ドイツ経済ニュース無料記事

ベア自粛を政府が期待、賃金物価スパイラルを強く警戒

サプライチェーンのひっ迫やロシアのウクライナ侵攻、中国の厳格な新型コロナウイルス感染拡大防止策を背景とする物価高騰への対策が重要な政策課題として浮上している。ドイツではインフレで圧迫されている家計の包括的な支援策が1日付

カタールが24年にも独へのLNG供給開始、セネガルとは集中協議

ロシア産天然ガスへの高い依存からの脱却に向けたドイツ政府の取り組みが前進している。輸入先を拡大するための外交攻勢を積極展開。主要産出国のカタールから中期的に供給を受けることにメドを付けた。西アフリカのセネガルからも調達す

再生エネ拡大加速へ、エネルギー安保もにらみ法案を閣議了承

ドイツ政府は6日の閣議で、再生可能エネルギーの拡大加速に向けた一括法案を了承した。同法案はもともと炭素中立目標の実現に向けて作成されたものだが、ウクライナ戦争の勃発でロシア産化石燃料への高依存が持つリスクが露呈したことを

コロナ規制ほぼ解除、州代表の参院は法案批判もしぶしぶ承認

新型コロナウイルスの感染拡大防止策を大幅に緩和することを柱とする独政府与党の感染防止法改正案が連邦議会(下院)と州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)で18日、可決された。新型コロナ感染者数の記録更新が続くなかで規制

制裁の影響鮮明に、露事業凍結の企業相次ぐ

ロシアは2月24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。これを受けウクライナの経済活動は大幅に鈍化。欧米や日本は強力な対露制裁を発動し、これに反発するロシアも報復措置を打ち出している。戦争と制裁合戦の今後の展開と、経済活動

1日で25万人が感染、医療や物流中心に人手不足

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)が4日発表した新型コロナウイルスの前日の新規感染者数は24万8,838人となり、3日連続で過去最高を記録した。感染力の極めて高い変異株オミクロンが主流となったことで増加に歯止めがかからな

インフレ率の下げ幅小さく、1月は事前予測を上回る4.9%に

ドイツ連邦統計局が1月31日に発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で4.9%上昇した。上げ幅は1992年6月以来の高水準となった前月(5.3%)を下回ったものの、水準自体は依然とし極めて高く、エコノミストの

新変異株対策で飲食店規制強化、オミクロン感染8州で過半数に

ドイツのオーラフ・ショルツ首相と国内16州の首相は7日、新型コロナウイルス対策に関する協議をテレビ会議方式で実施した。感染力の極めて高い新変異株オミクロンに感染する人が国内で増えていることを受けたもの。迅速なワクチン接種

コロナ規制を一段と強化、接種完了者にも接触制限拡大

ドイツのオーラフ・ショルツ新首相と国内16州の首相は21日、新型コロナウイルス対策に関する協議をテレビ会議方式で実施した。従来株に比べ感染力の高い新変異株オミクロンに感染する人が国内で増えてきたことを受けたもので、遅くと

感染防止改正法案が成立、薬剤師などにワクチン接種資格

ドイツ連邦議会(下院)と連邦参議院(上院)は10日、感染防止改正法案を可決した。新型コロナウイルスの感染が極めて高い水準に達し、集中治療がひっ迫していることに対処することが狙い。改正法は12日付で施行されており、州はこれ

ワクチン接種義務化で国と州が合意、小売店にも2Gルール適用

ドイツのアンゲラ・メルケル首相とオーラフ・ショルツ次期首相、および国内16州の首相は2日のテレビ会議で、新型コロナウイルスの感染防止策を強化することで合意した。感染者が急増し、集中治療体制崩壊の可能性を排除できなくなって

政権協定が成立、新政権は12月9日までに樹立

次期政権を樹立予定の社会民主党(SPD)、緑の党、自由民主党(FDP)は11月24日、政権協定を発表した。3党はそれぞれが重視する政策分野で大臣ポストを獲得。政策内容面でも折り合いをつけた。政権協議中に悪化した新型コロナ

