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EUがワクチン輸出制限強化を発表、差し止めの対象を拡大

欧州委員会は24日、EU域内で製造された新型コロナウイルス用ワクチンの輸出規制を強化すると発表した。EUでワクチンが不足し、接種が遅れていることを受けたもので、輸出制限の対象を広げる。同方針は25日に開かれたEU首脳会議

EU共通のワクチン証明書発行、欧州委が法案提出

欧州委員会は17日、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人などにEU共通の証明書を発行し、域内を自由に移動できるようにする制度の導入に向けた法案を発表した。夏の観光シーズン前の導入を目指す。 「デジタル・グリーン証明

ECBが資産購入加速を決定、金利上昇を懸念

欧州中央銀行(ECB)は11日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、コロナ禍対策として実施している「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」に基づく資産購入のペースを4~6月期に加速させることを決めた。景気低迷が

EU共通のワクチン接種証明書発行、欧州委が月内に法案提出

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は1日、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人にEU共通のデジタル証明書を発行する制度の導入に向けた法案を3月中に提出する意向を表明した。夏の観光シーズンに合わせて域内の人の自由な

欧州の株式売買高、アムステルダムがロンドン抜き首位に

英国のEU離脱の移行期間が12月末に終了したのを機に、オランダのアムステルダムがロンドンに代わって欧州の株式売買の中心地となっている。欧州で多角的取引施設(MTF)を運営するCBOE ヨーロッパが11日に公表したデータに

欧州の株式売買高、アムステルダムがロンドン抜き首位に

英国のEU離脱の移行期間が12月末に終了したのを機に、オランダのアムステルダムがロンドンに代わって欧州の株式売買の中心地となっている。欧州で多角的取引施設(MTF)を運営するCBOE ヨーロッパが11日に公表したデータに

EUがアストラゼネカのワクチン承認、供給めぐる対立は激化

EUは1月29日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンを承認した。近く域内で接種が開始される見込みだ。しかし、アストラゼネカがEUへの当初の供給量を大幅に減らすことに猛

EU首脳が移動制限厳格化で一致、ワクチン証明書は継続協議

EUは21日、オンライン形式で首脳会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大への対応について協議した。英国で最初に確認された変異ウイルスへの懸念が広がる中、物流を確保するため国境の閉鎖を避ける一方、EU全体で不要不急の移動制

EU首脳が移動制限厳格化で一致、ワクチン証明書は継続協議

EUは21日、オンライン形式で首脳会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大への対応について協議した。英国で最初に確認された変異ウイルスへの懸念が広がる中、物流を確保するため国境の閉鎖を避ける一方、EU全体で不要不急の移動制

仏が夜間外出禁止を強化、午後6時以降に前倒し

フランス政府は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止策として実施している夜間の外出禁止令を強化し、全土で16日から午後6時~午前6時の外出を禁止すると発表した。感染力が強い変異種のウイルスによる感染拡大を警戒したもので、

EUと英がFTAで合意、1日に暫定発効

EUと英国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉が12月24日に妥結し、1月1日に暫定発効した。交渉は難航を極め、英のEU離脱の「移行期間」が終了する年末までにまとまらず、貿易に関税が復活する事態が懸念されたが、土壇場

対英FTA交渉、期限の20日までに合意できず

EUと英国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉は、欧州議会が期限としていた20日までに合意できなかった。公平な競争環境の確保、漁業権をめぐる問題で溝が埋まらず、協議が依然として難航している。今後も交渉を続けるが、欧州

EUと英の首脳、FTA交渉継続で合意

欧州委員会のフォンデアライエン委員長と英国のジョンソン首相は13日の電話協議で、膠着状態が続くEUと英国の自由貿易協定(FTA)交渉の打開に向けて、交渉を継続することで合意した。今回のトップ会談で合意できない場合、交渉決

EUと英のFTA交渉、大詰めの協議続く

欧州委員会のフォンデアライエン委員長と英国のジョンソン首相は5日、EUと同国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉が暗礁に乗り上げていることについて、電話で協議した。主要な問題で大きな溝があることを確認しながらも、交渉

EUと英のFTA交渉、今週が正念場に

英国のラーブ外相は29日、EUとの自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉について、30日の週に合意できなければ、時間切れとして協議を打ち切ることを示唆した。交渉は進展しているものの、漁業権をめぐる問題で依然として大きな溝

21年のユーロ圏成長率、4.2%に下方修正=欧州委

欧州委員会は5日に発表した秋季経済予測で、ユーロ圏の2020年の域内総生産(GDP)実質伸び率をマイナス7.8%とし、前回(7月)の同8.7%から0.9ポイント上方修正した。しかし、欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大

EUと英のFTA交渉が再開、英が拒否から方針転換

英政府は21日、中断していたEUとの自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉を再開すると発表した。英国はEU側が先の首脳会議で、合意には英国側の譲歩が必要と指摘したことに反発し、交渉継続を拒否していたが、EU側の態度が変わ

EUと英のFTA交渉、今後も継続

1月末にEUを離脱した英国とEUの自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉が、英国側が期限としていた15日までにまとまらなかった。EU加盟国は同日に開いた首脳会議で、今後も交渉を継続する方針を確認したが、英政府はEUが同国

EUが英の離脱協定修正めぐり法的措置開始、FTA交渉は継続へ

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は1日、英国がEUと締結した「離脱協定」の一部の条項を政府の判断で変更できるようにする国内法案を成立させようとしていることについて、同協定に基づく義務に違反しているとして、法的手続きに

