EUにおける金融政策

ギリシャ金融支援問題、期限内に合意できず

ユーロ圏19カ国は24日にラトビアの首都リガで財務相会合を開き、ギリシャの金融支援問題について協議したが、支援延長の条件となる財政改革をめぐって折り合えず、合意の期限となっている4月末までに決着できないことが確実となった […]

欧州中銀、量的緩和を予定通り継続=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)は15日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏に適用される最重要政策金利を過去最低となる現行の0.05%に据え置くことを決めた。金利据え置きは6カ月連続。一方、ドラギ総裁は記者会見で、ユーロ参加国の国債

IMFがユーロ圏成長率を上方修正、15年は1.5%

国際通貨基金(IMF)は14日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の予想成長率を引き上げた。年内実施が確実視される米国の利上げでユーロ安・ドル高が進み、景気を押し上げると見込んでいるためで、15年の成長率を1.5

ECBの量的緩和、1カ月で525億ユーロの国債購入

欧州中央銀行(ECB)は7日、量的金融緩和を開始してから約1カ月間で買い入れたユーロ圏諸国の国債が総額525億2,000万ユーロに達したことを明らかにした。買い取り額は計画通りの規模となる。 ECBはデフレ回避策として3

ギリシャの財政改革めぐる調整難航、新協議での進展なし

EUのギリシャに対する金融支援をめぐる調整が難航している。ギリシャのチプラス首相とEU主要国の首脳らは19日夜から20日未明にかけて、支援延長の条件となっている同国の財政改革について協議したが、ギリシャ側が近日中に詳細な

スウェーデン中銀が追加利下げ、量的緩和も拡大

スウェーデン中央銀行は18日、政策金利のレポ金利を0.15ポイント引き下げ、過去最低のマイナス0.25%にすると発表した。通貨安を誘導し、物価を引き上げるのが目的。同時に国債を買い取る量的金融緩和の拡大も表明した。 スウ

ECB量的緩和の第1週、国債など97億ユーロ購入

欧州中央銀行(ECB)は16日、デフレ対策として開始した量的金融緩和で、第1週に買い入れた国債などの総額は97億5,100万ユーロだったと発表した。買い取りは月600億ユーロという想定額を下回るペースとなった。 ECBは

ギリシャ財政改革めぐる実務協議開始、調整は難航必至

ギリシャがEUによる金融支援延長の条件として実施する財政改革の詳細を詰める実務協議が11日、ブリュッセルのEU本部で開始された。ギリシャは4月末までに承認を取り付ける必要があるが、改革案をめぐるEUとの溝は大きく、協議は

EUの大型投資計画、加盟国が制度設計で合意

EU28カ国は10日に開いた財務相理事会で、欧州委員会が域内の景気浮揚策の柱として打ち出した大型投資計画の制度設計で合意した。これによって同計画は目標とする今夏の実施に向けて前進した。 この投資計画は、昨年11月に発足し

ECBが9日に量的緩和開始、景気見通しは引き上げ

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、キプロスで開いた定例政策理事会後の記者会見で、ユーロ参加国の国債などを買い取る量的金融緩和を9日に開始すると発表した。総額1兆1,000億ユーロに上る同措置の実施によって、消費者

ユーロ圏、ギリシャへの第3次支援を検討=スペイン経済相

スペインのデギンドス経済相が2日、ユーロ圏がギリシャに対する最大500億ユーロ規模の第3次支援を検討していると述べた。追加支援の可能性は以前から取り沙汰されていたが、閣僚レベルで公言したのは初めて。ギリシャはEUから現行

ユーロ圏、1月の民間向け融資0.1%減

欧州中央銀行(ECB)が2月26日発表した1月のマネーサプライ統計によると、ユーロ圏の民間向け銀行融資は前年同月比0.1%減となったが、昨年12月の0.5%減と比べると減少ペースが鈍化した。融資は2012年5月以降、前年

欧州委が「資本市場同盟」構想発表、企業の資金調達を支援

欧州委員会は18日、2019年までに域内の資本市場を統合し、企業が資金調達しやすい環境を整える「資本市場同盟」の構想を発表した。EU全体で資本市場を強化して、とくに中小企業への投資を促進し、経済の活性化と雇用創出につなげ

