環境・通信・その他

EU15カ国、京都議定書の目標達成確実に

欧州委員会は24日、京都議定書に基づく温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた進捗状況に関する年次報告書を公表した。これによると、EU内では2004年以降、11年まで一貫して温室効果ガス排出量が減少傾向をたどっており、27 […]

ネット賭博に関する行動計画を発表、共通規制導入は見送り

欧州委員会は23日、インターネット賭博の健全な運営に向けた行動計画を発表した。ネット賭博に対する共通規制の導入を当面は見送る方針を示す一方で、消費者保護と不正行為の防止に加盟国が協調して取り組むよう求めている。 \ ネッ

ロシュが副作用の報告義務違反か、欧州医薬品庁が調査開始

欧州医薬品庁(EMA)は22日、スイス製薬大手のロシュが同社の医薬品の副作用に関する報告を怠った疑惑が浮上している問題について、調査を開始すると発表した。調査で違反が確認されれば、同社は巨額の制裁を科されることになる。

リトアニア国民投票、原発にノー

リトアニアで14日、原子力発電所建設計画の是非を問う国民投票が行われ、原発推進に反対する人が過半数を超えた。これにより原発計画は修正される可能性が出てきた。 \ 16日朝の選管発表によると、反対票が64.81%と賛成の3

EU、グーグルにプライバシー指針の改善要請

EU加盟27カ国のデータ保護当局は16日、米インターネット検索大手グーグルが3月に導入した個人情報の取扱いに関する新たな指針について、プライバシー保護の観点から問題があるとして、同社に改善するよう連名で要請した。 \ グ

遺伝資源合法的利用の規則案発表、「名古屋議定書」に対応

欧州委員会は4日、新薬開発などの目的で地域固有の遺伝資源(生物資源)を原産国から無許可で持ち出し、利益を独占する「バイオ・パイラシー」を防止するための規則案を発表した。国連の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

GMトウモロコシの発がん性懸念、EFSAは疑問視

欧州食品安全機関(EFSA)は4日、フランスの研究チームが先に公表した遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「NK603」と発がん性の関連を指摘する論文について、実験方法やデータ分析に不適切な点があり、「科学的妥当性に欠ける

航空ストも旅客補償の対象、欧州裁が判決

欧州司法裁判所は4日、航空会社はストライキのため予定便に搭乗できなかった旅客にも補償しなければならないとする判決を下した。航空会社の旅客への補償を定めたEUのルールは、ストによる欠航、運航遅延を補償対象として明示していな

EUの風力発電容量が100GW突破、原発39基分に相当

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は9月26日、EU内の風力発電容量がこのほど100ギガワット(GW)を超えたと発表した。同容量が100GW台に達したのは世界で初めて。 \ EWEAによると、100GWの発電容量は原子力

EU内の大気汚染、都市住民の9割に影響

欧州環境庁(EEA)は9月24日、EU域内では大気汚染が改善しているものの、大気中に浮遊する粒子状物質の濃度は世界保健機関(WHO)の基準を依然として上回っており、都市部を中心に住民の健康リスクは高いとする報告書を公表し

次期の排出枠オークション、独皮切りにスタート

欧州委員会は9月28日、EU排出量取引制度(EU-ETS)第3期間(2013-20年)から本格導入されるオークション方式による排出枠の有償配分に関連して、12年に前倒しで実施するオークションの実施スケジュールを発表した。

医療機器の規制強化へ、豊胸材の問題受け

欧州委員会は9月26日、医療機器に対する規制を強化する方針を明らかにした。仏企業が製造したシリコン豊胸材をめぐる問題を受け、医療機器関連の2つの指令を規則に格上げし、安全性の確保を図る。 \ シリコン豊胸バッグ分野で世界

オーストリアが「E10」ガソリン導入凍結、EUの政策見直しで

オーストリア政府は17日、バイオエタノールを10%混合した「E10」ガソリンの導入を凍結すると発表した。EUのバイオ燃料政策が不透明となってきたためで、10月に予定していた導入を中止し、EUの方針が固まるまで様子を見守る

花粉はハチミツの「成分」にあらず、欧州委が法改正を提案

欧州委員会は21日、ハチミツに含まれる花粉はハチの活動によって混入する「天然の組成分」であり、ハチミツを構成する「成分」ではないとの見解を示し、2001年に制定されたハチミツの製造・販売に関するEU指令を改正する方針を明

