欧州中銀が利上げ示唆、インフレ警戒で来月にも
欧州中央銀行(ECB)が来月にも利上げに踏み切る可能性が濃厚となってきた。ECBは3日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めたが、トリシェ総裁は理事会後 […]
欧州中央銀行(ECB)が来月にも利上げに踏み切る可能性が濃厚となってきた。ECBは3日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めたが、トリシェ総裁は理事会後 […]
EU各国の銀行監督当局を統括する欧州銀行監督機構(EBA)は3日、今月4日から域内の銀行に対するストレステスト(健全性審査)を開始し、6月に結果を公表すると発表した。 \ EBAによると、テストでは各国の経済成長が予想を
欧州中央銀行(ECB)は21日、前週(14~18日)のユーロ圏国債の買い取り額が総額7億1,000万ユーロに上ったことを明らかにした。ECBは1月最終週から、ユーロ圏の信用不安が沈静化に向かっていることを受けて国債買い取
欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)は21日、EUが今年上期に実施する域内銀行の健全性審査(ストレステスト)の審査基準を3月2日に発表する予定であることを明らかにした。 \ EUは信用不安対策の一環として、
ユーロ圏17カ国は14日に開いた財務相会合で、2013年にEU版の国際通貨基金(IMF)として常設される「欧州安定メカニズム(ESM)」について、ユーロ圏諸国の負担による融資枠を5,000億ユーロとすることで合意した。財
10日の欧州国債市場でポルトガル国債の利回りが急上昇し、欧州中央銀行(ECB)が買い支えのため市場介入する事態に追い込まれた。EUによるユーロ圏信用不安問題への対策強化が遅れていることなどで、投資家が財政難に直面するポル
EUと国際通貨基金(IMF)は11日、ギリシャによる財政再建計画の進捗状況を概ね評価する声明を発表した。これにより第4弾の融資150億ユーロの実行が確実となった。同融資はユーロ圏財務相理事会、IMF理事会の正式承認を経て
EU27カ国は4日にブリュッセルで開いた臨時首脳会議で、ユーロ圏の包括的な信用不安対策について協議し、総額4,400億ユーロの「欧州金融安定基金(EFSF)」を拡充することで原則合意した。詳細は3月24-25日の首脳会議
欧州中央銀行(ECB)は3日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは21カ月連続。物価は急上昇しているが、トリシェ総裁は現行金利水準を「
欧州中央銀行(ECB)は1月31日、前週(24~28日)にユーロ圏国債の買い取りを行わなかったことを明らかにした。ユーロ圏の信用不安がこのところ沈静化に向かっていることを受けたもの。ECBによる国債買い取りが見送られたの
欧州議会は3日の本会議で、金融監督制度改革の一環として今年1月に発足した3つの監督機関のトップ人事を賛成多数で承認した。近く3機関の事務局長も選出される見通しとなっており、金融危機の再発防止に向け、EUレベルで銀行・証券
ギリシャなど財政難に陥っているユーロ参加国による国債買戻しを“ユーロ防衛基金”で支援する案が浮上している。欧州委員会が28日明らかにした。ギリシャなどの債務負担を減らし、信用回復につなげるのが狙い。EU加盟国は2月4日に
財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う“ユーロ防衛基金”の中核である「欧州金融安定基金(EFSF)」が25日、アイルランド支援の資金調達に向けた第1弾の起債として、50億ユーロの債券を発行した。高い格付けを背景
ユーロ圏17カ国は17日にブリュッセルで開いた財務相会合で、財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う「ユーロ防衛基金」の拡充が必要との見解で一致したものの、具体策の決定は見送った。3月のEU首脳会議までに調整を図
欧州中央銀行(ECB)は17日、前週(10~14日)のユーロ圏国債の買い取り額が総額23億1,300万ユーロに達したことを明らかにした。前の週(3~7日)の1億1,300万ユーロを大きく上回り、1週間の買い取り額としては
ポーランド中央銀行は19日の金融政策理事会で、最重要政策金利の市場介入金利を現行の3.5%から0.25ポイント引き上げ、3.75%とすることを決めた。同中銀は景気減速に応じて2009年6月から金利を過去最低水準としてきた
