ドイツ経済ニュース

エアバス―A380の生産中止も―

欧州航空機大手のエアバスが超大型機「A380」の生産を中止する可能性が出てきた。今年は新規受注が1件もなく、現状では2017年で生産が終了になる見通しのためだ。ハラルド・ヴィルヘルム財務担当取締役が10日、ロンドンの投資 […]

フォイト―コスト削減強化へ―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は10日の決算発表で、昨年打ち出したコスト削減プログラム「フォイト150+」の強化方針を明らかにした。管理分野と業績不振の製紙機械部門で人員削減を実施。2017

ドイツポスト―調達先のEVメーカー買収―

物流・郵便大手のドイツポストは9日、電気自動車(EV)の開発・生産を手がける独ストリートスクーターを買収すると発表した。ドイツポストは配達に伴う二酸化炭素(CO2)の排出の大幅削減に取り組んでいることから、同社に配達用E

エーオン―ブラジル出資先が経営破たん―

エネルギー大手のエーオン(デュッセルドルフ)は10日、同社とブラジルの投資家エリケ・バチスタ氏が経営権を共有する現地電力大手ENEVA(旧MPXエネルギア)が会社更生手続きの適用を申請したと発表した。発電所の建設遅延と市

BASF―台湾の接着剤原料メーカーを買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は8日、台湾の接着剤メーカー台湾欣順(TWSS)を完全買収することで合意したと発表した。熱可塑性ポリウレタン(TPU)分野で世界最大手の地位を一段と強化する。取引金額は公表

ブロカセフ―競合メディック買収―

ドイツの医薬品販売大手フェニックスとセレシオは9日、両社の蘭合弁会社ブロカセフ(Brocacef、マールセン)が現地競合メディク・アポテーケン・ネーデルランド(Mediq Apotheken Nederland)を投資会

G&D

特殊印刷大手の独ギーゼッケ・ウント・デブリエント(G&D)は11日、同社初の大規模な人員削減計画を発表した。主力の紙幣印刷分野で価格競争が激化し業績が悪化していることに対応。従業員(約1万2,000人)の8%に

排外主義の新たな潮流か、反移民・イスラムの市民運動が急成長

「イスラム国」の戦闘に参加する国内過激派の増加や、移民の急増に反対する市民運動がドイツでにわかに広がっている。アンケート調査では市民の半数が支持しており、政府や主要政党は極右やネオナチの勢力拡大につながることを警戒してい

体感インフレ率が低下、公式インフレ率を5年ぶりに下回る

消費者が肌で感じるインフレ率(体感インフレ率)が公式のインフレ率を下回っている。伊銀ウニクレディトの独チーフエコノミストがロイター通信に15日明らかにしたもので、11月は公式インフレ率0.6%に対し、体感インフレ率は0.

自動車排ガス規制、仏独が25年の新規制導入に反対

欧州連合(EU)域内で販売される乗用車の二酸化炭素(CO2)排出規制をめぐり、2025年を達成期限とする新たな規制の導入を阻止するためフランスとドイツが共同歩調をとっている。 EUでは今年2月、現在は走行1キロメートル当

温室効果ガスの排出が減少、フロンは昨年-7%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した温室効果ガス統計によると、国内のフロン排出量は昨年9,145トンとなり、前年を7%下回った。減少は2年連続。全体の3分の2を占める冷媒が9%減の6,897トンに低下。樹脂・発泡体製造用の高

繊維製品で有害物質を不使用へ、ディスカウンターが確約

食品ディスカウントスーパー大手の独リデルは10日、自社ブランドの繊維製品に有害物質を一切、投入しない方針を明らかにした。環境保護団体グリーンピースの批判を受けたため。ドイツの食品ディスカウンターのなかでは同社が初めて、グ

印特許訴訟でバイエルの敗訴確定

自社のがん治療薬「ネクサバール」のライセンスをインドの後発医薬品メーカー、ナトコ・ファーマに低額で供与することを命じた同国特許庁の命令を不当として製造元の独バイエルが起こした訴訟で印最高裁が訴えを棄却する判決を下したこと

娯楽家電市場、来年は3%縮小

独情報通信業界連盟(Bitkom)は16日、ドイツの娯楽家電市場規模が来年は前年比3.3%減の102億ユーロに後退するとの見通しを明らかにした。スマートフォンやタブレットPCに押されてデジタルカメラ、テレビなどの市販価格