中小企業支援を先行実施、大型投資計画で=欧州委

欧州委員会は17日、EUが景気浮揚策の柱として打ち出した大型投資計画の第1弾として、中小企業向けの金融支援を夏前に開始すると発表した。同計画の法整備は7月に完了し、柱となる「欧州戦略投資基金(EFSI)」は9月に正式発足

ギリシャ支援4カ月延長で合意、とりあえず最悪の事態回避

ユーロ圏は20日にブリュッセルで開いた臨時財務相会合で、2月末に期限を迎えるEUのギリシャに対する金融支援を4カ月延長することで基本合意した。ギリシャが現行の金融支援の枠組みを原則的に踏襲し、財政改革などを推進することで

ECBがギリシャ国債の特例措置撤廃、反緊縮の新政権に圧力

欧州中央銀行(ECB)は4日、ギリシャの銀行への資金供給に際して、信用力が低いギリシャ国債を担保として受け入れる特例措置を11日に撤廃すると発表した。財政緊縮の放棄を掲げ、EUなどによる金融支援の枠組みの見直しを求める新

デンマーク中銀が追加利下げ、政策金利マイナス0.75%に

デンマーク中央銀行の国立銀行は5日、主要政策金利である譲渡性預金(CD)金利を0.25ポイント引き下げ、マイナス0.75%にすると発表した。通貨クローネが対ユーロで上昇するのを防ぐためで、今年に入って4度目の利下げとなる

ギリシャで緊縮反対派が政権獲得、ユーロ相場に影響なし

ギリシャの国政選挙で債権国などに対する債務削減要求と緊縮財政の中止を公約に掲げる急進左派連合(SYRIZA)がほぼ過半数の議席を獲得し、政権を握った。欧州連合(EU)などが財政支援の条件としている政策の廃棄を主張する同党

ギリシャ総選挙で反緊縮派が圧勝、欧州債務危機が再燃か

ギリシャで25日に実施された総選挙で、同国がEUなどに約束した財政緊縮策に反対する野党の急進左派連合(SYRIZA)が圧勝し、反緊縮派の政権が誕生することになった。これを受けてギリシャの財政再建が後退するのは必至で、欧州

欧州委の大型投資計画を首脳会議が承認、6月にも実施へ

EU加盟国は12月18日に開いた首脳会議で、景気浮揚に向けた総額3,150億ユーロの投資計画を承認した。同計画は欧州議会の承認を経て、2015年6月までに実施される見通しだ。 同投資計画は11月に発足した新欧州委員会が看

ECBの長期資金供給、2回目も需要低調

欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏のデフレ回避、景気対策として実施している新たな長期資金供給オペ(LTRO)の需要が低調だ。11日に行った2回目のオペでは306銀行が応札し、供給額は初回(9月)の826億ユーロから1,29

ECBが「来年初め」にも量的緩和実施、ドラギ総裁が表明

欧州中央銀行(ECB)は5日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を過去最低となる現行の0.05%に据え置くことを決めた。金利据え置きは3カ月連続。一方、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユ

独・仏政府、欧州委の大型投資計画を支持

ドイツとフランス政府は2日、ベルリン財務、経済相会談を行い、欧州委員会が発表した3,000億ユーロ規模の投資計画を支持することで合意した。景気浮揚策として同計画に期待するフランスが、ドイツの同意を取り付けた格好となる。

保険会社ストレステスト、不合格は8%

欧州保険年金監督機構(EIOPA)はこのほど、欧州の保険会社を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果を発表した。保険債務の準備金となる所要最小資本(MCR)が不足と判定されたのは全体の8%と低水準にとどまったが、よ

欧州委が仏・伊の予算案を問題視、制裁発動は見送り

欧州委員会は11月28日、ユーロ参加国の2015年予算案の最終審査結果を公表し、7カ国が「EUの財政規律に違反する恐れがある」との判断を示した。うちフランス、イタリア、ベルギーで大きな問題があると指摘したが、制裁発動は見

OECDがユーロ圏の低成長懸念、財政規律の緩和促す

経済協力開発機構(OECD)は11月25日に公表した最新の世界経済見通しで、ユーロ圏の景気回復がもたついていることについて、世界経済の成長の「大きなリスクになっている」と懸念を示し、EUが財政規律を柔軟に運用することなど

