環境・通信・その他

通信網開放順守に向けた対応強化、欧州委が作業開始

欧州委員会は3日、EU域内の大手通信会社に固定電話およびブロードバンド通信網の開放を義務付けたEUルールについて、完全な順守に向けた規制のあり方を検討する作業に着手したと発表した。各国で通信網を所有・運営する大手通信会社 […]

EUがアルバニアに検察官を派遣、コソボ臓器密売疑惑問題で

1990年代末のコソボ紛争時に、捕虜の臓器が組織的に売買されていた疑いが浮上している問題で、EUコソボ派遣団のマルナック代表は5日、調査のため近くアルバニアに検察官を派遣する考えを明らかにした。 \ この問題は、2008

航空会社への排出枠割り当て発表、無償は8割に

欧州委員会は9月26日、2012年から航空業界に排出量取引制度(EU-ETS)への参加を義務付ける計画について、対象となる航空会社に12年は排出枠の85%、13-20年は82%を無償で割り当てる方針を発表した。残る排出枠

航空会社の排出規制、業界コストは11億ユーロ

金融情報サービス大手トムソン・ロイターのエネルギー・環境市場関連情報サービス部門ポイントカーボンは19日公表したリポートで、2012年から航空部門がEUの排出量取引制度(EU-ETS)に組み込まれた場合、業界全体で約11

ロシュやグラクソの抗肥満薬、EMAが肝障害との因果関係調査

欧州医薬品庁(EMA)は22日、抗肥満薬のオルリスタット(Orlistat)と肝障害の因果関係について詳細調査を開始すると発表した。オルリスタットを服用した患者の中で、ごく少数ながら急性肝不全など重篤な肝障害を起こすケー

EUでアンドロイド躍進、スマホOSでアップル抜く

EUでグーグルのスマートフォン(以下:スマホ)向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の普及が急拡大している。デジタル市場関連の調査会社コムスコアが13日公表した報告書によると、アンドロイドの人気は昨年以降に急上昇しており

精神・神経疾患の患者、欧州市民の約4割に

欧州神経精神薬理学会(ENCP)はこのほど発表した報告書で、EU加盟国およびスイス、アイスランド、ノルウェーでは、精神・神経疾患を患う人が全体の約38%に当たる1億6,500万人余りに上ることを明らかにした。 \ ENC

ネット上の未成年保護強化、欧州委が加盟国に要請

欧州委員会は13日、インターネット上における未成年者の保護が不十分として、EU加盟27カ国に対策の強化を要請した。すでに対策が講じられている分野においても、各国間の規制基準などにばらつきがあることから、統一に向けた調整を

交通事故自動通報システム、2015年に新車搭載義務化

欧州委員会は8日、EU域内で販売される新車を対象に、自動車事故を車載の発信装置が感知し、自動的に通報する「eコール」と呼ばれるシステムの搭載を2015年までに義務付けると発表した。 \ eコールは事故が起きると車内に装備

サムスンのタブレット端末、独地裁が国内販売差止を最終決定

韓国サムスン電子のタブレット端末が「iPad」に酷似しており意匠権を侵害しているとして米アップルが欧州での販売差し止めを求めていた裁判で、ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所は9日、サムスンに対して「ギャラクシータブ10.

航空機騒音規制、加盟国による上限設定可能=欧州裁

航空機の騒音規制をめぐりベルギーのブリュッセル首都圏政府と航空会社が争っている問題で、欧州司法裁判所は8日、空港付近の市街地の上空を飛行する航空機について、加盟国が騒音の上限値を設定することができるとの判断を示した。 \

独の再生可能エネルギー電力比率、20%超える

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は8月29日、2011年上半期の再生可能エネルギー発電量(暫定値)が573億キロワット時(kWh)となり、前年同期の504億kWhから13.7%増加したと発表した。太陽光発電が急増し