ポルトガル、スペインが13日までに相次いで長期国債の入札を実施した。いずれも投資家の需要が旺盛で、予定上限額の調達に成功した。財政難に直面する両国が今年初めて実施した長期債発行が順調に消化できたことで、ユーロ圏の信用不安
日本の野田佳彦財務相は11日、閣議後の記者会見で、財政危機に陥っているアイルランドを支援する資金を調達するためEUが近く実施する起債に日本政府が協力する意向を表明した。ユーロ参加国による支援の枠組みである「欧州金融安定基
欧州中央銀行(ECB)は13日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。ユーロ圏のインフレ率は許容水準を超えているが、景気の先行きがなお不透明なことから
今月1日に発足したEUの銀行監督機関「欧州銀行監督機構(EBA)」は13日、今年上半期に域内の銀行に対する2回目の健全性審査(ストレステスト)を実施すると発表した。結果は今年半ばに公表される。昨夏の初回テストでは審査対象
EUで1月から新たな金融監督制度がスタートした。金融危機の再発防止に向けたもので、国境を越えて銀行・保険・証券の各セクターを横断的に監視する3つの監督機関と、金融システム全体のリスクを監視する「欧州システミック理事会(E
欧州委員会は6日、域内の銀行を対象とする危機管理の枠組みの一環として、経営が悪化した銀行の破綻・清算処理にあたり、すべての債券保有者に損失を負担させる仕組みを導入する方針を打ち出した。先の金融危機で銀行救済に巨額の公的資
欧州委員会は12月21日、財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う“ユーロ防衛基金”が、アイルランド支援に必要な資金を調達するため、1月から起債を開始すると発表した。2011、12年の2年間で最大500億ユーロの
EU27カ国は16、17日にブリュッセルで開いた首脳会議で、財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う恒久的な制度を設けることで正式合意した。2013年6月に創設する。正式名称が「欧州安定メカニズム(ESM)」とな
欧州中央銀行(ECB)は16日開いた政策理事会で、自己資本を現在の57億6,000万ユーロから107億6,000万ユーロに倍増することを決めた。5月に開始したユーロ圏国債の買い取りが拡大していることを受けたもの。増資は1
スロバキアのシュリーク国会議長が、ユーロ圏の信用不安問題を受けて、同国はユーロ脱退を検討するべきとの考えを表明し、波紋を広げている。同議長は13日付の地元紙に掲載された寄稿で、ギリシャなどの財政危機でユーロの信用が揺らい
スウェーデン中央銀行は15日、政策金利を現行の1.0%から0.25ポイント引き上げ、1.25%にすると発表した。利上げは7月から4回目。景気の急回復を受けて、低金利政策からの脱却を強めている。 \ スウェーデン経済は7-
EU加盟国は7日にブリュッセルで開いた財務相理事会で、信用不安に陥っているアイルランドに国際通貨基金(IMF)と共同で総額850億ユーロの緊急融資を実施することを正式決定した。一方、アイルランド支援に投入される総額7,5
欧州委員会は8日、金融商品市場指令(MiFID)の全面的な改革の一環として、金融取引や商品取引の規制を強化する一連の方針を明らかにした。EU規則に違反した金融機関に対する制裁の域内での統合・強化を進めるほか、商品取引をは
欧州中央銀行(ECB)は2日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、金融市場に資金を無制限供給する措置の延長を決めた。アイルランドなどの信用不安で市場が動揺していることを受けたもの。トリシェ総裁は前月、景気は基本的に回
欧州委員会は1日、EU域内の銀行に対する国家補助の枠組みを定めた金融支援策について、認可条件を厳格化したうえで2011年末まで適用を延長する方針を発表した。米国発の金融危機から2年が経過し、欧州委は金融政策の正常化に向け
欧州委員会はアイルランドの財政・金融危機を受けて、EU域内の銀行を対象とするストレステスト(健全性審査)に流動性の基準を盛り込む方向で検討を進めているもようだ。複数のメディアがEU関係者の話として報じた。欧州委は欧州銀行