ECBの国債買い入れ秒読みか、ドラギ総裁が用意を明言

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は17日に開かれた欧州議会の公聴会で、景気浮揚と低インフレ対策として金融緩和を拡大することに前向きの意向を示し、国債買い入れの用意があることを明言した。これを受けてユーロ圏の主要市場では

ECBの担保付き債券購入、第1週は17億ユーロ

欧州中央銀行(ECB)は10月27日、景気刺激、デフレ回避対策として再開した担保付き債券(カバードボンド)購入について、第1週に総額17億400万ユーロを買い入れたと発表した。 ECBは9月、ユーロ圏の銀行が持つ融資債権

ユーロ圏の銀行、2期連続で融資基準緩和

欧州中央銀行(ECB)が10月29日公表した今年7~9月期の銀行貸出調査によると、企業・家計向けの融資基準を緩和したユーロ圏の銀行が、基準を引き締めた銀行を上回った。ユーロ圏では4~6月期に融資基準が7年ぶりに緩和に転じ

ユーロ圏の銀行検査、25行が資本不足で“不合格”

欧州中央銀行(ECB)は26日、ユーロ圏の主要130銀行を対象に実施した包括的な健全性検査の結果を公表した。資本不足で“不合格”となったのは25行で、資本不足額は計250億ユーロ。うちイタリアなど南欧を中心とする13行が

JPモルガンなど3行に制裁、金利不正操作などで

欧州委員会は21日、スイスフランの指標金利の不正操作と、フラン建て金融派生商品取引に絡むカルテルに関与したとして、米JPモルガン・チェース、スイスのUBS、クレディ・スイスの3行に対して総額9,400万ユーロの制裁金の支

IMFがユーロ圏成長率を下方修正、14年は0.8%に

国際通貨基金(IMF)は7日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2014年の予想成長率を0.8%とし、前回(7月)の1.1%から0.3ポイント下方修正した。需要の停滞、物価が上がりにくい状況が続いていることを受

銀行検査、26日に結果公表=ECB

欧州中央銀行(ECB)は10日、ユーロ圏の大手銀行を対象に実施している包括的な健全性検査の結果を26日に公表すると発表した。同検査はユーロ圏の銀行の監督をECBに一元化する制度が11月4日に正式始動するのに伴うもので、資

欧州委、証券化市場活性化へ新ルール発表

欧州委員会は10日、証券化市場の活性化に向けた新ルールを発表した。証券化商品の保有に関する資本要件や流動性バッファー基準の緩和を通じて市場の流動性を高め、長期的な資金調達を可能にしてEU経済の成長を促すのが狙い。 EU市

ECBが資産担保証券買い取りの詳細発表、購入規模は明示せず

欧州中央銀行(ECB)は2日、景気刺激、デフレ回避対策として9月に打ち出した資産担保証券(ABS)と担保付き債券(カバードボンド)の買い入れ計画の詳細を発表した。10月半ばから購入を開始する。ただ、買い入れ規模は不明で、

9月のユーロ圏PMI、9カ月ぶり低水準

英金融情報会社マークイットが23日発表した9月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)は、製造業とサービス業を合わせた総合指数(速報値)が52.3となり、前月の52.5から0.2ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続

ECBが追加利下げ決定、ABSなどの購入開始も

欧州中央銀行(ECB)は4日に開いた定例政策理事会で、追加金融緩和を決めた。ユーロ圏の景気停滞、デフレ懸念に対応するもので、ユーロ圏18カ国に適用される最重要政策金利を現行の0.15%から0.1ポイント引き下げ、過去最低

EUが対ロシア制裁を大幅強化、主要5行の域内資金調達禁止

EUは7月31日、対ロシア追加制裁の対象となる銀行のリストを発表した。ズベルバンク、VTBバンク、ガスプロムバンク、開発対外経済銀行(VEB)、ロスセリホズバンク(ロシア農業銀行)の政府系大手5行で、EU内の企業や個人は

EUが対ロシア制裁を大幅強化、主要5行の域内資金調達禁止

EUは7月31日、対ロシア追加制裁の対象となる銀行のリストを発表した。ズベルバンク、VTBバンク、ガスプロムバンク、開発対外経済銀行(VEB)、ロスセリホズバンク(ロシア農業銀行)の政府系大手5行で、EU内の企業や個人は

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