排出枠入札の一部延期計画、法改正に向け9月に作業部会

欧州委員会は先月、二酸化炭素(CO2)排出権の供給過剰による排出権価格の下落に対応するため、排出量取引制度(EU-ETS)で2013年以降に実施される排出枠の入札を一部延期する計画を打ち出したが、EU加盟国は9月に作業部

仏がロマ移民の就労制限緩和、欧州委は決定の即時実行を要求

フランス政府は22日、国内に居住する少数民族ロマに対する就労制限を緩和する方針を打ち出した。フランスではサルコジ前大統領が犯罪対策の一環として、ロマの違法滞在者に対する取り締まりを強化。5月に発足したオランド政権下でも今

EUもたばこパッケージ統一を検討、今秋に規制強化策を提案へ

欧州委員会の報道官は16日、EU域内でたばこ製品のパッケージデザインを統一し、ブランドロゴや宣伝文句の表示を禁止する方向で検討を行っていることを明らかにした。欧州委はたばこの販売および広告に関する規制の見直しを進めており

廃家電回収の新ルール、13日に発効

EU内の製造業者に廃家電の回収・リサイクルを義務づけた「使用済み電子・電気製品に関する指令(WEEE指令)」の新ルールが13日に発効した。加盟国は2019年以降、国内で販売された電子・電気製品の総重量に対して年間65%の

排出量取引第3期の無償割当計画、全加盟国が欧州委に提出

欧州委員会は9日、すべての加盟国からEU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)で規制対象となる施設のリストと、ベンチマーク方式に基づく排出枠の無償割当に関する実施計画が提出されたことを明らかにした。

欧州委が省エネ建築普及戦略を発表、投資環境整備が柱に

欧州委員会は7月31日、 経済と環境の両面で大きなメリットが見込める低エネルギー消費型建築物の普及促進に向けた施策の方向性を発表した。6月のEU首脳会議で合意した「成長・雇用協定」に基づく融資や優遇税制などの政策を動員し

EUでの模倣品押収15%増、7割が中国製

欧州委員会が24日公表した税関における知的財産権の執行に関する年次報告書によると、2011年に域内の税関が押収した模倣品や海賊版は1億1,500万件に上り、前年の1億300万件から15%増加した。押収品総額は10年の11

深海漁業の規制強化、欧州委が提案

欧州委員会は19日、大西洋北東海域での深海漁業の規制強化を提案した。水深4,000メートル以上に生息する深海魚種の混獲を避け、生態系の持続可能性を維持する同時に、保護に必要となるデータの収集を促すのが規制の主な目的だ。

洋上風力発電の新設、上期は1.5倍に拡大

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は18日、2012年1-6月にEU域内で新規設置(送電網に接続)された洋上風力発電設備の容量が523.2メガワット(MW)となり、前年同期の1.5倍に拡大したと発表した。設置されたタービ

20年までの排ガス規制案を発表、乗用車は3割削減

欧州委員会は11日、乗用車と軽商用車の二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに現在の水準と比べてそれぞれ約30%、20%削減することを義務づける新たな規制案を発表した。EUはすでに15年までの削減目標を定めた排ガス規

欧州委、回線使用料の強制引き下げ見送り

欧州委員会は12日、EUレベルで高速インターネットの普及拡大を図るための規制の方向性を打ち出した。大手通信会社に光ファイバー網への投資を促すため、当初は中小の回線事業者などに電話回線を提供する際の料金を強制的に引き下げる

新車の事故通報システム搭載、15年に義務化を=欧州議会

欧州議会は3日の本会議で、EU域内で販売される新車に自動車事故を自動的に通報する「eコール」と呼ばれるシステムを搭載することを2015年から義務付ける決議案を採択した。 \ eコールは、事故が起きると車内に装備された発信

電力会社への無償排出枠、チェコなど3カ国の申請認可

欧州委員会は6日、EU排出量取引制度(EU-ETS)で2013年から導入されるオークション方式による排出枠の配分に関連して、ブルガリア、チェコ、ルーマニアから申請のあった発電部門に対する例外措置を認める決定を下した。3カ

上部へスクロール