スウェーデンがオオカミ猟中止、EUの法的措置を回避

スウェーデン環境保護局はこのほど、昨年から5年間に限って認めるとしていた同国内での冬季のオオカミ猟を来年以降は中止すると発表した。EUによる法的措置を回避するため。 \ スウェーデン議会は2009年10月、野生のオオカミ

ATMなどの利便性向上、EU予算で実証試験実施へ

欧州委員会は8月30日、ATM(現金自動預払機)や自動券売機をはじめとするセルフサービス端末のアクセシビリティ向上を目的とするEUのプロジェクト「APSIS4all」に341万ユーロを投じ、今秋からスペインとドイツで2件

サムスン製スマホの販売、オランダが差し止め

オランダのハーグ地方裁判所は24日、韓国サムスン電子のスマートフォンが米アップルの特許を侵害しているなどとして、10月中旬以降にサムスン製品3機種の販売を差し止める仮処分決定を下した。裁判所はアップルの特許が有効な他のE

「HFC-23」排出量、EUデータの2倍=スイス研究所

西欧諸国では強力な温室効果ガス「HFC-23」の排出レベルが、各国政府から提出されたデータを基に欧州委員会がまとめた統計値のおよそ2倍に上る可能性が出てきた。米国地球物理学連合(AGU)発行の学術誌「ジオフィジカル・リサ

EU内の風力発電、20年に3倍超に=業界団体予測

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど公表した最新リポートで、EU27カ国における風力発電の総発電量は2010年の182テラワット時(TWh)から2020年には3倍以上の581TWhに達し、域内の電力需要に占める風

サムスンのタブレット端末、独裁判所が販売差し止め

ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所は16日、米アップルに対する特許侵害で韓国サムスン電子のタブレット端末「ギャラクシータブ(GALAXY Tab)」最新モデルの欧州市場での販売差し止めを命じた今月9日の仮処分決定について

外国人配偶者のビザ発給条件を厳格化、デンマークで7月から

移民の急増を抑制する目的でデンマーク政府が義務付けている外国人(EU加盟国出身を除く)配偶者のビザ取得について、同国政府は7月から発給条件を再び厳格化した。昨年11月と今年1月に続く規則の改定により、外国人と結婚(事実婚

腸管出血性大腸菌の流行終息、独当局が宣言

今年5月からドイツを中心にEU内で感染が拡大した腸管出血性大腸菌O104の流行について、ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所(RKI)は7月26日、事態は終息したとの見解を明らかにした。発生からの死者数は52人に上り、感染

核廃棄物の管理計画策定が義務化、加盟国が指令承認

EU加盟国は19日のエネルギー担当相理事会で、欧州委員会が2010年11月にまとめた「放射性廃棄物および使用済み核燃料の管理に関する指令」を承認した。加盟各国は今後、原子力発電所や研究施設、病院などから出る放射性廃棄物の

バイオ燃料の認証スキームを承認

欧州委員会は19日、EU域内で使用されるバイオ燃料の持続可能性を証明する「自主的スキーム」を承認したと発表した。今回承認されたのは、「ISCC」「Bonsucro EU」「RTRS EU RED」「RSB EU RED」

EU-ETS第3期間の排出枠、12年に1.2億トン相当を有償割当

EU加盟国は13日開いた気候変動委員会で、EU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)における総排出枠のうち、1億2,000万トン相当の排出権について、2012年に前倒しでオークションによる有償割当を

船舶燃料の硫黄含有率、国際基準に沿って上限引き下げへ

欧州委員会は15日、船舶から排出される大気汚染物質に対する規制強化策を発表した。EU海域を航行する船舶が使用する燃料の硫黄含有率の上限を大幅に引き下げ、酸性雨による環境被害や呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす二酸化硫黄

温効ガス削減目標引き上げが暗礁、欧州議会は決議案否決

欧州議会は5日の本会議で、2020年を達成期限とするEUの温室効果ガス削減目標を条件付きで1990年比20%から30%に引き上げるとの決議案を否決した。欧州緑の党会派が提出した「30%削減」の決議案に対し、中道右派系会派