鉄道貨物輸送量、1-9月は微増に

ドイツ連邦統計局が15日発表した2014年1-9月期の鉄道貨物輸送量は前年同期比0.8%増の2億7,640万トンと小幅な伸びにとどまった。第1四半期(1~3月)に4.4%増となった「貯金」の効果でプラス成長をかろうじて保

ドイツ人の健康意識高まる

ドイツ人の健康に対する意識が年々高まっているもようだ。ロベルト・コッホ研究所(RKI)が11日発表した年次レポートによると、喫煙者は減少し、スポーツを行う市民が増えている。 RKIは市民を対象に2003年から毎年、健康状

いじめの慰謝料請求、提訴の時期が遅ければ権利失効か

いじめを受けた社員が会社や上司を相手取って慰謝料請求訴訟を起こす場合、被害を受けた時期と提訴の時期が時間的に大きく隔たっていると請求権が失われるのだろうか。この問題をめぐる係争で最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が11日に

納税債務者としての荷受人

通常、売上税の納税は販売者がその義務を負いますが、以下の商品の販売に関しては販売者ではなく顧客即ち荷受人が納税義務を負い売上税を納付します。同時に荷受人は売上税法第15条により、仮払売上税額を控除することができます。 対

2カ月連続で輸出記録更新、10月は1,039億ユーロに

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年10月の輸出高(暫定値)は前年同月比4.9%増の1,039億ユーロとなり、2カ月連続で過去最高を更新した。輸出高は7月に初めて1,000億ユーロを突破。8月に0.9%減とやや落ち込

独製造業受注2カ月連続で増加

ドイツ連邦経済省が5日発表した2014年10月の製造業受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.5%増(暫定値)となり、2カ月連続で上昇した。上げ幅はロイター通信がエコノミストを対象に実施した事前アンケー

卸売売上、第3四半期も小幅な伸びに

ドイツ連邦統計局が12月3日発表した2014年第3四半期(7~9月)の卸売売上指数(暫定値)は物価調整後の実質で前年同期比0.2%増となり、2四半期連続で0%台の伸びにとどまった。ユーロ圏経済の低迷と欧州連合(EU)の対

独製造業売上、3カ月ぶりに増加

ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年10月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%増となり、3カ月ぶりに拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)が2.1%増加。ユーロ圏外と国内もそれ

独製造業の人件費は36.77ユーロ、世界6位に

財界系シンクタンクのIWドイツ経済研究所が3日発表した独製造業の人件費(時給ベース)は昨年、1人当たり36.77ユーロとなり、調査対象44カ国のなかで上から6位に付けた。ドイツは人件費を低く抑えて輸出競争力を不当に高めて

マツダ―独販売が今年は15%以上増に―

マツダのドイツ販売が好調だ。今年1~11月の乗用車新車登録台数は前年同期比19%増の4万9,757台に拡大。通年では昨年を15%以上上回る5万2,000台に拡大すると予想している。独自色を強く打ち出していることが成長の原

Dekra―米で買収、現地車検事業強化―

技術監査大手の独Dekra(シュツットガルト)は8日、米ユタ州とカリフォルニア州で車検場を取得したと発表した。国際事業の強化戦略の一環で、同社は米車検事業を計5州で展開することになった。買収金額は非公開。 ユタ州の企業ジ

フォイト―ロボット大手クーカに25%超を出資―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は3日、工業用ロボット大手クーカの議決権付き株式25.1%を取得したと発表した。長期の戦略投資で、出資比率の拡大は計画していないとしている。 クーカ株を大株主で

フォスロー―事業選別、車両分野からは撤退へ―

鉄道設備・車両大手の独フォスロー(ヴェードール)は2日、経営資源を鉄道設備分野に絞り込み、鉄道車両事業からは撤退すると発表した。鉄道車両事業は規模が小さく、グローバル化も進んでいないことから、長期的に生き残るのは難しいと

ティッセンクルップ・エレベーター―英で買収―

ティッセンクルップのエレベーター子会社ティッセンクルップ・エレベーター(エッセン)は8日、英同業リフト・アンド・エンジニアリング・サービシズ(LES)を買収すると発表した。グローバル事業網を拡充する戦略の一環として英国事