非接種者への圧力強化、職場・公共交通機関で陰性証明義務化

新型コロナウイルスワクチンの接種を受けない人への圧力をドイツ政府と州政府が強化する。新規感染者が急増し、地域によってはすでに集中治療病床が不足するなど、医療崩壊の懸念が強まっているためだ。連邦議会(下院)と州の代表からな

ブースター接種を全面解禁、新規感染者は2日連続で記録更新

ドイツのイェンス・シュパーン保健相と国内16州の保健相は5日の会議(GMK)で、新型コロナウイルス用ワクチンの接種完了者が全員、追加免疫(ブースター)接種を受けられるようにすることで合意した。国の予防接種常任委員会(ST

企業の現状判断がコロナ禍前の水準回復

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は10月28日に発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2021年の国内総生産(GDP)を夏期に発表した従来の実質3.0%から2.3%へと下方修正した。エネルギー価格の高騰や原材

社民など3党が来週本交渉入りも、CDUは党の刷新へ

ドイツの新政権樹立に向けた動きが大きく前進した。次期政権のキングメーカーとなった緑の党と自由民主党(FDP)は6日、第一党の社会民主党(SPD)と連立の予備交渉を行う方針をそれぞれ表明した。小さな政府を掲げるFDPは政策

デジタル化推進を経済界が次期政権に要求

次期政権の課題としてデジタル化の推進を挙げる企業が最も多いことが、ドイツ商工会議所連合会(DIHK)のアンケート調査で分かった。行政手続きの迅速化を求める声も強く、ペーター・アドリアン会長は「強力なデジタルインフラと迅速

コロナ「2Gルール」を大半の州が導入

飲食店の入店者やイベントの参加者を新型コロナウイルスワクチンの接種完了者などに制限する「2Gルール」を導入する州が増えている。これまでに国内16州のうち11州が導入したか導入を検討中だ。 ドイツではコロナ感染防止のための

ドイツが第4波突入、感染者数12倍に拡大

ロベルト・コッホ研究所(RKI)は19日、ドイツが新型コロナウイルス感染の第4波に突入したことを明らかにした。感染は人との接触が多くワクチン接種比率が低い比較的若い世代を中心に広がっている。 人口10万人当たりの直近7日

次期政権の温暖化対策、主導権確保に向け緑の党が布石

独緑の党が「気候保護緊急プログラム」を発表した。9月の連邦議会選挙後の政権入りをにらんだもので、過去最大規模の包括的な温暖化防止政策案を短期間で成立させ、自らの主導下で改革を実現することを狙っている。7月にドイツ西部を襲

コロナ対策が新たな段階に、接種進展で状況変化

ワクチン接種の進展を受けて、新型コロナウイルス対策が新たな段階を迎えようとしている。対策の前提が大きく変わってきているためだ。具体的には感染状況を判断するために重視するデータの見直し、集団免疫の実現に向けたワクチン接種率

デルタ株が感染防止策の焦点に、感染比はすでに推定50%以上

感染力が特に高い新型コロナウイルスのデルタ型変異株(インド株)が感染拡大防止対策の最大の焦点となっている。ドイツの新規感染者数は低水準で推移しているものの、ここ数日は底打ち傾向が出ており、増加に転じるのは時間の問題とみら

経済に本格回復の兆し、企業景況感は2年7カ月来の高水準に

ドイツ経済が明るさを増してきた。新型コロナ危機からの回復を支える柱はこれまで製造業に限られていたが、ここにきて小売・サービス業界を取り巻く環境が改善。労働市場も活性化していることから、成長エンジンはフル稼働状態に近づく見

マスク着用義務緩和か、ワクチンパスは運用開始

新型コロナウイルスの感染状況が一段と改善している。新規感染者数の減少とワクチン接種者の増加が手を携える形で進展。新型コロナウイルスの接種を証明するデジタルワクチンパスポートの運用も始まった。コロナ禍前の生活に戻る見通しは

与党CDUが州議選大勝、東部州で弱い緑の党は伸び悩み

独東部のザクセン・アンハルト州で6日、州議会選挙が実施され、国(連邦)と同州の最大与党であるキリスト教民主同盟(CDU)が大勝した。同党は3月のバーデン・ヴュルテンベルク、ラインラント・ファルツ州議選でともに大敗していた

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