4%から0.1ポイント縮小。欧州中央銀行(

オーストリア財務相が辞任、税制改革めぐる党内摩擦で

オーストリアのシュピンデルエッガー副首相兼財務相は8月26日、辞任を発表した。税制改革問題で自身が率いる国民党(OVP)から十分な支持が得られなかったためで、OVP党首の座も退く。 シュピンデルエッガー氏は昨年12月、フ

8月のユーロ圏景況感が悪化、8カ月ぶり低水準に

欧州委員会が8月28日発表したユーロ圏の8月の景況感指数(ESI、標準値100)は100.6となり、前月の102.1から1.5ポイント低下した。ユーロ圏経済の失速や、ウクライナ問題をめぐるEUとロシアの制裁合戦が欧州経済

ユーロ圏失業率、7月も11.5%

EU統計局ユーロスタットが8月29日発表したユーロ圏の7月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、前月と同水準だった。ユーロ圏の雇用は緩やかながらも改善に向かい、失業率は前年同月の11.9%から0.4ポイント

独政府が移民規制の強化案発表、「貧困移民」阻止に向け

ドイツ政府は8月27日、他のEU加盟国からの移民に対する規制を強化する法案を発表した。自国より手厚い福祉制度を目的に東欧などからやって来る「貧困移民」の急増に歯止めをかけるのが狙い。 EUでは原則として加盟国が相互に労働

EUが域内の農家に特別支援、露の輸入禁止に対応

欧州委員会は18日、ロシアがウクライナ問題をめぐる欧米の経済制裁に対抗してEUからの農産物輸入を禁止したことを受けて、影響を受ける域内の農家に特別支援を実施すると発表した。トマト、ブドウなど13品目の生鮮野菜、果物の生産

セルビアが対露制裁見送り、EU加盟視野に天秤外交

ウクライナ情勢をめぐりEUとロシアの対立が深まるなか、EU加盟候補国のセルビアは22日、ロシア向けの農産物に補助金を交付するなどして輸出を奨励しない代わりに、対ロ制裁でEUと共同歩調をとらないとの方針を表明した。EUの意

「EUは対ロシアで強硬姿勢貫くべき」=チェコ外相

チェコのザオラーレク外相は21日、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア制裁によってEUの経済が痛手を被ったとしても、ロシアに対して厳しい姿勢を貫くべきだとの見解を示した。 ロシア政府は欧米の制裁措置に対抗して、今月はじめにEU

ブルガリア、次期EU外相候補にゲオルギエワ氏を指名

ブルガリア政府はこのほど、同国出身のゲオルギエワ現欧州委員(国際協力・人道援助・危機対応担当)をEU外交安全保障上級代表(EU外相)の後任候補に指名した。英国のアシュトン氏の後任となるEU外相の人選をめぐっては当初、イタ

ユーロ圏消費者景況感、3カ月連続悪化

欧州委員会が21日発表したユーロ圏の8月の消費者景況感指数(速報値)はマイナス10となり、前月の同8.4から1.6ポイント低下した。同景況感の悪化は3カ月連続。EU28カ国ベースの同指数はマイナス6.4で、前月から0.9

欧州中銀が金利据え置き、量的緩和も見送り

欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.15%に据え置くことを決めた。景気回復の足取りが重く、消費者物価が上がらない状況が続いているが、6月に打ち出し

EU、青果生産者を支援へ、ロシアの禁輸措置受け

ロシアが欧米などの国々の一部の農水産品の禁輸に踏み切ったことを受け、欧州委員会は14日、生鮮青果の生産者に対する支援を実施すると発表した。近く具体策を明らかにする。 ロシアのメドベージェフ首相は7日、ウクライナ情勢をめぐ

7月のユーロ圏インフレ率、確定値も0.4%

EU統計局ユーロスタットが14日発表した7月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.4%となり、前月の0.5%から0.1ポイント縮小した。価格変動が激しいエネルギー、食品・アル

ユーロ圏経済が失速、4~6月期はゼロ成長に

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2014年4~6月期の域内総生産(GDP、速報値)は前期から横ばいとなり、ゼロ成長にとどまった。ユーロ圏は13年4~6月期から4四半期連続でプラス成長となっていたが、ドイ

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