EUと国際通貨基金(IMF)が財政危機に直面するギリシャに第3弾の融資を実施することが確実になった。欧州委員会とIMF、欧州中央銀行(ECB)が23日、ギリシャの財政再建が「概ね軌道に乗っている」と評価したため。ユーロ圏
ギリシャを震源地とした欧州の信用不安が再燃し始めた。ギリシャと同じく財政危機が深刻なアイルランド、ポルトガルで国債利回りが急上昇しているためで、両国がギリシャに続いてEUや国際通貨基金(IMF)に金融支援を求める事態に追
欧州中央銀行(ECB)は4日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは18カ月連続。一方、トリシェ総裁は金融危機対策で導入
欧州委員会は1日、リーマンショックに端を発した金融危機で大きな打撃を受けたルーマニアへの追加金融支援の実施に前向きの方針を示した。一定の条件が満たされれば、第4弾として12億ユーロの融資を実行する予定だ。 \ EUは昨年
欧州委員会は5日、格付け会社に対する規制を強化する方針を発表した。各国政府が発行するソブリン債(国債や政府機関債)の格付けを変更する際、3日前までに各国政府への通知を義務づけることなどを提案している。EUでは金融危機を受
EU加盟国は10月28日にブリュッセルで開いた首脳会議で、財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う恒久的な制度を設けることで合意した。ギリシャ危機の再発防止に向け、セーフティネットの確立が必要と判断したもので、2
スウェーデン中央銀行は10月26日、政策金利を現行の0.75%から0.25ポイント引き上げ、1.0%にすると発表した。利上げは7月以降3度目で2カ月連続。景気回復に伴う消費者物価の上昇を見込み、追加利上げに踏み切った。
EU加盟国、欧州議会、欧州委員会の3者は10月26日にブリュッセルで会合を開き、ヘッジファンドや未公開株式を投資対象とするプライベート・エクイティ・ファンド対する規制案を承認した。EU域外に籍を置くファンドの扱いをめぐり
EU加盟国は19日、ルクセンブルクで開いた財務相理事会で、ヘッジファンドなど投資ファンドに対する規制案の内容で合意した。EU加盟国のうち1カ国で認可を取得すれば、域内全域で活動することができる「パスポート制度」を導入し、
欧州委員会は20日、域内の銀行を対象とするEU共通の危機管理の枠組みを構築する方針を発表した。金融当局が早い段階で経営不振に陥った銀行の経営に介入できる仕組みを整え、再建が不可能な場合は金融システム全体に影響が及ばないよ
欧州委員会は13日、金融危機の再発防止に向けた規制改革の一環として、域内の企業に対する法定監査の見直しに着手した。大手会計事務所による寡占状態が財務情報に対する信頼性の低下を招いているとの分析に基づき、監査業務における競
EU加盟国は13日、ブリュッセルで大使級会合を開き、ヘッジファンドなど投資ファンドに対する規制案について協議したが、EU域外の第3国に籍を置くファンドの扱いをめぐって英国などとフランスの対立を解消することができず、合意を
EUが金融危機再発防止策の一環として、自己資本規制を守らない銀行を当局の管理下に置くことを定めた新ルールの導入を検討している。ブルームバーグが12日報じたもので、欧州委員会は近く正式提案するもようだ。 \ ブルームバーグ
欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは17カ月連続で大方の予想通り。 \ トリシェ総裁は理事会後の記者会見
欧州委員会は7日、EU内の金融機関の利益、報酬に課税する「金融活動税(Financial Activities Tax=FAT)」を導入する構想を提案した。すでにEUではトービン税と呼ばれる国際金融取引税(Financi
EU加盟国は9月30日の財務相理事会で、域内の銀行に対するストレステスト(健全性審査)を定期的に実施し、結果をすべて公表することで合意した。今夏に実施されたストレステストでは「不合格」となった銀行が91行中、7行にとどま
ドイツのメルケル首相は9月28日、ドイツ産業連盟(BDI)で行った講演で、財政危機に陥ったユーロ参加国に緊急金融支援を行う制度の運用延長に反対する意向を表明した。“救済”の延長は赤字が膨らんでいる国々が財政再建を怠りかね
欧州議会は22日の本会議で、金融危機の再発防止に向けた金融監督制度改革法案を賛成多数で可決した。国境を越えて銀行・保険・証券の各セクターを横断的に監視する3つの監督機関と、金融システム全体のリスクを監視する「欧州システミ