英のEU離脱協定修正法案、月内に下院で可決へ

英国のジョンソン首相は16日、EUと締結した「離脱協定」の一部の条項を英政府の判断で変更できるようにする国内法案について、与党・保守党内の反対派と修正で合意した。これによって同法案は月内に下院で可決される見込みだ。国際法

EUと英が離脱協定修正めぐり対立、FTA交渉の新たな障害に

EUと1月末にEUを離脱した英国の対立が激化している。英政府が9日、発効済みの「離脱協定」の一部に修正を加える国内法案を議会に提出したためだ。EU側は国際法に違反するなどとして猛反発し、法案を撤回するよう要求。同問題が障

EUとのFTA交渉、10月15日が期限=英首相

英国のジョンソン首相は7日、1月に離脱したEUとの自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉について、合意期限を10月15日にすると発表した。期限を明確に設定することでEU側に揺さぶりをかけ、難航している協議で譲歩を引き出す

EUと英のFTA交渉、依然として難航

EUと1月末にEUを離脱した英国の自由貿易協定(FTA)など将来の関係の構築に向けた7回目の交渉が18~21日に行われた。しかし、焦点の問題で溝が埋まらず、大きな進展がないまま終了した。実質的な交渉期限となる10月末が迫

4~6月のユーロ圏GDP12.1%減、過去最悪のマイナス成長に

EU統計局ユーロスタットが7月31日に発表した2020年4~6月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比12.1%減となり、統計が開始された1995年以降で最大のマイナス成長を記録した。新型コロナウイルス感染

EU加盟国が復興基金で合意 補助金枠の削減で決着

EU加盟国は21日の首脳会議で、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けたEU経済の復興に向けた7,500億ユーロの基金の創設について合意した。最大の焦点となっていた基金の配分で、オランダなど「倹約4カ国」の要求を

復興基金めぐる調整難航、協議を20日も継続=EU首脳会議

新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けたEU経済の復興に向けた基金を創設する計画をめぐる加盟国間の調整が難航している。17日に開幕した首脳会議で協議しているが、基金の規模や性格、支援条件をめぐり、「倹約4カ国」と

20年のユーロ圏成長率、マイナス8.7%に下方修正=欧州委

欧州委員会は7日に発表した夏季経済予測で、ユーロ圏の2020年の域内総生産(GDP)実質伸び率をマイナス8.7%とし、前回(5月)の同7.7%から1.0ポイント下方修正した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が前回の予測時

復興基金で合意できず、7月中旬に再協議=EU首脳会議

EU27カ国は19日に開いたテレビ首脳会議で、新型コロナウイルス感染が収束した後の域内経済の再建を支援する復興基金の制度設計について協議したが、基金の規模や配分方法、3分の2が返済不要の補助金となる点などで折り合いがつか

ECBが追加量的緩和を決定、資産購入を6千億ユーロ拡大

欧州中央銀行(ECB)は4日に開いた定例政策理事会で、追加の量的金融緩和を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けたユーロ圏経済を下支えするため3月に導入した資産購入プログラムでの買い取り額を6,000億ユーロ

独仏首脳、コロナ「復興基金」の制度設計で合意

ただ、欧州委が調達した資金はEU予算から長期的に返済するため、加盟国に負担が回る可能性はある。

復興基金の財源に関しては、フランスとイタリア、スペインなどが「コロナ債」と称されるユーロ圏共同債を発行することを提唱していたが、ドイツやオーストリア、オランダなど財政健全化に努めてきた加盟国が、財政が厳しい南欧諸国などの債務を肩代わりすることになりかねないとして反対してきた。

さらに同首相は、ドイツがEUの次期中期予算への拠出を通じて、基金の27%に相当する額を負担する意向も表明した。

欧州委が域内の移動制限緩和を提案、観光業の再開に向け指針発表

オーストリアも6月半ばにドイツとの国境を開放すると表明した。

オーストリアのクルツ首相も13日、6月15日付でドイツとの国境を開放すると表明した。

スロベニアも同日、3月から導入していた国境管理を緩和し、EU域内から加盟国の永住者や滞在許可証の所持者が入国する際、自主隔離をせずに入国することを認めた。

ユーロ圏は20年に7.7%のマイナス成長、欧州委が予想を大幅下方修正

欧州委員会は6日に発表した春季経済予測で、ユーロ圏の2020年の域内総生産(GDP)が実質7.7%減になるとの見通しを示した。

ユーロ圏の予想成長率は、国際通貨基金(IMF)が4月中旬に発表した最新の世界経済見通しで示したマイナス7.5%とほぼ同水準。

さらに、各国が新型コロナ危機に巨額の財政出動で対応していることから、ユーロ圏の20年の財政赤字はGDP比8.5%と、前年の同0.6%から大きく膨らむと予測している。

1~3月のユーロ圏GDP3.8%減、過去最悪のマイナス成長に

EU統計局ユーロスタットが4月30日に発表した2020年1~3月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比3.8%減となり、統計が開始された1995年以降で最大のマイナス成長を記録した。

前年同期比では3.3%減で、09年7~9月期以来の大きな下げ幅となった。

4~6月期にさらに大幅なマイナス成長となるのが確実な情勢だ。

EU首脳会議がコロナ「復興基金」創設で合意、詳細は欧州委が策定へ

EU加盟国は23日に開いたテレビ首脳会議で、新型コロナウイルス感染が収束した後の域内経済の再建を支援する「リカバリー・ファンド(復興基金)」を創設することで合意した。

欧州委に策定を要請することで合意した。

欧州委が復興基金の財源の一部を確保するため、独自に市場で資金を調達する用意があることも明らかにした。

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