米航空業界がEUを提訴、CO2規制域外適用は「国際法違反」

EUが2012年1月からの導入を計画している航空業界に対する温室効果ガスの排出規制をめぐり、米国の航空会社が加盟する米航空輸送協会(ATA)は5日までに、EU司法裁判所に同措置の無効化を求めて提訴した。EUのルールを一方

O104拡大、感染源はエジプト産の豆か

欧州食品安全庁(EFSA)は5日、欧州で今年5月から感染が拡大している腸管出血性大腸菌O104の感染源について、エジプト産のマメ科の植物、「フェヌグリーク(コロハ)」の種子である可能性が高いとして、今年10月末までEU域

新車のCO2排出削減進む、2010年は3.7%減

欧州環境庁(EEA)は6月29日、2010年にEU域内で販売された新車(乗用車)の走行距離1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は140.3グラムと、前年と比べ3.7%減少したと発表した。 \ 減少幅は09年(

児童の性的虐待・ポルノ対策法案、欧州議会と閣僚理が合意

欧州議会、閣僚理事会、欧州委員会の3者は6月30日、児童の性的虐待や児童ポルノへの対策強化を目的とする指令案の内容で基本合意した。EU共通の罰則基準を定め、違法行為に対してより厳しい刑事罰を科すことを加盟国に求める内容で

温効ガス削減目標の引き上げ、ポーランド反対で合意できず

EU加盟国は21日に開いた環境相理事会で、温室効果ガス排出量の削減目標の引き上げに関する協議を行ったが、ポーランドが反対したため合意に達することができなかった。ポーランドは7月からEUの議長国となるが、同国の温室効果ガス

洗剤へのリン酸塩使用禁止へ、欧州議会環境委が法案可決

欧州議会の環境・公衆衛生・食品安全委員会は15日、家庭用の洗濯および自動食器洗い機用洗剤へのリン酸塩の使用を禁止する法案を賛成多数で可決した。欧州議会本会議の承認を経て、洗濯用洗剤は2013年1月から、自動食器洗い機用洗

大腸菌被害の野菜農家、EUが2億ユーロ補償

欧州委員会は14日、腸管出血性大腸菌O104の感染拡大の影響で損失を被ったEU域内の野菜農家に対し、2億1,000万ユーロの補償を行うことを正式決定した。 \ 補償対象となるのは5月26日以降に自主回収や出荷停止の措置が

仏のハムスター保護対策は不十分、欧州裁が欧州委支持

欧州司法裁判所はこのほど、野生動植物の生息地保全に関するEU指令で保護対象に指定されている仏アルザス地方のクロハラハムスターについて、フランス政府が十分な保護対策を講じていないとする判断を下した。 \ 1992年の生息地

航空会社のCO2排出規制、欧州委が業界の見直し要求拒否

温暖化対策の一環として2012年1月から新たに航空会社をEUの排出量取引制度(EU-ETS)に組み入れる計画をめぐり、航空業界と欧州委員会の攻防が激しさを増している。新ルールではEU内に乗り入れる域外の航空会社にも温室効

環境対策でトラックに新通行料、欧州議会が指令採択

欧州議会は7日の本会議で、EU域内の幹線道路を通行する大型商用車に対する課金ルールを定めた「ユーロビニエット指令」の改正案を賛成多数で可決した。トラック輸送の増加に伴う渋滞や環境の悪化に歯止めをかけることを目的として、大

大腸菌感染、原因はモヤシと特定

欧州でドイツを中心に腸管出血性大腸菌O104の感染が拡大している問題で、ドイツ保健当局は10日、同国北西部ニーダーザクセン州のビーネンビュッテルにある有機農場が生産したモヤシを感染源と特定し、同農場を閉鎖したと発表した。

EUがサイバー攻撃対策強化、専門チームが来年発足

欧州委員会は10日、EU内の情報通信システムをサイバー攻撃から守るための新たな対策として、EUの主要機関に所属するネットワークセキュリティの専門家で構成する「コンピューター緊急対応チーム(CERT)」準備室を設置したと発

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