シーメンス―石油・天然ガス採掘用製品事業の強化路線堅持―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は米ドレッサー・ランドの買収を通して強化に乗り出した石油・天然ガス採掘用製品事業を今後も拡大していく方針だ。ジョー・ケーザー社長などが9日の投資家説明会で明らかにした。石油価格はここ数

サノフィ―バイオ企業エボテックと包括提携へ―

製薬大手の仏サノフィと独バイオ企業エボテックは2日、包括提携に向けて独占交渉を行うと発表した。サノフィは同提携により新薬開発の効率をアップ、エボテックは創薬支援サービスを強化する意向だ。来年上半期の成約を見込む。 サノフ

バイエル―R&D投資を大幅拡大―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は2日、製薬と農業科学部門の研究開発(R&D)投資額を来年、大幅に引き上げると発表した。具体額は明らかにしていないものの、増加幅は内部成長ベースの売上の伸び率を上回る

サンゴバン―建設化学大手シーカの議決権取得へ―

建材大手の仏サンゴバン(クールブヴォア)は8日、スイスの建設化学大手シーカの株式16.1%を創業家で筆頭株主のブルクハルト家から譲り受けることで合意したと発表した。同16.1%はシーカの議決権の52.4%に当たるため、取

ルフトハンザ―LCCを拡充、長距離でも導入へ―

ルフトハンザドイツ航空(フランクフルト)は3日の監査役会で、格安航空(LCC)事業の強化方針を承認した。2015年末からLCC事業を「ユーロウイングス」ブランドで展開するとともに、長距離路線にもLCCを拡大する。ルフトハ

ドイツ鉄道

ドイツ鉄道(DB)は3日、長距離鉄道分野の投資額を拡大すると発表した。運行遅延を減らすほか、トイレや自動販売機が故障した場合は速やかに修理するようにする考えで、2015年から3年間の予算を2億ユーロ引き上げる。

乗用車新車登録3カ月ぶりに減少、11月は-1.8%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日ホームページで公開した2014年11月の乗用車新車登録台数は25万82台となり、前年同月を1.8%下回った。減少は3カ月ぶり。同国ではマイカー需要が低迷しており、新車に占める同割合は32.

独半導体市場が今年7%拡大、自動車向けがけん引

独電気電子工業会(ZVEI)は4日、ドイツの半導体市場規模が今年は前年比7.2%増の113億ユーロとなり、金融・経済危機前の2007年の水準を初めて大きく上回るとの見通しを明らかにした。けん引車となるのは全体の43%を占

ADACが組織を抜本改革、営利事業を株式会社に移管

自動車ドライバーの会員制サポート組織である全ドイツ自動車クラブ(ADAC)は6日ミュンヘンで臨時総会を開き、組織改革案を承認した。ADACは一連のスキャンダルを受けて信用が低下しており、今回の改革により組織の透明性高める

電子制御を一元化、新アーキテクチャー搭載EVを公開

車両の電子制御を一元化するアーキテクチャーを搭載した電気自動車(EV)を、電機大手のシーメンスと電気自動車(EV)メーカーのストリートスクーターが3日、ミュンヘンにあるシーメンスの研究センターで公開した。同アーキテクチャ

独化学業界、来年は売上成長率1.5%見込む

独化学工業会(VCI)は8日、独業界(製薬を含む)の2015年の売上高が前年比1.5%増の1,965億ユーロに拡大するとの予測を発表した。全体の7割を占める欧州が不振で、小幅な伸びにとどまる。製薬を除くと成長率は1.0%

ドイツ鉄道がインフラ改修、運行遅延が不可避に

ドイツ鉄道(DB)は8日、大規模なインフラ整備計画を発表した。連邦政府と共同で2015~19年の5年間に総額280億ユーロを拠出。レールや橋を改修する。これに伴いダイヤの運行に大きな支障が出る見通しだ。 今後5年間でレー

エアバスに立ち入り捜査、収賄容疑で

エアバス・グループの独軍需子会社エアバス・ディフェンス・アンド・スペースを対象にミュンヘン検察当局が10月、贈賄容疑で立ち入り調査を実施していたことが分かった。『南ドイツ新聞』が3日報じ、エアバスと同検察当局が追認した。

フォークリフトのユングハインリッヒがMDAXに昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所はDAXに次ぐドイツの株価指数であるMDAXの銘柄を4日付で入れ替えた。これまでMDAXに採用されていた有料テレビ大手スカイ・ドイチュラントがスカイ・ジャーマン・ホールディン

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